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ロシア大統領報道官、核使用を排除せず 「国家存立の脅威」に直面なら CNN EXCLUSIVE

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プーチン大統領(右)とペスコフ報道官/Maxim Shipenkov/AFP/Getty Images

プーチン大統領(右)とペスコフ報道官/Maxim Shipenkov/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのペスコフ大統領報道官は22日、CNNのインタビューに応じ、ロシアがウクライナでの軍事目標をまだ達成していないことを認めた。また、国が「存立の脅威」に直面した場合に核兵器を使用する可能性を否定しなかった。

ペスコフ氏はこの中で、ロシアが「存立の脅威」とみなす相手に対する核兵器の使用検討を排除しない姿勢を繰り返し示した。プーチン大統領はどのような条件で核能力を使うのかと問われ、「もしそれが我が国への存立の脅威であれば、そうなりうる」と答えた。

プーチン氏は以前、ロシアへの脅威とみなす国に対し核兵器を使用する可能性をほのめかしたことがある。2月にテレビ演説で「我々を邪魔しようとする者、さらには我が国と国民への脅威をつくり出そうとする者は誰であれ、ロシアが直ちに対応するということを知る必要がある。その結果はあなた方の全歴史上見たこともないものになるだろう」と述べていた。

またテレビ中継されたロシア国防当局者との会議でも、「NATO主要国の当局者が我が国に対する攻撃的な発言をしている」ことを理由に、国防相と軍参謀総長に対し「ロシア軍抑止部隊を戦闘警戒態勢に置くよう指示」していた。

ペスコフ氏は今回、プーチン氏はウクライナで何を達成したのかと問われ、「第一に、まだだ。彼はまだ達成していない」と答えた。

ロシア政府がウクライナ侵攻を指して言う「特別軍事作戦」については、「事前に設定された計画と目的に厳密に従って進行している」と主張した。

またペスコフ氏はプーチン氏の要求を繰り返し、作戦の主な目標は「ウクライナの軍事的潜在能力を除去」すること、ウクライナを「中立国」とすること、「国家主義者の大隊」を排除すること、ウクライナがクリミア半島をロシアの一部と認め、ルガンスクとドネツクの分離地域を「既に独立国である」と認めることにあると述べた。

さらに、ロシアの空爆が一般市民の避難先の民間施設を標的にしているとの報道が多くなされている中で、ロシアは軍事目標のみを攻撃していると主張した。

西側の情報機関は、ウクライナの一部でロシア軍の作戦が停滞していると報告している。

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