第97回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、滋賀短大付が春夏を通じて初の甲子園出場を決めた。
滋賀短大付は、出場校選考の重要な資料となる昨秋の近畿大会1回戦で、大阪1位の履正社を4-1で破り8強入りを果たした。準々決勝では天理(奈良1位)に1-4で敗れたものの、甲子園でもおなじみの強豪校と互角の戦いを見せたことが高い評価を受けたとみられる。
2008年に滋賀女子が男女共学化して現校名となった。野球部も翌年に創部。昨秋の県大会は春と夏も含めて初の決勝進出を果たし、準優勝した。その後の近畿大会も春を含めて初出場。1回戦では、変則気味のフォームで投げるエース左腕の桜本が緩急と低めへの丁寧な投球で強力な履正社打線を1失点に抑えた。県大会では非力な印象が否めなかった打線が中盤に集中打を浴びせて逆転し、短期間で成長を示した。
卒業生には女子プロゴルファーの吉本ひかる選手がいる。