米Microsoftは11月4日(現地時間)、フロリダ州オーランドで開催の年次テクニカルカンファレンス「Microsoft Ignite 2019」で、新しいモバイル向けOfficeアプリを発表した。AndroidおよびiPhoneのパブリックプレビュー版を公開したが、米AppleのTestFlightで公開したiPhone版はすぐに上限である1万ユーザーに達してしまい、現在はダウンロードできない。Android版は上限がない(リンク先は記事末)。
最大の特徴は、Word、Excel、PowerPointを1つのアプリにまとめた点だ。従来のモバイル版Officeは、各アプリをそれぞれダウンロードする必要があった。
新Officeは、Word、Excel、PowerPointを1つに統合し、これまでのモバイル機能はすべて使える。クラウドやデバイスに保存してあるファイルにアクセスでき、付箋にリマインダーや覚え書きをメモすることも可能だ。
モバイルならではの機能として、デバイスのカメラで撮影したテキストをWordファイルに、表組みをExcelファイルに変換できる。写真やドキュメントからPDFを作成したり、指でPDFに署名したり、QRコードのスキャンでファイルやリンクを開くことも可能だ。
新しいOfficeアプリは、韓国Samsung Electornicsとの提携で一足先にGalaxyの新モデルにプリインストールされていたが、これを他のAndroid端末やiPhoneでも利用できるようにする。将来的にはタブレットにも対応させる計画だ。
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