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戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1) 単行本 – 2012/7/24


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元外務省・国際情報局長が
最大のタブー「米国からの圧力」を軸に戦後70年を読み解く!


日本の戦後史は、アメリカからの圧力を前提に考察しなければ、その本質が見えてこない。
元外務省・国際情報局長という日本のインテリジェンス(諜報)部門のトップで、
「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、
これまでのタブーを破り、日米関係と戦後70年の真実について語る。


◎目次
序章 なぜ「高校生でも読める」戦後史の本を書くのか
日本の戦後史は、「米国からの圧力」を前提に考察しなければ、
その本質が見えてきません

第一章 「終戦」から占領へ
敗戦直後の一〇年は、吉田茂の「対米追随」路線と、
重光葵の「自主」路線が激しく対立した時代でした

第二章 冷戦の始まり
米国の世界戦略が変化し、占領政策も急転換します。
日本はソ連との戦争の防波堤と位置づけられることになりました

第三章 講和条約と日米安保条約
独立と対米追随路線がセットでスタートし、日本の進む道が決まりました

第四章 保守合同と安保改定
岸信介が保守勢力をまとめ、安保改定にものりだしますが、
本質的な部分には手をつけられずに終わります

第五章 自民党と経済成長の時代
安保騒動のあと、一九六〇年代に日米関係は黄金期をむかえます。高度経済成長も始まり、安全保障の問題は棚上げされることになりました

第六章 冷戦終結と米国の変容
冷戦が終わり、日米関係は四〇年ぶりに一八〇度変化します。
米国にとって日本は、ふたたび「最大の脅威」と位置づけられるようになりました

第七章 9・11とイラク戦争後の世界
唯一の超大国となったことで、米国の暴走が始まります。
米国は国連を軽視して世界中に軍事力を行使するようになり、
日本にその協力を求めるようになりました


◎はじめに より
いま、あなたが手にとってくださったこの本は、かなり変わった本かもしれません。
というのも本書は、これまでほとんど語られることのなかった
「米国からの圧力」を軸に、日本の戦後史を読み解いたものだからです。
こういう視点から書かれた本は、いままでありませんでしたし、
おそらくこれからもないでしょう。
「米国の意向」について論じることは、日本の言論界ではタブーだからです。

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内容紹介 元外務省・国際情報局長「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、日米関係と戦後70年の真実について語る。 なぜ米軍は危険なオスプレイの訓練を日本でできるのか? 現代日本のさまざまな問題の源流、日米地位協定の真実に迫る。 「戦後史の正体」「日米地位協定入門」につづくシリーズ第3弾! 大宅賞作家が戦後最大の事件「砂川裁判」の真実にせまる。 なぜ核兵器のない世界は実現されないのか、なぜ日本は脱原発に踏み切れないのか。Q&A形式で原爆と原発の必須知識を提供する。 日米合同委員会では何が話し合われているのか――国民の目の届かない密室で日本の主権を侵害する取り決めを交わす実態に迫る。
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商品の説明

著者について

孫崎享(まごさき・うける)/1943年生まれ。1966年、東京大学法学部中退、外務省入省。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使をへて、2009年まで防衛大学校教授。ツイッターアカウント(@magosaki_ukeru)は9万人以上のフォロワーを持つ。著書に『日米同盟の正体―迷走する安全保障』 (講談社現代新書)、『日本の国境問題―尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書905)、『不愉快な現実―中国の大国化、米国の戦略転換』 (講談社現代新書)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 創元社; 初版 (2012/7/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/7/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4422300512
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4422300511
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 2.2 x 18.8 cm

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孫崎 享
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お客様のご意見

お客様はこの歴史書について、以下のように評価しています: 必読の書であり、話題の書籍だと感じています。内容には偏りがなく、事実に基づいた新しい歴史認識を与えてくれると期待されています。 分かりやすさや文章の平易さについては、高校生にも理解できるように書かれているようです。また、戦後史の本質が分かり、近現代の歴史を知らなくて今を語れないという意見もあります。 一方で、論の運び方に関しては疑問を感じる点も指摘されています。 丁寧に証拠を踏まえながら説明しており、誰でも分かるような事実を挙げながら説明をしている点が特に好評です。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

51人のお客様が「必読」について述べています。51肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、必読の書であると評価しています。とても参考になる本で、話題の書だと感じています。昭和史・戦史ファンでも納得できる内容で、高校生でも読める日米関係の本として注目されています。また、著者が外務省にいた専門家であるため、政治の裏の世界がよく分かる書物だと述べています。

