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Q&A

「小型充電式電池」って、どんな電池ですか?

いろいろな電池の中でも、繰り返し充電して使える電池のことで、電気製品や電動工具、電動アシスト自転車や、建物の非常灯、誘導灯や、防災装置などに使われている電池です。 小型充電式電池には、非常灯、誘導灯などに使われているニカド電池や、電動アシスト自転車、電動工具などに使われているニッケル水素電池、デジタルカメラやパソコンなどに使われているリチウムイオン電池があります。

小型充電式電池のリサイクルで、どんなものが再生されるんですか?

小型充電式電池を回収し、ニッケル、カドミウムや、コバルトなどの希少な金属の原料に再資源化処理し、その再生金属原料は再びニカド電池やステンレス材料、コバルト合金材料に使われています。JBRCの契約している運搬業者が、JBRCの契約しているリサイクラーに運び、再資源化処理を行い、それぞれの原材料として、材料メーカーに納められています。

一般消費者がリサイクルに協力するには?

主として電器店や、スーパー、ホームセンター、自転車店などの小売販売店や、自治体施設などの「排出協力店」にお持ち込みください。全国の協力拠点はJBRCホームページ『協力店・協力自治体検索』ページよりご覧いただけます。

事業者が小型充電式電池を廃棄するには?

ご希望の事業者の方は排出者としてJBRC排出者登録をしてください。新規排出者登録は、JBRCホームページの『新規排出者登録』からWeb申請が可能です。              

「リサイクラー」って、何ですか?

JBRCが小型充電式電池の再資源化処理を委託する再資源化処理事業者であり、5社と契約しています。再資源化処理の方法は異なりますが、小型充電式電池に含まれる希少な金属または金属化合物を取り出し再資源化を行っています。

どんな「分別」の仕方をされていますか。

回収した小型充電式電池は再資源化処理ため、まず電池の種類ごとに分別しています。小型充電式電池のリサイクルでは、充電できない使い切りの乾電池やボタン電池、カメラなどによく使われるリチウム電池は再資源化処理の障害となりますので、混入させないようご注意ください。

小型充電式電池はどのようなものに使われていますか?

JBRCには、多くの会員が加入しており、これらの会員会社が販売している製品は、非常に多種類です。小型充電式電池には、非常灯、誘導灯などに使われているニカド電池や、電動自転車、電動工具などに使われているニッケル水素電池、デジタルカメラやパソコンなどに使われているリチウムイオン電池があります。詳しくは、会員リストから、各々の会員ホームページをご覧ください。

「リサイクルマーク」って、どんなものですか?

「資源有効利用促進法」に基づき、小型充電式電池に表示が義務づけられた回収リサイクルを表すマークを意味しています。また、このマークは小型充電式電池の種別も表しており、分別回収リサイクルを容易にするためのものです。

「循環型社会」とは、どんなものですか?

資源の将来的な枯渇の可能性などの環境制約・資源制約に直面しており、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会を転換し、廃棄物の原材料としての再利用(リサイクル)、廃棄物の発生抑制(リデュース)ならびに廃棄物の部品などとしての再利用(リユース)を実現する社会を循環型社会と言います。

「3R」は、どんな意味なんですか?

循環型社会の基本となる3つのキーワードの頭文字を言います。
廃棄物の原材料としての再利用 リサイクル(Recycle)
廃棄物の発生抑制 リデュース(Reduce)
廃棄物の再利用 リユース(Reuse)

「指定表示製品」とは、どんな製品のことですか?

製品の中には、外見上識別が困難な類似の製品が存在し、これらが使用された後などに、分別されず混合された場合には再生資源として回収・利用することが困難となるため、分別回収をするための表示をすることが再生資源の資源的価値を最大限に引き出す上で、効果が大きいものがあります。具体的には

1.使用済み後などの排出量が多い製品であること、
2.その資源の有用性が高いこと、
3.回収体制が整備されており、識別を容易にする表示を付けること

によって分別回収が促進されることが期待できることなどを基準にして、政令で指定されたものをいいます。小型充電式電池はこれに該当するものです。

「指定再利用促進製品」は、どんなものですか?

指定再利用促進製品とは、政令で定められたもので、次のような要件を具備する必要があります。再生資源または再生部品として利用を促進することを可能とするため、

a)再生資源または再生部品として利用可能な材料や部品の選択などの工夫
b)取り外し容易な部品の取付け方法の採用などの工夫
c)部品の材質名の表示などの分別のための工夫

の配慮を求められた製品を指します。
また、資源の有効な利用を図る上で、特に必要な製品であることが求められており、

a)使用済みとなった後の排出量が多い製品であること。
b)有用な資源を含む製品であること。
c)後々の方策の実施により再生資源の利用が向上する効果が期待できること。

上記の特徴を有する製品で、小型充電式電池が使用されている多くの携帯用の電気機器製品が対象となっています。

「指定再資源化製品」とは、何ですか?

