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ケガの予防・対応

サッカーではケガがつきものです。トップクラスの選手は、チームドクターやトレーナーがいて、診断や治療を行ってくれますが、グラスルーツ・育成年代の選手は、チームドクターがいるわけではありません。ケガをしないための予防と、ケガをしてしまったときに、どのような対応をしたら良いのでしょうか。

ケガには、外傷と障害の2種類のケガがあることを知っていますか。

ケガとは、外傷と障害の2つに分類されます。外傷とは、一度に外から大きな力が加わって生じたケガで、骨折、捻挫や打撲、肉離れなどです。
障害は、軽い力が外から持続的に同じ部位にかかり生じたケガで、疲労骨折、関節炎や腱炎などがあります。外傷と障害では、その後の対応が異なるので、選手が身体の痛みを発症した(ケガをした)ときに、外傷なのか、障害なのか、しっかり判断することが重要です。

効果的な予防方法

効果的なウォーミングアップはケガの予防やコンディショニングに有効です。
スポーツで上手に体を動かすためには、体幹のバランストレーニングやハムストリングの筋力トレーニングが必要となります。なぜなら、ストップやターンの動作の時にバランスが悪くて、身体がグラグラしてしまうと膝や足関節などに負担がかかり、下肢の疲労性のケガ、捻挫や靱帯損傷を発症させる可能性が高くなると考えられているからです。

ケガをしにくい身体づくり

身体を効率よく動かす基礎的な能力が不十分であると、ケガの発生に影響を与えます。
筋の柔軟性、関節の可動性をベースとした身体の機能性を高めることも、育成年代におけるケガの予防に重要な要素となります。
http://webshop.jfa.jp/fs/jfagoods/gr5/gd11

ケガをした時の対応

サッカーによるケガは打撲や捻挫、肉離れそして骨折などがあります。どのような状況でケガをしたかをよく見ていると、どこの部位が怪我をしたのかを予想することができます。
ケガをし、痛みが強く動けない、あるいは動くと痛みが強くなるときは運動をやめましょう。そして以下のチェックをしましょう。
・腫れがないか
・変形していないか
・自分で動かせるかどうか
・血の巡りがよいか

次に以下の処置をします
RICE
・Resting安静:患部が動かないようにします
・Icing冷却:氷や流水で患部を冷やします(冷シップは冷たく感じますが、患部は冷えません)
・Compression 圧迫:痛んだ部位を圧迫しますが、腫れが強くどこが痛んでいるのかわからない場合はむやみにしなくとも良いです。
・Elevation挙上:患部を自分の心臓より高く上げて、腫れをひかせます。
このような処置をした後に、医療機関を受診してください。

FIFA11+

FIFA11+とは国際サッカー連盟医学委員会参加のFIFA Medeical Assessment and Research
Centre(F-MARC)が作成した外傷・障害予防のウォーミングアッププログラムです。
ウォーミングアップの一例として活用してください。
http://www.jfa.jp/medical/11plus.html

ケガを予防するためのウォーミングアップの工夫

http://www.jfa.jp/medical/column09.html

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

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