"...関連書籍の紹介も多く、昭和史・戦史ファンでも納得できる内容。 著者によると、「アメリカという虎の尾」は在日米軍基地と中国との関係であるという。 その尾を踏んだのは誰か、そしてどのように嵌められたのか?..." もっと読む

"どうして今の日本がこうなってしまったかを知りたいならば、何はともあれ絶対読むべき本ですね。 中古でしたがいたって良本でした" もっと読む

"...戦後の歴史を米国の対日戦略という基軸で、あくまで客観的に描いた一級の歴史書である。 あるときは、歴代の日本の首相と米国の国務長官・駐日大使そして大統領との関係を、米国追随型、..." もっと読む

"...一体、どれが真実でニセの情報なのか。 しかし本書は拝読する価値があると思った。 その理由は、論の運び方である。 丁寧に証拠を踏まえながら、誰でも分かるような事実を挙げながら説明をしている。..." もっと読む

33人のお客様が「わかりやすさ」について述べています。33肯定的0否定的

お客様はこの本のわかりやすさを高く評価しています。高校生に理解できるように、文章が平易で読みやすく、1日で読めるという声が多くあります。また、戦後の日本の恥部がはっきりと理解できる点や、政変や疑獄の解釈が容易になったという指摘もあります。また、論の運び方についても意見が分かれています。

"知ってたことと全然違う事実、知らなかったことは沢山。" もっと読む

"...問いかけの一冊といえるでしょう。 わかりやすく読み手を惹きつける内容ですが、疑問を感じる点もいくつかあります。 例えば、P3C対潜哨戒機の大量購入を批判的に取り上げることに..." もっと読む

"...しかし本書は拝読する価値があると思った。 その理由は、論の運び方である。 丁寧に証拠を踏まえながら、誰でも分かるような事実を挙げながら説明をしている。 推測交じりだったり、断定口調で一方的に言い切ってはいない。..." もっと読む

"高校生にも理解できる戦後史というだけあって、とてもわかりやすい。 現在、安倍政権が改憲を急ぐのも、アメリカの意向が強く影響しているのでしょうね。" もっと読む

11人のお客様が「戦後史」について述べています。11肯定的0否定的

お客様はこの戦後史について、日本の戦後史の本質が分かり、生きている歴史と評価しています。外務省の国際情報局局長や防衛大学校人文社会学群長の経歴が暴露されており、歴史認識の整理に大変役立つと感じています。また、近現代の歴史を知らなければ今を語れないという指摘もあります。

"...筆者は、自主路線の考えを持っているが、本書の内容には偏りがなく、事実に基づいた新しい歴史認識を与えてくれる。 もちろん、米国は世界戦略の文脈で、対日スタンスを変化させる。冷戦以前、冷戦期間、冷戦後では、米国の対日スタンスは、大きく変化してきた。..." もっと読む

"...切れば血の出るような歴史の本、生きている歴史といえよう。高校生はもちろん、大学生にとっての教科書としてほしい。自らを日本人と自覚している人にとって、自分の人生にかかわる必読の書だと思う。" もっと読む

"近現代の歴史を知らなくて、今を語れません。安倍さんにも読んでほしい!" もっと読む

"日本の戦後史の本質が分かりました。外務省の国際情報局局長/防衛大学校人文社会学学群長の経歴の方の暴露は凄い!!!" もっと読む

9人のお客様が「資料」について述べています。9肯定的0否定的

お客様はこの書評について、多くの本当のことを丁寧に証拠を踏まえながら述べていると評価しています。厳然たる史実として描かれており、出所を明確に示した資料に基づいて説いている点を高く評価しています。アメリカの強大な影響を、多くのエピソードと共に厳然たる史実として描いているため、読者が驚くほど納得できる内容だと感じています。また、現場を知る人が書いたということもあり、外交関係に関する詳細な知識を得ることができます。

"...しかし本書は拝読する価値があると思った。 その理由は、論の運び方である。 丁寧に証拠を踏まえながら、誰でも分かるような事実を挙げながら説明をしている。 推測交じりだったり、断定口調で一方的に言い切ってはいない。..." もっと読む

"この本を陰謀論、謀略史観だという人がいる。しかしこの本は豊富な資料を元に書かれ証拠があるものは断定し、証拠が足りないところは推量し、断定を避けている。この推量を断定と混同して読んでしまうと、この本を謀略史観の本だと思い込んでしまう。読者は注意が必要だ。..." もっと読む

"新事実の暴露より既存資料を丹念に分析した良書。GHQと憲法制定、プラザ合意と空洞化などで表面的で粗雑な記述もある。また氏の属する対米自主派の擁護論の一面。従属論の最後がTPPの本質暴露は秀逸。自主派含む戦後保守政治総体の克服にも必読の書。きっと二の矢がある。" もっと読む

