京都市東山区の清水寺で、秋恒例の「夜間特別拝観」が18日から始まる。17日夜には内覧会があり、見頃を迎えつつあるモミジ約千本が光をまとって鮮やかに浮かび上がった。
秋のライトアップは1993年から行い、今年も境内に約500基の照明を設置した。モミジは例年並みに色づき始め、そろそろ見頃を迎えそうな様子だという。
境内では、日暮れとともに背景となる街並みが輝きを増し、眼下に広がるモミジを引き立てた。観音の慈悲を表現するサーチライトが西に向かって光の筋をつくり、清らかな雰囲気を醸し出していた。
特別拝観は30日まで。午後5時半に点灯し、受け付けは午後9時まで。拝観料大人400円。期間中は「月の庭」で知られる塔頭・成就院の特別拝観(有料)も日中と夜間に分けて行う。