ニンテンドーはインターネットを通じたソフト販売路線に大きく舵を切り替えそうです。そのサービスは、「ニンテンドーネットワーク」といって「3DS」と「Wii U」でのゲーム課金サービスとなるようです。では具体的に、「ニンテンドーネットワーク」とは?
最近赤字決算を出してしまったことで大きくニュースで取り上げられていた、ニンテンドー(任天堂)ですが、3DSの販売は好調のようです。1万円下げ上に対応ゲームソフトを増やしたことが功を奏したのでしょう。
1月27日にニンテンドーの社長 岩田聡の講演内容全文が同サイトに掲載されました。それによるとニンテンドーは「ニンテンドーネットワーク」というネット回線を通じたソフトのダウンロード課金サービスを始めるようで、携帯端末の3DSだけでなく、今年の年末商戦でデビューを飾る新しい据え置き型兼ポータブルゲームである「Wii U」に導入するそうです。講演内容
これまでの「ニンテンドーWi-Fiコネクション」のような、特定の機能と概念に特化したものではなく、お客様に対して存在するネットワーク経由のさまざまなサービスをニンテンドーネットワークによって結びつけ、一体のものとして提案していくプラットフォームとすることを目指しています。このため、対戦や交流、コンテンツの販売などもニンテンドーネットワークの枠に入っていくことになります。
つまり、これまでのインターネット関連のサービス、たとえば「すれ違い通信」などの「ニンテンドーWi-Fiコネクション」によるサービス、ソフトタイトルのダウンロード、特定のソフトのバージョンアップによる追加機能、写真装飾ソフトの新たなデザイン、音楽ゲーム(「THEATRHYTHM FINAL FANTASY」など)の楽曲追加などのサービスを提供していくようです。
また、アップルのアイクラウドに代表されるように、3DSや「Wii U」などの複数の端末を所持していても共通のIDで「ニンテンドーネットワーク」を利用できるようにクラウド的なサービスとして展開してゆくようです。
そのサービスの一環として、すでにニンテンドー3DS専用ダウンロードソフトである「とびだすプリクラ☆キラデコレボリューション」の追加コンテンツ配信が決定しています。
上記のダウンロード課金に対応すべく、年末販売の「Wii U」では、カード型の電子マネー決済機能を搭載されるようになっています。
任天堂は、ビジネスモデルを圧倒的なソフトの品ぞろえだけでなく、売れるソフトのサービを充実させて、そこから利益を得るモデルにしようしているのかも。はたして成功の程はいかに?
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