2025年を迎え、注目選手たちが続々と新チームのジャージ姿を披露。ヴィスマのサイモン・イェーツやチューダーのアラフィリップ、レッドブルのファンヒルスなど、注目の移籍組が新たなスタートを切った。




2024年の移籍市場で最もビッグニュースとして扱われたのがジュリアン・アラフィリップ(フランス)のチューダー・プロサイクリング移籍だろう。2014年から11シーズンを過ごしたスーダル・クイックステップを離れたアラフィリップが、袖口に元世界王者の証であるアルカンシエルカラーを付けた黒ベースのジャージ姿を公開した。

またチームは昨年12月、レッドブルとパートナーシップを締結。これによりチーム資金の大幅な増額が見込まれ、プロコンチネンタルチームながらワールドチームに迫る戦力を確保している。

イェーツ加入でヴィスマが総合優勝へ体制強化

サイモン・イェーツ(イギリス) photo:Team Visma | Lease a Bike
ポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス) photo:Team Visma | Lease a Bike


大型補強を敢行したヴィスマ・リースアバイクは、新加入サイモン・イェーツ(イギリス)のジャージ姿を披露した。ツール・ド・フランスの総合優勝を目指し、イェーツの他にヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー)やアクセル・ジングレ(フランス)など即戦力を獲得。また女子チームのエースを担う元世界王者ポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス)も、黄色ジャージを纏い笑顔を見せた。

レッドブルも大型補強で陣容を一新

グランツールでの総合優勝を狙えるチームへと変革中のレッドブル・ボーラ・ハンスグローエは、クラシックレースを強化するべくロット・デスティニーからマキシム・ファンヒルス(ベルギー)を獲得。12月のトレーニング合宿中に行われた記者会見ではプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)と横並びでエース待遇をされたファンヒルスも上部に白が加わった新デザインのジャージをお披露目した。

マキシム・ファンヒルス(ベルギー) photo:Red Bull - BORA - hansgrohe
レッドブルによるクラシックレース強化の象徴となったファンヒルス photo:Red Bull - BORA - hansgrohe


さらにクラシックレース強化のため、ファンヒルスの他にも石畳に強いモスコン(イタリア)や昨年のオムロープ・ヘットニュースブラット覇者トラトニク(スロベニア)、スプリントに優れたピシー(ニュージーランド)を獲得。更にヴィスマ・リースアバイクから24歳の双子クライマー、ミックとティム・ファンダイケ(オランダ)を加えるなど、補強に成功している。

text:Sotaro.Arakawa
photo:Team Visma | Lease a Bike、Red Bull - BORA - hansgrohe

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