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幽麗塔 1

作品内容

時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」。しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・・・

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簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全9巻完結

  • 幽麗塔 1

    690pt/759円(税込)

    時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」。しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・・・
  • 幽麗塔 2

    690pt/759円(税込)

    顔の見えない殺人鬼「死番虫」との対決を決意した、天野。「死番虫」の正体かもしれない、死んだはずの麗子。天野は麗子の写真を手に入れるため、テツオと共に瀬戸内のとある島へと向かう。しかし、一見平和なその島で天野達が見たものは、古来受け継がれる秘密の因習。今も繰り返される悲劇の掟・・・・・・その真相に触れてしまった天野達に、島民は、本性をむき出しにする・・・・・
  • 幽麗塔 3

    690pt/759円(税込)

    死んだはずの麗子が現れた。自らの義母を磔(はりつけ)にして殺した、麗子。事件後、神戸港で遺体として見つかった、麗子。その麗子が、何故・・・・・・その存在は、何・・・そして、誰・・・麗子、「死番虫」、そして麗子の元婚約者・本城志郎。この3者の関係が見えてくるほどに、そして幽霊塔の謎が明かされるほどに、「死番虫」の殺意は膨張し、天野らに向けられる。
  • 幽麗塔 4

    690pt/759円(税込)

    炎に包まれた幽霊塔の地下迷宮は殺人鬼「死番虫」を下敷きにして崩れ去った。しかし、その遺体が見つからない。迷宮で「死番虫」が犯した無差別殺人の罪は、幽霊塔から姿を消した天野とテツオに着せられる。当局に手配された二人は、天野が女装し、夫婦を装い身を隠す。女が男に・・・男が女に・・・へんてこな偽装夫婦。そんな二人が潜伏先の宿で出会った、一冊の小説。それは、幽霊塔の謎につながる驚愕の内容だった。
  • 幽麗塔 5

    690pt/759円(税込)

    幽霊塔の秘密を知る小説家・不変木は、沙都子の実の母だった。丸部に性的虐待を受けてきた沙都子は、丸部家を出て、実母と暮らす道を選択する。実母は、共産主義を信奉する活動家で、同胞を日本から北朝鮮に移住させる計画を進めていた。何もかもが違う生活に戸惑う沙都子・・・冷めたごはん、ぬるくなった味噌汁、暗い家。そして・・・・・・そこにもまた「死番虫」が現れる。天野、テツオ、活動家グループ、「死番虫」、バトルロイヤルの幕が切って落とされる!!
  • 幽麗塔 6

    690pt/759円(税込)

    丸部により軟禁された、天野とテツオ。
    ご主人様の丸部は、もう好き放題。
    変態丸部に弄ばれつつも、
    天野とテツオが、その恥辱に耐えられるのは、
    互いへの信頼があるから。
    親友がいるから。

    しかし、
    ワケありの隠し事が、
    二人の友情に亀裂を生む。
    亀裂は修復されぬまま
    二人は、幽霊塔へと足を踏み入れる。
  • 幽麗塔 7

    690pt/759円(税込)

    二人一組で幽霊塔の財宝を探す命がけのゲーム。
    勝ったペアには財宝の半分が与えられる。
    天野・山科ペアは、落ちてくる天井トラップをなんとかクリア。
    一方、テツオと丸部は、死の絶壁トラップに苦戦し、絶体絶命。
    しかしその状況下で、丸部はテツオを口説きはじめる。
    テツオの運命は・・・・・・!?
  • 幽麗塔 8

    690pt/759円(税込)

    幽霊塔内部、12枚の扉に囲まれた円形の部屋。
    その扉のどれか一つが
    財宝の隠し部屋につながっている。
    天野が選んだ扉の先にあるものは・・・・・・
    そして、「死番虫」との決着は・・・・・・

    覚悟を決めた天野は、
    もはや、かつての天野ではない。
    かといって運命は、
    そう都合のよいものではない・・・・・・
  • 幽麗塔 9

    690pt/759円(税込)

    「死番虫」を撃ち殺し
    財宝探しの勝者となった、天野。
    一方テツオは、
    脳交換手術によって、丸部と体を交換し
    男として生まれ変わろうとする。

    しかし天野には
    その前にテツオに伝えたい想いがある。
    ドレスをまとい、直視できないほど美しいテツオ。
    天野はその美にたじろぎながらも
    テツオに、ある告白をする。

レビュー

幽麗塔のレビュー

平均評価:4.6 216件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 雰囲気と絵が好き
    アントニオさん 投稿日:2024/9/22
    結構前に読んでいて、久しぶりに電子で読み返しました。1巻から雰囲気がまず好きなのですが、巻追っていくごとにハラハラ2人の関係や進展が面白い

