東北新幹線、車両の連結が離れる 上野―大宮、上越・北陸見合わせ
2025年03月06日 13時34分
6日午前11時半ごろ、東北新幹線の上野―大宮間で、はやぶさ・こまち21号の連結が分離し停車した。車両点検のため東北、上越、北陸の各新幹線が上下線とも運転見合わせとなった。JR東日本が、現場の状況を調べるとともに、復旧を急いでいる。
JR東によると、連結が外れたのは東京駅午前11時20分発の下り車両。「はやぶさ」と「こまち」の連結が走行中に外れたとみられ、西日暮里駅付近で停車した。はやぶさは新青森行きの10両編成、こまちは秋田行きの7両編成で、乗客は約450人と約200人の計約650人。空調は正常に作動しており、けが人はいないとしている。
東北新幹線では昨年9月19日にも東京行きはやぶさ・こまち6号が宮城県の古川―仙台間を走行中、連結が外れて分離し緊急停車した。脱線はせず、乗客約320人にけがはなかった。
JR東京駅では、荷物を携えた利用者がとどまり、戸惑った様子。「運転再開の見込みは立っておりません。再開には相当な時間がかかる見込みです」とのアナウンスが流れ、駅員は対応に追われていた。