天涯孤独だったテスは、死んだと聞かされていた祖父のデル・ロリマーが生きていて、ロリマー家の財産をテスに継がせたいと考えていると、後継者のケイドから告げられる。亡き父は最低の男だった。そんな父の面影を思い出したくない! ――テスは1度は拒否するが、ケイドの真剣な眼差しとデルの真剣な思いに心を動かされてしまう。願いを受け入れたテスはケイドと共にロリマー家の事業を見てまわることになったが、魅力的なケイドに惹かれ、やがて大胆な行動をとり…。※この作品は単行本「ラベンダーは危険な香り」の分冊版となります。重複購入にご注意下さい。