高評価レビュー

  • (5.0) 読み返すとより面白い
    あおさん 投稿日:2023/1/4
    【このレビューはネタバレを含みます】 ストーリーの感想は皆さん書いてらっしゃるので省きます。初見は当たり前で面白いんですが、読了後また読み返すと違う面白さがあっていいですね。ミステリー部分は「犯人は誰か」が軸なので、犯人が分かった上、各登場人物の個性が分かった上で読むと、いわゆる神視点なので面白いです。内容とはズレてしまいますが、女性の全裸が出てくるんですが、乃木坂太郎さんが描く女性は嫌らしさが全くなく、ただ美しいと思いました。足だけでも性的ではない「女性らしさ」が表現されていて、乃木坂太郎さんは女性なのかな?と調べたら男性でした。男性の描く女性は性的な部分が目立つイメージがあったので驚きました。ストーリー的にそこは慎重に描かれたんだろうと思います。足だけで女性と男性を書き分け、かつ「女性特有の美しさ」のみを表現出来る漫画家さん、果たしてどれだけいるのでしょうか。ストーリーもミステリーと色々なマイノリティで、別々でも1本の漫画が描ける題材です。それをひとつにまとめ、設定も作者の都合のいいように動かせない実在していた時代です。この3つを無理なくまとめ上げるなんてどれだけ頭がいいんでしょうか。連続殺人も元を辿れば「未必の故意」。これもリアルさがあって良かったです。 続きを読む▼
  • (5.0) ハリウッドで映画化希望
    shikimiさん 投稿日:2022/2/19
    は〜〜…この作品、すっごかった…。 無茶苦茶面白くて、そして深かった。 昭和29年、神戸。 幽霊塔と呼ばれる時計塔で起こった、凄惨な殺人事件。 その時計塔に隠されているという、莫大な財産を巡って繰り広げられる 男たちの物語―― 。 作中で主人公が、 「大冒険が終わったら、あとはただ平凡で退屈な日々が始まると思うと、つまらなくて寂しいね」って言うシーンがあるのだけど。 作者様、物語の最後に、それに対して痛快で明快な答えを示します。 うん、人生はきっと 死ぬまで一生面白い。 物語の最初から ずっと底流に流れていた、とても大きくて重いテーマ。 この冒険活劇に深い陰影をもたせていたそのテーマが、ラスト1コマで大輪の花のように開花し、鮮やかに終わる。素晴らしかった。 仄暗く残忍で、美しくも哀切な 息もつかせぬ冒険活劇…最高でした。超オススメです もっとみる▼
  • (5.0) 満足感
    miさん 投稿日:2017/1/5
    無料分から一気読みしました。 正直、予想以上に満足感のある作品でした。本筋のミステリーに、マイノリティの葛藤というテーマが上手く組みこまれていて、謎が謎を呼ぶ展開も相まりどんどん読み進められます。特に好感だったのは、ラストまでキレイにまと まっていたこと!久々に最終話までキッチリしていた作品に出会えた気がします。 他の方のレビューにもありますが、グロシーンやセクシャルな表現もあるので、苦手な方はご注意を…ミステリー好きはもとより、程よい長さで完結しているマンガを探してこの作品までたどり着いた…なんていう方にもオススメします! もっとみる▼
  • (5.0) 素晴らしかった
    哉耶さん 投稿日:2017/1/17
    【このレビューはネタバレを含みます】 無料分から購入。サスペンスの残酷な描写もさる事ながら、作者さんが描きたかったのはジェンダーの部分だったのかなーと思いました。時代背景を考えても、テツオのジェンダーを受け入れられる人、理解できる人はそう少なくなく、それでもそれを受け止めてくれる人がいてくれて、それを好意的に抱いてくれること、それがどれだけ満ち足りたものなのかっていうのが凝縮されたラストで、この先もいろいろありそうだなと思ったけど素直によかったなとも感じられて読後感がよかったです。にしても身勝手な人ばかりが出てきますが、それがなんかリアルでした。 続きを読む▼
  • (5.0) 読みごたえあり
    のりたまさん 投稿日:2020/11/14
    【このレビューはネタバレを含みます】 キャラクターが色々で、地味で猟奇趣味があったりトランスジェンダーや性的趣向に苦悩していたり美に異常に執着していたり…。私は人様に迷惑さえかけなければどんな性質でも性癖でもおかしくないと思うので、キャラに素直に感情移入しながら読めました。 ただ、もともとは正義感のある犯人が、意図せず一人目を殺害してしまったあと保身のために残虐な殺しを積み重ねていくのが少し違和感がありました。 あと山科が生きていて良かったけれど、記憶をなくしているようで切ないですね…。 続きを読む▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

独特な世界へ誘う
制作:焙煎男(シーモアスタッフ)
残酷な殺人、エロスな身体、他人につけこむ卑劣さ・・・全てが変態すぎます(良い意味で?)レトロでミステリアスな世界観だけでも魅力十分なのですが、奇怪な事件に人物群像が乃木坂太郎の抜群の画力で表されています。江戸川乱歩も魅了された「幽霊塔」をモチーフのこの作品。独特な世界観は必読!
謎を追うワクワク感
設計:AI王子(シーモアスタッフ)
うだつの上がらない主人公「天野太一」と、タイミングよく太一のもとに現れた眉目秀麗な男「沢村鉄雄」の物語。2年前の事件と同じように時計塔にはりつけにされる死体と殺人鬼の謎、自殺したはずの容疑者である麗子は死んでいなかったのでしょうか…?テツオの言う「時計塔にある財宝」「謎の醜貌の男」とは…?実は女であるテツオが偽名を使って男と偽る理由も気になります!とにかく謎だらけの物語です!あの「医龍-Team Medical Dragon-」の乃木坂太郎先生が、黒岩涙香の翻訳小説「幽霊塔」を題材に描いたミステリー・ホラー作品です。

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