異性にも同性にも恋愛感情を抱かない、アロマンティック(無性愛者)の蘇芳と、その部下・日夏の物語――。
アロマンティックの人が出てくるコミックを読むのはこれで四冊目。
ゲイの人がどうしたって女性に性的な恋情を持たないのと同じように、ア
ロマンティックの人は同性にも異性にもそういう感情を持たない。
BLの題材としては非常に難しい題材だと思うけど、ARUKU先生が描く、アロマンティックのBL…いや〜、すごかった。。。
今まで読んだARUKU先生の作品の中では、一二を争うほど明るいテイスト。
いったいどんなBLになるの??と思いながら読んでいたのですが……うわー!!
予想がつかない展開、周到に張られた伏線…ストーリー構成が本当に見事。
一番最後の一コマに胸が痛くなった。
悲しい痛みではないです。
美しすぎて切なく、泣きたくなるような痛み…。
深い深い愛の物語でした。
総214頁。
1話1話の濃度が濃くて、1巻完結だけど5巻くらいの長編を読んだような感覚。すごい読み応えでした。
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