パリの16区のガリエラ宮モード美術館(Palais Galliera/Musée de la mode de la Ville de Paris)で、モード雑誌VogueParis展が10月はじめから開催されています。
ガリエラ・モード美術館はイタリア・ルネッサンス様式の、フランスモードの歴史、服飾を展示している美術館です。
1890年代ガリエラ公爵夫人が、自分の美術品を集め建てた館です。
名前が似ているルーヴル宮の北翼の装飾美術館 Musée des Arts Décoratifs とは別ものです。
ガリエラ宮では特別展や企画展のあるときのみ開館していますが、地階で18世紀からの現在までのモード展を、1階で1920年から100年のファッション誌ヴォーグパリの歴史展が。
パリモードを牽引してきた、マヌカン、オートクチュール、またプレタポルテのデザイナー、パリのインテリ界の人物、ヴォーグパリを飾った写真家の歴史の一コマが垣間見れます。
ガリエラ宮モード美術館(パリ16区)のヴォーグ展
パリモードのガリエラ宮モード美術館周辺
ガリエラ宮モード美術館はパリ16区のイエナにあり、この周辺には美術館がいくつもあります。
ギメ東洋美術館
パレ・ド・トーキョー
イヴサンローラン美術館
もあり、その他クチュリエが立ち並んでいる界隈です。
ガリエラ宮モード美術館地下
今度のモード展は、カリエラ宮の歴史上初めて地下の新しいギャラリーで行い、18世紀から今に至るまでのモードの展示となています。
モードの中心である、パリコレのオートクチュールのコレクションはもちろん、写真家、イラストレーター、資料、映画のシーンなどが展示されているのです。
カメラが発達するまでは、デッサンが雑誌のカヴァーを飾っていました。
マリーアントワネットの時代のコルセットの衣装から、オートクチュールデザイナーの作品まで時代を追って展示されています。
地上階では雑誌ヴォーグパリの展示をしています。
ガリエラ宮とヴォーグパリ
ヴォーグ社はアメリカで作られたの女性モード紙ですが、オートクチュールでその独特な位置を占めるヴォーグパリがあります。
日本のヴォーグは、ヴォーグジャパンですが、フランスヴォーグはヴォーグパリです。
当初のヴォーグパリのカヴァーを飾っているのはイラストです。
1950年代別のスタイル
クチュリエ界の異才の名をとったイヴサンローランは格別な地位がありますね。
展示ではヴォーグパリの1920年から2020年までの、約400点にのぼっています。
こうしてみると、ヴォーグパリを飾った、ミューズと言われるマヌカンの中でも、ケートモスの存在は目立ったいます。
ケートモスは、一際マヌカンの領域を超え、カメラマンの心をも掴んだ存在でした。
反面、女優のカトリーヌドヌーブのカヴァーが多いのがわかります。
ケートモスの存在もありますが、ヴォーグ展のミューズはカトリーヌドヌーブのようで、彼女のカヴァーがガエリラ宮入口を飾っているのですから。
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パリモードのガリエラ宮モード美術館詳細情報
まとめ
パリモードのガリエラ宮モード美術館にてヴォーグ展をご紹介しました。
モードファンが多く、コロナとはいえかなり人が多いです。
美術館の中のチェックは何度もあり、チケットとコロナ接種済パスポート提示も2回ありました。
今回ご紹介した展示物はごく一部です。おすすめです。
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