一井かずみ先生の作品のファンです。
年齢を重ねるにつれて、絵とお話が好みのものや年齢に合うものがなかなか見つけられなくなりした。
絵もきゅんとできる格好良さと可愛さがあって、キャラクターが成人済みの大人で、社会人向けの恋愛少女漫画という
のが本当に少なくて。
社会人やアラサーアラフォー向けの恋愛漫画は他にもありますが、絵の系統がシンプルなタイプ(凪のお暇、七つ屋、逃げ恥等)ものか、尖の強め・派手さ強め(ジョージ朝倉先生系)のものばかりになってしまって、お話は楽しく読めても、「かっこいいな、美人だな」という風に絵柄込みでトキメくことのできる作品は本当に少ない中で、一井かずみ先生の作品はお話も絵柄も本当に素敵!!!
今回も抜群の面白さ。
ヒロインが恋をしたことがないという設定も、近年の傾向が反映されていて、まだ1巻なのに惹きつけられる魅力があふれていて、しっかり感情移入しながら夢も見られて、お話の世界の中に入れました。
更に良いことに、男の人の絵柄がまた大人の色気のあるものになっていて、もう本当に素晴らしかったです。
それがわたしはとても嬉しかったです。
今作の巻末に収録されている番外編の前作・きっと愛してしまうんだ は、お話は今までとまたちょっと違う角度からの始まりと、今までのキャラクターとはタイプが違って、大型わんこ系の男性(実は頼りになる内外共にハンサムくん)に、キリッとしたバリキャリ美女(実は人付き合いが苦手で内気で繊細な可愛い女性)のお話。
ストーリーは終始楽しく読ませて頂いたのですが、
男性陣の皆さんが話数を重ねるごとに、これまでよりもお目目くりくり、わんこ系の愛らしい描き方になっていて、大人の色気が減ってしまっていました。
なので1巻の時のビジュアルが一番好みで、だんだん可愛らしくなっていく男性陣の見た目に、少し寂しく思っていました。
ですが今作は、少女漫画系の美麗さはそのままに、切れ長の瞳の大人の色気満載の、どうせもう逃げられないの頃に近いものに…!
それが本当に嬉しかったです。
わたしは少女漫画のキラキラ感は残しつつ大人なシュッとしたイラストが好みなので、全て通して好みの大人向け恋愛漫画は本当にわずか。
そんな中で、一井かずみ先生は本当に共に素晴らしいので、これからも読み続けます。
こちらも是非とも長期連載になりますように!
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