自民党の各派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、外務、防衛両省の政務三役5人はいずれも5日の参院外交防衛委員会で、パーティー券収入の議員側へのキックバックについて答弁を避けた。
上川陽子外相(岸田派)は「いろんな手続きがあると承っており、回答は差し控える」、木原稔防衛相(茂木派)は「政府として、この場でのお答えは差し控えたい」とした。いずれも安倍派の堀井巌外務副大臣、宮沢博行防衛副大臣、松本尚防衛政務官もそれぞれ「政府の立場としてはお答えを差し控える」という趣旨の答弁をした。
質問した共産党の山添拓氏は「自分はやっていないと答える大臣もいる。答えない方は疑念を持たれても仕方がない」と指摘した。