米Microsoftは1月22日(現地時間)、デスクトップ版の次期Officeの名称が「Office 2016」になり、今年下半期にリリースすると発表した。
年内リリース予定の「Windows 10」と同時になるとみられる。
Microsoftは前日開催したWindows 10関連イベントで、次期OSはPC、モバイル、Xbox向けに提供し、アプリは「ユニバーサルアプリ」になるとしているが、Office Product Management担当ジェネラルマネジャーのジュリア・ホワイト氏によると、スマートフォンやタブレット向けの次期Officeの名称は「Office for Windows 10」になる。
Office for Windows 10はOffice 2016とほぼ同じ機能を持ち、タッチ操作や狭い画面での表示などモバイルに最適化したOffice。Windows 10搭載モバイル端末に無料でプリインストールされ、Windows Store(Windows Phone StoreはWindows Storeに統合される)からダウンロードできるようになる。
ホワイト氏はOffice 2016の具体的な新機能などについてはまだ説明していないが、「ユーザーが長く親しんできた、キーボードとマウスを使うOffice体験はそのまま」としている。Microsoftは以前、タッチとキーボードの切り替えを簡単に行える「Continuum」ボタンを紹介している。
Office for Windows 10の新機能として紹介されたアノテーション機能(スタイラスなどで手書きの注釈を書き込む機能)などはOffice 2016にも搭載されるだろう。アノテーション機能は新Webブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)でも利用できる。
Office 2016の販売形態や現行の「Office 2013」からのアップグレード方法などについても今後数カ月中に発表される見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR