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南海トラフ地震の臨時情報で広がったデマとは?過去にも似た例が拡散

写真説明:Xに投稿された巨大地震を「予知」するポスト(画像の一部を修整しています)

科学的根拠がないのに地震を「予知」する投稿も

南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたことに伴い、SNS上で偽・誤情報が拡散している。今回は「地震発生の可能性が平時より相対的に高まっている」と気象庁が公表した初めてのケースで、不安感を背景に、科学的根拠がないのに地震を「予知」する投稿も目立つ。政府は注意を呼びかけている。

SNS上で<#地震雲>が急増

2024年8月9日、X(旧ツイッター)で、水平方向に広がった巨大な雲の画像が、こうした言葉とともに投稿された。発信した愛知県内の女性会社員(39)は読売新聞の取材に、「見たことがない形だったので不安になって撮影し、投稿した。それを見て怖がってしまう人たちのことは考えていなかった。申し訳ない」と振り返った。

地震雲は、地震の前兆と言われることが多いが、科学的な根拠はない。そんな中、臨時情報が発表された8月8日以降、SNS上で<#地震雲>とハッシュタグをつけ、雲の画像が投稿されるケースが相次いでいる。

閲覧回数200万回超えも

グーグル検索の動向を示す「グーグルトレンド」によると、「地震雲」の検索は8日から急増。8~10日に検索された比率が最も高かった地域は三重県で、その後に大分県、宮崎県と続き、南海トラフ地震の想定震源域に住む人たちの関心が高いことがうかがえた。

ほかにもXでは、<8月10日に巨大地震が来ます><8月11日は、南海トラフ地震の予定日><8月14日に南海トラフはおこります>などと、日にちを特定して地震発生を予測する投稿も広がる。これらの投稿の中には、11日までの閲覧回数が200万回を超えるものもあった。

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