■ARUKU先生が大好きです。BL読み始めたきっかけが『明日屋商い繁盛』でした。もう自分としては四年も前のことですが、今もBL読んでまして、今日のために読み続けていたんだな、と思いました。感涙。□近年は鬱っぽいものばっかり描いてて「この先生
闇墜ちしちゃったんだな…、闇から光へ上がる主人公みたいにならないかな」とは思ってましたが、まさか念願叶うとは………嬉しい、史上最高レベルに嬉しい、安心した。しかも、ネットゲームとか、出会い系とか、そういう最近のものを題材にしている。でも、今よりもっと進んだ、内容の良い出会い系。こういう良い、素敵な、そして現実に起こり得そうな近未来を書くところが好きなんです。■最悪な出会い系ではなくて、ちゃんと配慮された、キャラクターを介して行う出会い系……(トゥンク) 自分もこういう出会い系ならやりたいかな…。というより全世界の出会い系がこうなってほしい。最初に「話しかけなくても構いません、交流は自由です」とか、「人と交流したい度合いによって屋根の色が変わります」とか、「ひとりでおうちで過ごすのもいいですよ」とか、本当に素敵。出会い系にあるオラオラ系じゃなくて、ちゃんと利用者のことを考えているところが良い。自動で初心者用AIがガイドしてくれるのもいいし、ヘルプボタンでいつでも呼べるのも最高。うたさんが最初から挨拶(ハーイ)できてるのもこのAIさんが自然な流れで一番最初にさせてみたからだと思う。この世界、とても行きたい。□主人公とお相手は、「うたさん(主人公)」と「ミャオさん(相手)」。最初は、弓崎(脇役)とうたさんのBLかと思ったぞ(笑)…。■物語は、ARUKU先生の作品なので、言葉で表すより実際にそこに至る過程や描写などを実際に読んでほしい、と思っていますが一応概要。物語は、婚約者とのストーリーとミャオさんとのエピソードが交互にあらわれます。婚約者が漫画ファンなら絶対怒り以外の感情が沸かないようなひどいことをして、うたさんが別れを告げる。同僚の弓崎が紹介した出会い系だけどゲームみたいなアプリでミャオさんと出会ってゲームで遊んでたら他のやつ(実は弓崎)に絡まれて助けてくれたミャオさんと実際に会ってみる。個人的には実際に会うまでの遊びや、本にどんな思い出があるのかなど、読む方が数京倍は楽しいし可愛いし理解できるし最高だと思います。□以上試し読みまでの感想を書きましたが、実際は全話読みましてミャオ君かわいいです。
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