"...前評判に違わず、これまで断片的にしか論じられることのなかった、日本の戦後史におけるアメリカの強大な影響を、多くのエピソードと共に、厳然たる史実として描いている。他の著者なら「陰謀論」で片づけられ一顧だにされない可能性もあるが、本書の著者に限ってはそうはいかない。..." もっと読む

9人のお客様が「面白さ」について述べています。9肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、面白い切り口や構成が好評です。戦後の日本の恥部をはっきりと理解できる点や、歴史の一コマを伝える写真や歴代首相などの主要人物の顔写真と解説が掲載されており、臨場感を与えているようです。また、綺麗な本で美しい内容だと評価しています。外形上の問題点は指摘されていないようです。

"...本書では、戦後史を、米国の圧力に対する「自主路線」と「追従路線」の対立という視点から、読み解こうとしており、 読み物としては、面白く、なるほどと理解できる点も多い。 日本の戦後史を理解するときに、GHQの影響を考慮しないといけない点には、強く同意し、..." もっと読む

"面白かった。主体性を持たないようにしているアメリカの占領政策に軍配。" もっと読む

"半ば課題図書として購入,読みました。 胸がむかむかするような話が満載で,読後感は何とも言えない苦味が残りますが,なかなか面白い構成だと思いました。 というのも,読んでいて,おそらくそうなんだろうなと感じるからというのと,毎日の現実に埋没していると,「やっぱりこうだった!」..." もっと読む

"...それだけに、情報量が豊富な上、いかにして分かり易く伝えるか、にまで配慮が行き届いている。 本自体の作りにしても、歴史の一コマを伝える写真や、歴代首相など日米の主要人物の顔写真と解説を配し、臨場感を生み出している。..." もっと読む

7人のお客様が「内容」について述べています。7肯定的0否定的

お客様はこの著者の著作について高く評価しています。優れた著作が多く、全体的に程度のよい品だと感じています。また、文章を練り上げており、大変勇気のある著者だと考えています。一方で、仕事の参考にならない内容だったという指摘もあります。

"案内どおり作者のサイン入りでした。よくぞ貴重な本を手放してくれました。" もっと読む

"まず言えるのは読みやすく、スッキリと頭に入ってくるということです。 おそらくかなり文章を練られたのだと思いました。 対米従属と自主路線という主題に対して、それに対する歴史上の人物の思想、行動がわかりやすく 記載されているよう感じました。..." もっと読む

"大変勇気のある著者だと思いました。敬服します。しかし、この本に書かれていることだけを信じるのではなく、他の本も併せて読むことが大切でしょう。例えば、『日本永久占領』by片岡哲哉など。両者では、吉田茂の評価が異なります。" もっと読む

"本の中身はしっかりとしたもので、よく書いてあると思いますが、私が仕事で参考にできるものではありませんでした。" もっと読む

上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年5月15日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    知ってたことと全然違う事実、知らなかったことは沢山。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年8月19日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    何が真実なのだろうか。真実は一つ、事実はいくつかある。人によって見方が異なるから。真実は日本がアメリカに戦争で負けたということだから、アメリカの言いなりになることは仕方ないのだと思う。たかだか、戦争が終わって、80年くらいしか経っていないのだ。日本がアメリカから自立するためには、もう一世代かかりそうだな。国民一人一人が、きっちり自分ごととして考えられるようになったらいいんだけどな。
    9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年7月31日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    米国の力で日本の内閣が潰されるというような陰謀論は
    あまり好きではないが、常に米国からの圧力が何らかの
    形でかけられているのは事実でしょう。
    戦後政治史を対米追随路線と自立路線の鬩ぎ合いとして
    捉える視座には、なるほどという感想を持ちました。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年7月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    読み進める程に、唸る回数券が増える一冊。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2014年2月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    著者は奉天省に生まれ、外務省国際情報局局長を経て、現在、鳩山由紀夫が設立した東アジア共同体研究所所長。

    本書では、戦後史を、米国の圧力に対する「自主路線」と「追従路線」の対立という視点から、読み解こうとしており、
    読み物としては、面白く、なるほどと理解できる点も多い。

    日本の戦後史を理解するときに、GHQの影響を考慮しないといけない点には、強く同意し、
    私自身も「写真で読む昭和史 占領下の日本」を近年読み、日本の現在の形が自分たちで意識している以上に、
    占領下の時期に形成されていることに非常に驚いた。
    我々が、米国の影響を離れて、自主的に判断できるようになるためには、占領下に、
    戦前と比較して日本のシステムがどのように変更されたかを、きちんと理解することが、大切だと思う。

