まだ自分も恋ばっかりしてた10代〜20代にかけて読んでて、ハチに共感するところもありながら恋愛体質すぎてなんで?サイテーってイライラもしつつ、章二と幸子の裏切りにキレつつ、やっぱり誠実なノブが一番いいじゃん!!って思いつつ、タクミの女扱いの
うまさにそりゃこんなこと言われたら好きになっちゃうよって思いつつ、なんやかんやといろんな人物に感情移入して、ハッピーばっかりじゃないところがリアルですごい作品だなーって思ってた。その中で、ナナとレンの関係性(なんでこんだけお互いを必要としてるのにこんなにこじれるのか、更にそこに関わるヤスとの関係性)レイラと男たちの関係性(タクミ、シン、ヤス、レンをそれぞれ振り回すお姫様ぶり)がどうにも当時の私には理解できなかった。でも10年ぶりに読み返してみて、ナナとレイラを理解できなかった自分はまだ若かったんだな〜と思った。だから今そう思ってる人は何年も経って忘れた頃に読み返したらまた違う感情が生まれるんじゃないかな。イライラしてたハチの流されやすいところも理解できるようになったしみんなにとっての存在の大きさもわかるようになった。生きるって大変だよね。好きだから一緒にいたい、それだけが愛じゃないってことをいろんなカタチで思い知った。そして恋愛では満たせない大切なものもあるってことも。また10年後に読んだら私も違う気持ちになるのかな。昔も今も私が一番惹かれるのはなんやかんやでタクミなのかな〜〜。辛いところで終わってるから先が気になるけど、私が最も心配なのは矢沢先生です…読んでる方がこんだけ心消耗するのに、こんなん描いてたら体調も崩しちゃうわ……きっと未完で終わることが一番いいのかもしれない………、、、
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