殺人鬼が出てくる(しかも私の苦手な猟奇殺人的な)話、一応一旦片付けて、やっと、兄弟が一族の地へ。
レビューによれば、次に続く最終巻はこれ迄の面白さを締め括るには役不足らしいが、私はこれもひとつの主張の現れと考えてこれでもオッケー。死に
絶えたも同然だと思ったのに生きてた(ハリポタのヴォルデモートを思わせる)、みたいな話の終わりかたは難しい、ということはあるだろう。
ハリポタ好きで、発売日に買い続けて、遂に最終巻は翻訳が待ちきれずに英語版で購入した私だから、最終巻の前にしてここでレビューを悠長に書いてる余裕はホントは無い。
一族のプリンス、次男坊のギデオンは好みなので、彼メインのターンが終わった寂しさは、ここに書き留めるしかない。
HQの外では半獣とか人外とかかなり大量に扱われ、HQの中ではせいぜい吸血鬼を見つけたり、稀に神秘的な超能力者などの変わり種は居るけれど、超能力者ならHQのほうがロマンチックシーンが綺麗でいいかも。それに、超能力ものは、HQ外では昨今そこまで見かけない気がする。
その、貴重なポジションで、海辺のシーンや護身のチャーム、メイン二人の場面のムードなどがちょうどいいサッパリ感と温かさでいい感じに包まれて、殺伐の事件描写を清めていた。
兄編の部屋中の灯り点灯よりも、身体が光る弟くんのほうが、美しさを目の当たりに見られて感動かも。
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