    この本、第五章、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘と米国との関係の記載を、私
    は非常に楽しんだ。
    また、冷戦締結後、米国が日本の経済つぶしを画策し、プラザ合意、BIS規制と仕掛けてきて、
    その中、まんまと日本が国力を失っていった過程も非常に説得力のあるものだ。

    ただ、他のreviewerも指摘しているように、歴史が「アメリカの陰謀」などという単一の力で動いているという、
    とんでも史観には苦笑するしかない。

    私は、GHQにより報道機関を統制するために発せられたプレスコード30項目が、
    現在も重く、報道機関の足を引っ張っており、報道関係者自体、自分たちで気付かないうちに、
    米国からの「自主路線」を行う政権に対して強力な自己規制を行うように、反応していると
    考えるのが妥当ではないだろうかと思っている。
    また、GHQにより「隠匿退蔵物資事件捜査部」として設立された東京地検特捜部も、
    同様の反応を示し、結果として「自主路線」の排除を行うのではないかと考えている。

    いずれにしても、現状では日本は米国に追従する事が、最も現実的で、
    安全な正道であると信じている人にとっては、
    プラザ合意以降に仕掛けられた米国の経済戦争の厳しい現実が見えて来て、

    親米路線一辺倒では、近い将来、日本がつぶされていくという事が、
    しっかりと理解できる内容になっているとは思う。

    ネット社会になり、既存のメディアは急速に力を失ってきており、
    現在、日本の言論界には「アラブの春」に相当する急速な改革が進行中と考えるのが妥当であろう。

    戦後から続く、言論の自由が閉じた空間が、現在、急速に破壊されつつあるのを、私は感じる。

    この機会に多くの人が、自分の国の命運を他国に任せてはいけないという
    当たり前のことに一日も早く気づいてほしい。

    非常に読みやすい本で、写真も多いので、
    以上に指摘した、とんでも史観の部分を笑い飛ばしながら、
    戦後史を整理しながら読むのには良いと思う。

    3時間ほどで通読できる内容なので、
    気楽に、楽しく、突っ込みを入れながら読んでほしい。
    18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年3月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    全10(年表を加えると11)刊にわたる「戦後史再発見双書」の、いわば「基調講演」に当たる本。
    本書の価値観の賛否が一連の双書をどう思うか決まる。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年9月21日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    反米派だけでなく、保守派を自認するすべての人に読んでほしい一冊。
    アメリカの手口とは、そして真正の保守とは?
    未だ日本を規定し続ける見えない圧力とは、そして安保闘争や基地問題とは何だったのか?

    前半第四章までで戦後史の核心となる出来事が、日本国内の「対米追従派」と「自主派」のせめぎ合いを軸にわかりやすく解説されている。
    関連書籍の紹介も多く、昭和史・戦史ファンでも納得できる内容。

    著者によると、「アメリカという虎の尾」は在日米軍基地と中国との関係であるという。
    その尾を踏んだのは誰か、そしてどのように嵌められたのか?
    占領は、内在化されてまだ続いている。

    (目次)

    序章 なぜ「高校生でも読める」戦後史の本を書くのか
    第一章 「終戦」から占領へ
    第二章 冷戦の始まり
    第三章 講和条約と日米安保条約
    第四章 保守合同と安保改訂
    第五章 自民党と経済成長の時代
    第六章 冷戦終結と米国の変容
    第七章 9.11とイラク戦争後の世界
    おわりに
    年表

    (全372P)

    追記。
    田中角栄以降については、中国との関係が深くそれも無視できない。
    この部分が欠落しているのは、明らかに欠陥だ。
    こちらについては福田博幸『中国の日本乗っ取り工作の実態―それは田中角栄に始まり小沢一郎で完成する』などで各自補われたし。

    (2013/5/28 さらに追記)

    山崎行太郎の2013/5/10のブログには以下のように。
    >孫崎的な思考の平板化・単純化・図式化・通俗化が、日本を潰す。孫崎享の『戦後史の正体』や『アメリカに潰された政治家たち』その他の著書を読むと、「吉田茂/重光葵」「対米自主派/対米追随派」という単純素朴な二元論図式を始め、思考の平板化・単純化・図式化・通俗化が甚だしいことが分かる。こういう本が、ベストセラーになり、定年退職老人たちを筆頭に、日本国民に受けるところに、現代日本の悲劇がある。これでは、多くの日本国民が、「思考停止」に陥らざるをえない。」
    これに激しく同意する。続きは各自検索されたし。
    23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年12月1日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    戦後史をここまで正直に書いた本は、私が知る限りは無いですね。国民全員が読んで、日本の置かれている立場を認識すべきだと思いますね。いつまでも、言いなりでは、まじで絶滅します
    12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート