格闘技界の頂点にいた安封優旗は、世界的な大会の決勝で破れ、長く過ごしたアメリカを離れ帰国する。決勝で左手は使い物にならなくなり、帰国後は格闘技から離れて過ごすつもりだったが、運命は優旗を放してはくれなかった。つまらない高校生活を過ごすはずが、そこにはアメリカよりも刺激的な日々が待っていて…。たとえ左腕が使えず、右腕しかなくとも、決して現実から逃げずに戦わなければならない。優旗は何のためその拳を振るうのか？戦うことの意義とは何か？その拳で守るべきものとは何なのか？その答えを探して、優旗は平穏な日々から離れ、拳を構える。