最初の方はお笑い芸人を目指すやんちゃな男子高校生の話で「あー、森田節だなぁ〜
」と思いながら読み進むわけですが、彼らを助ける先輩芸人にスポットがあたる辺りから、どんどん大人の物語になっていきます。
主人公の父親やお姉さん、夢に破れた芸人さ
んたち、売れ続けたいと足掻く若手芸人や養成所の先生たち、もちろん主人公と一緒に芸人を目指す養成所の友達、全ての登場人物にドラマがあって涙が止まらなかったです。もちろん作中に描かれるネタの数々もめちゃくちゃ笑えます。
最終的には『コンビの相方とは』という一貫したテーマに対する答えも得られ、読後感も最高でした。評価平均が低めなのが残念ですが、個人的には間違いなく名作だと思います
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