指定再資源化製品とは政令で定められており、その具体的な次のものを指定されています。

1. 技術的・経済的な観点
a)その再資源化を行う技術が存在し、これを利用することが可能なこと。
b)その製品にかかわる事業者により、自主回収・再資源化の費用を一定程度賄えることなど、自主回収・再資源化の体制の整備が経済的に可能な製品であること。

2. 政策的な必要性があること
a)事業者による自主的な回収・再資源化の取り組みだけでは十分な効果が上がらない製品であること。
b)高度な再資源化が必要であるため、市町村による再資源化が困難な製品であること。

小型充電式電池は指定再資源化製品の一つとして、回収・再資源化が義務付けられています。

「ニカド電池」とは?

小型充電式電池の1種類で、正式には密閉型ニッケル・カドミウム蓄電池と呼ばれ、通称ニカド電池と称されています。正極にニッケル酸化物、負極にカドミウム化合物を使用し、電解液には水酸化カリウムが使われています。形状は円筒形でマンガン乾電池と互換性のあるもの以外にも種々の直径と高さをもったものがあります。円筒形以外に偏平角形、ボタン形の形状のものがあります。
多くの用途の携帯機器の電源として使用されており、複数個を組み合わせたバック形状のものが携帯機器に内蔵されるのが一般的な使い方です。

「ニッケル水素電池」とは?

小型充電式電池の1種類で、正極にオキシ水酸化ニッケル、負極に水素吸蔵合金に貯蔵した水素が使われ、電解液には水酸化カリウムが使われています。形状は円筒形でマンガン乾電池と互換性のあるもの以外ににも種々の直径と高さをもったものがあります。円筒以外に偏平角形、ボタン形の形状のものがあります。多くの用途の携帯機器の電源として使用されており、複数個を組み合わせたパック形状のものが携帯機器に内蔵されるのが一般的な使い方です。

「リチウムイオン電池」とは?

正極にコバルト酸リチウムやマンガン酸リチウムなどのリチウム化合物を使用し、負極に黒鉛や炭素を使用し、電解液には有機系電解液を使用しています。正極のリチウム化合物からリチウムイオンが負極の炭素の層間を移動することから、リチウムイオン電池と呼ばれています。形状は円筒形、角形等があり、ニカド電池、ニッケル水素電池の1.2Vに対し、約3倍の3.7Vの出力電圧があるため、エネルギー密度が高く、携帯機器の小形化や軽量化が可能となり、近年最も成長が著しい電池です。主な用途はデジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、パソコン、PDAなどの電源に使われています。

「再生資源」は、どんなものですか?

使用済み物品などが有用なものがあって、原材料として利用できるもの、またはその可能性があるものと定義されており、小型充電式電池の場合は、ニカド電池の材料となる粗カドミウム、ステンレス製品の原料となる鉄・ニッケル滓、種々の合金等に利用されるコバルト、鉄、アルミニウム・銅などの混合滓を意味します。

「希少資源」は、どんなものですか?

地球上に存在するさまざまな資源のうち、産出量が少ないものを一般的に希少資源と称しています。例えば、金・銀・プラチナ、宝石類など鉱物資源を指すのが一般的ですが、小型充電式電池に使用されるニッケル、コバルト、カドミウムなども含まれています。

「資源有効利用促進法」は、どんな法律ですか?

平成3年(1991年)に制定された「再生資源の利用の促進に関する法律」(再生資源有効利用促進法)を抜本的に改正して「循環型経済システムの構築」の具体化を図るため、平成12年(2000年)6月成立、平成13年(2001年)4月に施行された法律が、「資源の有効な利用の促進に関する法律」(資源有効利用促進法)です。この法律には3つの特徴があります。

第一に「リデュース(Reduce:発生抑制)」、「リユース(Reuse:再使用)」、「リサイクル(Recycle:再資源化)」が必要であり、これを法律で求めています。
第二に、製品のライフスタイルの川上から川下まで幅広く段階をカバーしていることです。
第三に、「判断基準」を省令で定めており、事業者の自主的な取り組みで行う一般的な義務事項や基準を示し、事業者の自主性を尊重するという新しい規制手法が用いられています。