眼がチャーミングな男性がヒロインの恋のお相手。
盛り沢山な内容。肝心の彼がヒロインに惹かれた描写がないままに、ヒロインが遊ばれまいと身構えるほどに読んでるこちらまでその気持ちに付き合わされる。
若気の至りを乗り越え本当の相手を見つけ
るまで慎重になってるはずの二人が結局はさっくりと心のバリアーを取り除く。そんな二人の愛の育みかたに、共感するところは意外なほどいっぱいある。
でも、肝心のヒロインの仕事ぶりはあまり描写されず、親の力を頼らず頑張ってる高級アパートメントの住人には見えにくい。
両親に知られたくない「前」彼のこと、最後に打ち明けにいくところが、きっかけがあるにしても理解しにくい。
親同士知り合いで付き合っていると親に知られてる、という意外な世間の狭さについても、ストーリーのなかでは「それがどうした」、程度に大きな影響がない。
脅迫は二種類存在。一種類が長年彼の家族を悩ましているが、それも、なんともあっさり収束へ。
彼の法律事務所もNYで一二を争う有名人ならそれなりに大きくなくては知名度を得るには無理と思うのだがイソベンでない!?となると、30ちょい過ぎくらいの年齢でそこまでに?多忙には余り見えなくて。
あと、彼の過去に対してヒロインはそこまで落ち着けるだろうか?
過去は過去でも現在に繋がる事柄もあるのに!
28頁目のアップの左目が気になってしかたがない。
折角チャーミングな男性が描かれているのにとってもとっても惜しいのである。
もっとみる▼