「エスト、お前にはスターダストを抜けてもらう」
「スターダストを抜けろって……僕が? そんな、なにかの冗談だよね……アテナ?」
冒険者パーティー“スターダスト”。
剣士のアテナと付与魔術師のエスト、幼馴染二人で始めたパーティーはメンバーを増やし、
順調な活躍からシルバーランクへと昇格し、ますます勢いを増そうとしていた。
その状況の中で、リーダーであるアテナは決意する。
敵がますます強くなっていく中で、エストを守り続けることができない、と。
だがその真意はエストには伝わらない。
失意のエストはアテナを、パーティーを恨んでしまう。
けれどスターダストにもまた別の種類の問題があり、
年長者である俺――ダルの気苦労は増えるばかりで――!
小説家になろう 発 「追放する側」の事情を描いた物語、スタート!