リードと出会った瞬間、サラは恋に落ちた。黄金の草原が似合う、雄々しい人。やがて二人は、だれもが認める恋人同士になった。だがある日を境に、幸せに満ちた関係は暗転する。一言も理由を口にしないまま、リードはサラのもとを去っていったのだ。あれから十年の歳月が流れた。今も私を見つめるとき、彼の瞳には悲しげな渇望が浮かぶ。まだ愛してくれているはず……それなのに、なぜ?ひたすら彼を待ち続けたサラは、ついに大きな賭に出た。★バーバラ・ハネイ渾身の作品。愛よりも深く、情熱よりも強い思いに胸を打たれます。バーバラから読者の皆さまへの特別メッセージも掲載しています。★