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呼吸する羊毛断熱材 深呼吸できる住まいのために
断熱材 ウールブレスの アイティエヌジャパン

TEL.0743-59-0569営業時間 平日 9:00~18:00

調湿

調湿

冬場、窓の周りに水滴がつく光景をよく見かけます。
内外の気温差によって起きるこの結露は、実は目に見えない壁の中や床下でも発生しています。
そのまま気付かずに放っておくと、家の躯体を腐らせ深刻なダメージを与えることになるのです。
住宅に結露は大敵です。

結露が起きない家づくりについて、考えてみませんか?

結露が起きる原因・メカニズム

空気中には、水分(水蒸気)が存在します。温度が高いほど空気中に保持できる水分量は多くなり、温度が低いほどその量は少なくなります。
この空気の中に含むことのできる水分量には限りがあり、暖かい空気が冷やされて限界量を超えると、行き場を失った余分な水分が水滴となって現れます。
これが、結露が発生するメカニズムです。

結露が起きるメカニズムとは?暖かい空気は多くの水分を含むことが出来る。しかしそれを冷却し、冷たい空気になると、含むことのできる水分が少なくなる。行き場を失った水分が「結露」となる。

内部結露が建物の寿命を縮める

内部結露による被害のイメージ図
<内部結露による被害のイメージ例>

結露には目に見える「表面結露」と、目に見えない「内部結露」の2種類があります。
表面結露は文字どおり、冬の朝ガラスや窓の表面に水滴が生じる目に見える結露です。このため発見しやすく、結露対策にもいち早く対応ができます。

内部結露は、壁の中や床下・屋根の内部といった、通常は目に見えない箇所で起きる結露です。内部結露のもっとも怖い点は、それが起こっても「分からない」ことです。
壁の中に湿気が残ると、柱を腐らせ家の寿命を短くし、カビやダニ・白アリを発生させる原因になります。知らないうちに家を構成する木材が腐り、強度が一気に低下します。
ウールブレスの最大の特徴は、この内部結露を発生させないことにあります。

ウールブレスが調湿するしくみ

ウールの繊維表面は、スケールと呼ばれるウロコ状の表皮が重なり合って形成され、表面を覆っている薄い透明な膜は水をはじきますが、スケール自体は気体となっている水蒸気を内部にどんどん浸透させるという性質を持っています。
湿度の高い環境下ではスケール内に湿気を吸湿し、乾燥した環境下では内部に蓄えられた水蒸気を放湿して壁内の湿度をコントロールします。
このように、まるで生きた組織であるかのように吸放湿することから、ウールは生きている繊維と呼ばれています。

断熱材 ウールブレスのウールの構造。繊維表面は水をはじく。湿気は浸透。吸湿⇒室内の湿度が高くなると、ウールブレスが湿気を吸い込む。放湿⇒室内が乾燥すると、ウールブレスが湿気をはき出す。

ウールブレスの調湿データ

断熱材ウールブレスの調湿データ JIS A 1470-1 「調湿建材の吸放湿性試験方法」に一部準拠した試験結果

ウールブレスを指定の環境下におき、どれだけの湿気を吸湿し、また放湿するかを試験しました。
湿度50%の部屋にウールブレスを置き、湿度を75%に上げるとウールブレスがどんどん湿気を吸湿します。その一方で、湿度を50%に下げるとウールブレスは内部に蓄えた水蒸気を放湿し湿度をコントロールしました。
この結果から、ウールブレスは非常に優れた吸放湿性能を持つことが分かります。

ウールの吸湿率

ウールの吸湿率は綿の約2倍、ポリエステルの約40倍といわれ、繊維の中でもずば抜けています。これは、吸収した水蒸気をウールの組織内に保持できるためです。
また、ウールは繊維の内部に水蒸気を吸収するため、湿気を吸湿しても表面はサラッとしています。

ウールの吸湿率のグラフ 繊維の吸湿率(パーセント表記)はポリエステル、アクリル、ナイロン、綿よりはるかに羊毛が16パーセントと勝っている
水分吸収の違い(繊維断面図) ウール⇒繊維内部に水分を吸収。 綿⇒繊維全体で水分を吸収。 ポリエステル⇒水分を吸収しない。
断熱材ウールブレスを使用した一般住宅(延床面積40坪・2階建て)で、湿度65%のとき、500mlのペットボトル約152本の水蒸気を含むことが可能です。

ウールブレスは、最大で重量対比 約34%もの水分を繊維内に保持することができます。
一般住宅(延床面積40坪・2階建て)の場合、ウールブレスで家を包むと500mlのペットボトル約152本もの水蒸気をウールブレスに保持することができます。
参考)屋根130m²、壁230m²、床130m² (ウールブレスV-100ロール 54梱包施工時) 20℃ 65%の環境下で計算しました。

吸湿率の高さと調湿性能を兼ね備えたウールブレスは、年間を通して湿度の高い日本の気候に適した、まさに「湿気に強い断熱材」なのです。