初読み作家さん。表紙に魅かれて購入しました。
Ωバースだけど笑いもあって…あ、可愛い世界だなと思いました。
「運命」というものに以前は懐疑的だったのですが、四谷怪談のお岩さんを雑司が谷で下ろすタクシー運転手のお話を聞いたとき、今
も伊右衛門の生まれ変わりのサラリーマンを見つめていて、天国に行く気になってまた新しい人生が来ても、その時もまた伊右衛門と一緒になりたい。そんな怪談話をされていて、(実話だそうです。)そんなお話を思い出しながらこの物語を読むと、主人公 小学生の亮くんが何故こんなにも歳の離れた高校生の道くんに懐くのか…運命ってやっぱりあるのかな?と、スッと作品の中に入っていけました。
小学生の亮くんが高校生の道くんを慕う姿は、だからか性的なものは感じなくて、とても可愛かったです。道くんの冷静で亮くんとの関係を思慮深く判断している…そんな所もとても良かった。それがこんな可愛い絵柄だからか、笑いもあって柔らかいオメガバースの世界でした。
亮くんの心配そう顔、不安な顔から笑顔になる所…可愛いかったです。優しい愛情あふれる道くんの言葉も良かったです。
この作品のスピンオフ「番からはじめてもいいですか?」亮くん兄cpのお話も読んで見たいな と思いました
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