維新3県議、文書漏えい認め謝罪 「不確かな情報」立花氏に渡す
2025年02月23日 20時18分
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、昨年の知事選期間中に文書作成者の私的情報を政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏に提供するなどした日本維新の会所属の県議3人が23日、神戸市内で記者会見した。3人とも漏えいを事実上認めて謝罪し、情報が事実か分からないまま文書で渡したと説明した。
日本維新の岩谷良平幹事長も会見し「不適切」と謝罪。第三者調査委員会で兵庫維新の会のガバナンスを調べるとした。
3人は文書問題調査特別委員会(百条委)の元副委員長岸口実氏と元委員増山誠氏、県議の白井孝明氏。
増山氏は23日の会見で、離党届を提出したと説明。議員辞職は「有権者の声を聞いて判断したい」とした。他2人は今後判断するとした。
県議らの説明によると岸口氏は昨年11月1日、告発者の私的情報文書を立花氏に渡す場に同席。文書には今年1月に亡くなった竹内英明元県議らが文書問題の「黒幕」だと批判する内容も含まれていた。
斎藤氏を応援する目的で11月の知事選に立候補した立花氏は、受け取った情報をネット上で公開した。