掲示板サイト「2ちゃんねる」が攻撃され、アクセスできなくなった問題で、2chサーバが置かれているデータセンターの運営企業は3月5日、米連邦捜査局(FBI)に対し攻撃について説明し、資料を提出したことを明らかにした。資料には、攻撃元のIPアドレスや、攻撃参加を表明した個人ブログなどが含まれているという。
2chサーバを提供するBIG-server.comが、米Pacific Internet Exchange(PIE)の声明として明らかにした。FBIサンフランシスコ支局のサイバー犯罪専門エージェントに対して報告と資料提出した上、東京とソウルの支局に電話で説明したという。
FBIエージェントに対し、攻撃元のIPアドレスや攻撃用スクリプト、韓国ポータルサイト内に開設された2ch攻撃を呼び掛けるコミュニティーの活動などを資料として提出。日本語、ハングルで攻撃参加を表明した個人ブログなども、攻撃した個人を特定するための資料として提出したという。
6日にも大規模な攻撃が噂されており、同社は「フルスタッフで専守防衛する」という。
声明は、FBIへの報告について「攻撃を行った人たちへの報復としてではなく、ネットユーザーの良識と誇りによってこのような行為がインターネットの世界から無くなる事を願ってのことですと説明。
「そして、私たちは平和に夜を過ごし寝たいだけです」(同社)
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