JR京都駅

JR京都駅

「みどりの窓口」に設置する整理券システム。発券機や順番待ちの番号が表示されるモニターがある(北九州市・小倉駅)=JR西日本提供

「みどりの窓口」に設置する整理券システム。発券機や順番待ちの番号が表示されるモニターがある(北九州市・小倉駅)=JR西日本提供

 観光客などによる混雑が課題となっているJR京都駅の「みどりの窓口」で、JR西日本が2月25日から整理券システムを導入する。病院の待合や金融機関のようにモニター画面に呼び出し番号と待ち人数を表示し、順番が近づくとLINE(ライン)でも通知を受けることができる。

 京都駅の窓口は、観光シーズンに訪日客などで混み合い、JR西はスタッフを増員して対応してきた。昨年末から年始にかけて、京都駅や新大阪駅など主要駅の待ち時間は平均で8分~18分だったという。

 在来線の中央口と、南北自由通路に面した西口の窓口に整理券機を1台ずつ設置し、近くに椅子も設ける。JR西は「待ち時間を有効活用してほしい」としている。

 管内では23年度に小倉(北九州市)で整理券機の設置を始め、新大阪や天王寺(いずれも大阪市)など5駅に配備した。4月上旬までに博多(福岡市)と大阪にも拡大する。

 4月からは「みどりの券売機」の機能を強化し、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」定期券の払い戻しや、特急券を日程や区間に関係なく変更できるよう改修する。コールセンターも新設する。