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食の安全・安心

アサヒビールの考え方

誰もが安心して口にできて 心の底から「うまい!」と思えるものづくりを目指します

アサヒビールは「アサヒグループ品質基本方針及び品質行動規程」に則り、
食の安全を支える品質を確保し、お客さまの期待を上回るための取り組みに力を注いでいます。

関連するSDGs
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トピックス一覧

徹底したチェックを行う新商品開発

トピックス 1

徹底したチェックを行う新商品開発

新たに開発する商品が品質基準を満たせるように、管理を徹底しています。中味については、チェック項目12分類・100項目にも及ぶ品質検査を行い、評価・保証を実施するほか、容器の選定にあたっては、さまざまな飲用シーンを想定して、開封のしやすさ、飲みやすさ、持ちやすさ、運びやすさを考慮し、輸送中の品質保持や環境への負荷など多様な観点から検討しています。
品質保証の最終ゲートとして、アサヒビールでは「新商品開発プロセス確認会議」を開催しています。これは各部署で行った品質確認が適切になされたかを審査し、実際に工場で生産を始めるか否かを決定するものです。商品開発や技術開発部門のほか、生産、原材料調達、特許、品質保証部門の従業員が客観的・組織的に評価・判定することで、商品の安全性を確保しています。

多種多様な検査を実施する原材料調達

トピックス 2

多種多様な検査を実施する原材料調達

アサヒビールは「アサヒグループ持続可能な調達基本方針」をもとに、安全で高品質な原材料のみを調達しています。原材料を当社に供給するサプライヤーへの定期的な品質監査をはじめ、調達後は原材料ごとに分析試験項目や分析方法、分析頻度、基準値を定め、日々の原材料の受け入れ時・使用時に品質や安全性を確認しています。

水の安全管理

トピックス 3

水の安全管理

ビール類、BTS、RTD、飲料、ウイスキーなどの商品の大切な原料として使用する水は、法律で規定された検査に加え、残留塩素の濃度、醸造に影響する成分分析など独自の検査項目を設け、その安全性と適性を検査しています。
また、アサヒビールの一部の工場では、ビールライン、パイプの洗浄などに地下水を使用しています。地下水は、水素イオン濃度、濁度、残留塩素などを計測する自動連続測定や、水質管理担当者による視覚・嗅覚・味覚による定期検査および外部機関による法適合性の定期確認などを実施し、管理しています。

6つの品質管理ポイントを重視

トピックス 4

6つの品質管理ポイントを重視

アサヒビールは品質保証システムの基礎として、各生産工程における品質管理6つのポイントを重視しています。具体的には、舌や鼻など人間の感覚器官の働きを使ってチェックする「官能検査」や、ビール類の香味耐久性向上のための「酸化防止」をはじめ、安全性や衛生状態を保つための「化学分析」「微生物検査」「衛生管理」「外装検査」の観点から品質管理に努めています。

「事故品ゼロ活動」で品質リスクを低減

トピックス 5

「事故品ゼロ活動」で品質リスクを低減

品質リスクのある製品を製造・出荷しないために、1990年代後半より設備と作業両面で品質リスクを継続的に低減させる取り組み「事故品ゼロ活動」を進めてきました。設備面では品質リスクを生じさせない設備仕様を規定する「事故品ゼロ設備標準書」を作成・展開しています。作業面では「事故品ゼロ質問事項」を活用し、毎年標準どおりの作業が行えているか確認を欠かしません。

太鼓判を押してお客さまのもとへ

トピックス 6

太鼓判を押してお客さまのもとへ

1991年に独自の品質保証システム「太鼓判システム」を導入し、以来、お客さまにお届けする商品が手順どおりの工程に沿って生産され、一定水準の品質を確保したことを保証しています。万が一、各工程で異常値が出た場合は、原因を明らかにし、品質が確保されるまで次の工程に進めないシステム設計となっています。具体的には、醸造、パッケージング、エンジニアリング、品質管理など、各工程部門の責任者が、製造ロットごとに品質や設備の稼働状況を確認し、ネットワークシステムを活用して品質保証書を発行します。最終的に品質保証責任者がすべての保証書を確認した後、“太鼓判”を押して出荷します。

ものづくりの技術を未来へつなぐ

トピックス 7

ものづくりの技術を未来へつなぐ

品質の高い製品をつくり続けるためには、ものづくりの基礎となる技能の確立や向上、伝承が不可欠です。アサヒビールは2001年、コア技能を高いレベルで有する技術者を認定する「テクニカルマスター・テクニカルエキスパート制度」を導入。従業員のやりがいや向上心を高めつつ、組織が必要とする技能を明確化することで、次世代を担う従業員へ技術の伝承を図ります。

グループ会社の安全を支える製品保証センター

トピックス 8

グループ会社の安全を支える
製品保証センター

最高の品質を備えた製品を生産するために、アサヒビールでは「製品保証センター」を設置し、自社だけでなくグループ各社の品質保証を支援しています。センターでは、原材料や製品に対するさまざまな分析のほか、製品の品質リスクの想定とその具体的対策において、専門的かつ客観的な知見を通してアサヒグループ全体の品質を支えています。

