クリスマスシーズンは映画も恋愛ものが決まって上映されますが、これもそうしたラインナップに連なる安心の定番作品。
お話の世界も街の景色も恋人密度が増すその時期の、これも、いただいたクリスマスプレゼントのよう。
男性がいろいろ過去あった人
物の割に、屈託のない外見。ルックスが自分好みなので何度も観に頁を手繰ってます。主人公に最初から衝動的にキスをしてしまうあたりから、終始、ひねくれずに主人公に好感を寄せてきます。不幸な生い立ちを持ってなおかつ、女性の腹黒さを知り尽くしてしまった人物とは思えぬほど!
シーズンがら、お互いが気まずくなるほどの波乱は発生しません。絵に描いたように(まさに!)進行する二人の信頼関係。
雪描写素敵です。建物外観もツリーも素晴らしい!ふたりの服装も立ち姿も絵的に品があり体のラインが素晴らしいです。
コマが縦割りのときだけ、スマホで読むにはきつかった、かな。台詞が多いときに特に吹き出しのなかで伝えなければならない分量と、頁数のバランスは、制約の多い状況で製作したと感じてしまい、ロマンチック成分、そこだけは低下。
そんなことは些細なことで、とにかくこのストーリー、まるで、ツリーの下に置かれた、どれを開けても楽しめるプレゼントのひとつのよう。
幼き子どもへの愛、肉親への愛、介護施設への善意などなど、クセのない清らかで優しい愛の形が表現されます。
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