２６５ページ。挿絵は、表紙通りですが、中の方がより子どもっぽくて、ヒーローが高校生くらいにしか見えないのが残念でした。綺麗は綺麗なんですが。
あらすじにある通り、ヒーローの記憶違いから物語が始まりましたが、ヒロインも、途中で気付いたヒーロ
ーも、自分可愛さにハッキリさせることが出来ず、そのくせ罪悪感を抱えて立ち行かなくなっているところが人間くさくて、読みごたえがありました。どちらも悪い人じゃないので、不快感も無い感じです。幼なじみものですが、ヒーローがヒロインへの恋心を自覚したのが遅かったので、わりと女性遍歴があります。でも、その事をヒーローが、なんの意味もなかったみたいには思ってないことがヒーローの人としての深みを増していたように思います。応援したくなる二人の物語でした。
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