九州電力子会社・QTnetが力を入れる無人店舗の取り組みとは?
2月27日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに株式会社QTnet執行役員ビジネス営業本部長兼法人営業部長の安川寛昭さんと経営戦略本部経営企画部経営企画グループ兼DX推進室副長の宮田祐己さんをお迎えして、QTnetが力を入れる取り組みについてお話しいただいた。なお、今週もL is B代表・横井太輔氏が体調不良のため、L is Bの広報活動を行う島山氏が代理を務めた。
文化放送・松井佐祐里アナ「企業プロフィールをご紹介させて頂きます。QTnetは、1987年に設立された九州電力株式会社の100%出資子会社で、個人、法人向けのICTサービスを提供しています。個人向けではBBIQやQTmobileなどを通じた通信サービスの提供、自治体や法人向けではQT PROを通じた最適なネットワーク&ソリューションサービスを提供しています。これまで培ったサービス品質を更に追及するとともに、eスポーツやAIの分野など新たな事業にも積極的にチャレンジしています。まずは、DXに関して力を入れている取り組みについて教えてください」
QTnet執行役員ビジネス営業本部長兼法人営業部長・安川寛昭氏「企業や自治体へのDX化の支援です」
松井「詳しく教えてください」
安川「社外へのDXの取り組みという形で今、自治体向けのDX推進の支援のお手伝いをやっております。近年、佐賀県みやき町とDX推進の連携協定を締結いたしまして、自治体のDX推進に向けた課題の抽出ですとか対策、方向性の検討というところを一緒に行っています」
松井「DX、デジタル化の必要性を強く感じたことは何だったのですか?」
安川「コロナ禍で働き方が変わってきたと見ています。お客様でもデジタル化の遅れですとか、セキュリティ対策の不安という要望が非常に増えています。デジタル化、DXが企業の成長、発展のエンジンとなり得ると思いますので、当社も従来の提供サービスにとらわれず、お客様の課題解決につながる新たなサービスを十分に提供していきたいと考えております」
松井「QTnetでは、無人店舗に関する実証実験を行っているということですが、これはどんなものですか?」
QTnet経営戦略本部経営企画部経営企画グループ兼DX推進室副長・宮田祐己氏「無人店舗は九州工業大学と共同でスタートしたプロジェクトになります。画像による商品認識や完全キャッシュレスの実現など24時間365日無人で運営できる店舗となってます。商品の認識技術には少ない商品画像で高い判別精度を出すためのAIを九州工業大学とともに一から製作しています」
松井「商品を並べるだけで会計できるということですか?」
宮田「レジの所に購入したい商品を並べていただければ、いくらと出るようになっています」
島山「商品を重ねて置いたりするような、不正も見分けられたりするのですか?」
宮田「重ねて置くなどして商品が認識できない状態で置かれる場合は、置き直しを促すような処理を入れています。またAIによる顔認識技術で入退店を管理しておりまして、そもそも不正をされにくいような環境を構築しています」
島山「すごいですね。未来の話だったことがこんなに現実になっているのですね」
松井「わくわくしますね」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…