もともと歳の差カプ好きなこともあり、日高ショーコ先生の作品の中では「花は咲くか」が一番好きで、何度となく読み返しています。
最近しばらく触れてませんでしたが、この番外編集を読んだら一瞬でこの世界に引き戻されました。
この空気感が好き。懐
かしい場所へ帰ってきたような気がする、心落ち着く清涼空間。
変わらぬ面々の少しだけ変化した生活を味わえて嬉しいです。
一見この2人は年齢も見た目も性格も何もかもが違って、うまく溶け合うようには見えないのですよね。蓉一は情緒未発達の不器用な子どもで、桜井さんは至極真っ当な普通の大人で。
でも同じ空間にいて、なんとなく寛いだような雰囲気を醸しているのを見ると、やっぱりすごくぴったりくる二人だなと思えます。蓉一には桜井さんじゃなきゃダメだし、桜井さんにも蓉一が必要なんだなと感じる。2人の間の特別感ある穏やかな空気が心地良い。
2人のもう一歩先も見たかったけど、蓉一の不器用に周りを牽制して、ツンツン嫉妬する姿が可愛かったので満足です。
正直なところはまだまだもっともっと読みたいですが。
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