ラナというヒロインは、好きなら自分から動くし、好きな男性へ申し込みも勇気を出してアタック。
待ってるだけのタイプではなく、資金調達力が高く金銭的援助も桁違い、実行部隊を組成して大がかりな公共事業色の強いことも続々手掛ける熱血ぶり。
高校時代につまらない賭けの対象にならず、状況に流されず、で、自分を安売りせず、そして自分の気持ちに素直に従って、ヒロインのキャラは気持ちがいい。
絵が大人の岸田先生、要所要所で様になる。
ヒロインの美しさが画面で輝き、お金持ち設定に納得、全くIT長者の卑屈さや傲慢さがなくて、彼にまっすぐぶつかるサラリとしたキャラは魅力。
彼が或る意味男の沽券に拘る、ヒモ気質の全くないというのが、彼の男らしさを間接表現して、ヒロインの行動力の前方不注意による飛び出しを、諌める役割。
二人の、理想的にこうして互いに補い合うかの性格が、読んでいて双方ピッタリの相手という、絶妙の組み合わせ感となり納得。
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