小鉄子先生の2巻完結作品。2巻のみの長編でないので手にとりやすくて読みやすくておもしろーい!
職業は探偵といいつつ実は街の何でも屋さんの犬崎は、幼い頃に鳩に悪態を吐かれたのがきっかけで鳥と会話ができる能力があることがわかったけど鳥は大嫌い
に。面倒な能力と思ってて鳥は嫌いなはずなのに、ある時スマートでカッコ良い野良カラスのクロと出会ってなぜか好きになってしまう。でもそのクロは年下でたまに会う大家の息子の高校生、充くんに似てる気がしてきて。。
カラスなのにクロがイケメンなんですよー!カッコいいー。で、犬崎が鳥と会話する時、ツバメとかヒヨドリ?とかピチュピチュ鳴く鳥は、口の形がピチチチで、カラスと会話する時はカアになってる!芸が細かい! 2018〜19年出版で最近の作品なので、少し前にレビューした15年前出版の短編集と比べても、ほんわかする雰囲気はそのままで絵の線も綺麗に出て読みやすくなっています。エチもするけど描写はマイルドで見えない角度なので誰にでもオススメできますねー。
あと、フォローしてる方の息子さんの鳥に懐かれる逸話をレビューで読ませてもらって、そういう子もいるんだーと感心しました。なんか、いいなー。私の鳥逸話は、昔住んでた築100年のフラットの煙突からヒヨドリが4回くらい落ちてきて家の中に暴れてめちゃくちゃにされて毎回逃すのがものすごく大変だったくらいですかね。。犬崎さんか息子さんに来てもらって、ヒヨドリの群れにこの煙突には落ちないようにと懇々と諭してもらいたかった。
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