できたての品質を届けるために

トピックス 9

できたての品質を届けるために

新鮮なビールをお届けするため、工場内に設置された物流センターから直接お取引様へお届けする体制を構築し、その直送比率は約8割となっています。また、製造後、製品を直ちに出荷することで、倉庫での長期保管による品質劣化を防いでいます。さらに、物流センターや配送センターでは、先に製造した製品から順に出荷する「先入れ・先出し」を徹底するとともに、倉庫における良好な保管環境の維持・向上に取り組んでいます。なお、輸配送時には、緩衝材の使用など細心の注意を払い、外装品質の維持に努めています。

飲食店で「うまい!樽生ビール」を楽しむために

トピックス 10

飲食店で「うまい!樽生ビール」を
楽しむために

おいしい樽生ビールを飲んでいただくために、アサヒビールでは、飲食店を対象にした「アサヒ樽生クオリティセミナー」を実施し、飲む時の品質向上に取り組んでいます。セミナーでは、当社が提唱する「うまい!樽生」の5原則に基づいて、ビール樽の適切な管理やジョッキやディスペンサーの洗浄の仕方、ビールの注ぎ方などの知識や技術を、実践を通して学べます。このセミナーをはじめとした樽生ビールに関する品質管理活動が高い評価を受け、当社は2001年に品質保証の国際規格「ISO 9001」の認証を取得しました。

迅速で適切なお客さま対応に努めます

トピックス 11

迅速で適切なお客さま対応に努めます

アサヒビールは、お客さまから商品の不具合をご指摘された際、迅速に対応し、きちんと調べて丁寧に報告するために、新入社員などを対象とした「商品知識研修」を実施しています。研修では、不具合品の状態から不具合が発生した状況や原因を推測できるよう、工場出荷後からお客さまの手元に届く間に発生するさまざまな要因を再現します。たとえば、缶ビールを落としてしまった場合、落下した向きや強弱などによって、缶に現れる不具合が異なることを確認していきます。こうした研修を受講することで、営業担当者は不具合の発生状況などについて、お客さまにより詳しくヒアリングができるようになり、その後の工場や研究所での正確な調査につながります。

信頼される表示・表現を目指して

トピックス 12

信頼される表示・表現を目指して

商品や広告宣伝物の表示・表現については、社内で審査・検討する機関として「表示審査会」を定期的に実施し、審査を通った商品や広告宣伝物のみを市場に出しています。商品パッケージの表示にあたっては、20歳未満者やアルコールを飲めないお客さまへの配慮をはじめ、お客さまの声や社会的要請を踏まえた情報を分かりやすく掲載しています。広告宣伝活動では、当社商品の特性・品質・世界観などを伝える際の表現の規程を「広告宣伝自主基準」として詳細に定め、適正飲酒に反するような表現を自主的に規制しています。また、お手元の商品の製造工場を検索できるように「製造所固有記号検索」ページを公開しています。

お客さまの声をもとに商品を改善

トピックス 13

お客さまの声をもとに商品を改善

アサヒビールでは、お客さまからの声をもとに、さまざまな商品改善に取り組んでいます。たとえば、開け方に関するご意見をいただいた「アサヒスーパードライ」135ml缶では、感性工学手法を用いて、高齢者でも容易に開栓できる缶蓋を開発し、開栓に必要な力を従来より約25%低減しています。その他にも、商品に記載した情報をより分かりやすく変更するなど、日々改善を重ねています。

放射線物質に関する品質保証体制

トピックス 14

放射線物質に関する品質保証体制

放射性物質(セシウム134、セシウム137)の精密測定が可能なゲルマニウム半導体検出器を導入し、アサヒビール・ニッカウヰスキーの各工場の水と製品について、頻度を決めて自主検査を行い、安全性の確認を徹底しています。

「うまい!」を追求する研究体制を構築

トピックス 15

「うまい!」を追求する研究体制を構築

アサヒグループでは、独自の技術を駆使しておいしさを追求する「商品開発」をはじめ、より高品質で安全な商品をお届けするための品質保証や生産技術開発といった「基盤技術」、機能性微生物の可能性を引き出し、活用を広げるための「素材探索」を柱に、幅広い領域の研究開発に挑戦しています。

お客さまの声を大切にしています

トピックス 16

お客さまの声を大切にしています

お客様相談室では、お客さまの声をひとつひとつ確認し、分析を行い、当社の今後の取り組みに生かしています。お客さまからいただく情報はデータベース「クオリティーコール」に蓄積され、社内でいつでも閲覧・検索が可能です。
また、お客さまの考えをより正確に理解するため、従業員向けの「お客様相談室体験研修」や有識者を招いた意見交換会「消費者ダイアログ」、グループ各社に寄せられたお客さまの声を振り返る「消費者月間イベント」を社内で実施しています。
これらの取り組みが評価され、お客様相談室は日本能率協会主催の「KAIKAアクション宣言」で、継続的かつイノベーティブづくりを目指す組織として認定されています。