実業家の父のもとで何不自由なく暮らしてきた百恵だったが、父が突然亡くなり破産、母と共に小さな家に移る。母は実家がお金持ちのお嬢さま育ちで、自分たちにはもうお金がないのだといくら言っても無駄遣いをしてしまう。仕方なく自分が就職しようするが中々
良いところが見つからない。そんな時ふらっと入ったレストランで懐かしい味に触れて涙がでる。百恵は家で料理をしたことがほとんどなかったので、作ることはできなかったが、父のおかげで美味しい料理だけを食べて育ったので、とんでもなく舌が肥えていて美味しい料理を見分ける才能のようなものを持っていたのだ。「プチ・ラパン」で働き始めた百恵の料理人への道を描く物語。
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