賛否両論ありますが、個人的には好きな作家さんです。
2000年代初頭までにご活躍されてる女性漫画家さんは、どこか人生を客観的に淡々と描いている印象があります。
(安野モヨコさん、桜沢エリカさん、矢沢あいさんなど)
少女漫画で「あー、よ
うやく付き合えてハッピーエンドだけどこの2人いつか別れそうだなぁ」というカップルがいたりしますが、それはそれとして物語はハッピーエンドで終わります。
けれど、原田梨花さんの作品はそれで終わりません。御伽噺には続きがあります。
片思いの人と付き合えても、別れる時は別れるし、また新しく好きになることもあります。
それは良い悪いで決めつけるものではなく、そういう弱さが人間にはあるねと。逆にそれが強さだとも。
そういう「黒さ、Black」さが描かれたパワーのある作品だと感じました。
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