6月、長野県天龍村の天竜川に車が転落した事故で、警察は事故発生を報告しなかったとして、運転していた男性を道路交通法違反の疑いで書類送検した。男性は胸の骨を折るなどけがをしたが、車を脱出した後、斜面をよじ登り、空き家になっていた村内の実家に一泊、翌朝、電車で飯田市の自宅に戻ったという。
ハンドル操作を誤り、川に転落
書類送検されたのは飯田市の会社役員の男性(69)。
男性は6月25日午後8時頃、軽乗用車を運転中、ハンドル操作を誤り、天竜川に転落した。
この記事の画像(4枚)車を放置して帰宅しており、事故を起こしたのに発生日時や場所を警察に報告しなかった道路交通法違反の疑いが持たれている。
骨折…斜面よじ登り、空き家に一泊
転落が判明したのは翌日の通行人からの通報で、車内に人がいなかったことから、周辺の捜索が行われた。
その後、警察は車の所有者である男性を特定、生存を確認した。
男性は事故で胸の骨を折るなどの重傷を負ったが、車を脱出した後、斜面をよじ登り、空き家になっていた村内の実家に一泊。翌朝、電車で飯田市の自宅に戻ったという。
調べに対し「スマホが水没して、連絡ができなかった」と話しているという。
(長野放送)