戦禍の祖国思い奏でる音色 レバノン留学生、万博で
2024年12月19日 00時00分
レバノンからの留学生アラウィーク・アブドゥッラーマンさん(19)が、同国北部の実家から写した1枚の風景写真を手に取る。「地中海に沈む夕日が、すごくきれいなんです」。家族が残る故郷ではガザでの戦闘を受け戦禍が拡大する。「音楽なら世界をつなげられる」。仲間との演奏で遠く離れた地から平和を願う。
(共同=内藤界)
*写真・記事の内容は2024年9月までの取材を基にしたものです。
暑さが残る、9月の夕暮れ。大阪府吹田市にある大阪大の建物の一室に、明かりがついた。「きょうは何を演奏しようか」。大阪大から2025年大阪・関西万博での演奏を目指すサークル「a―tune」のメンバーが集った。
サークルは団結や結束を意味する「UNITY」を合言葉にしている。言語を必要としない音楽を通し、尊重し合う社会を目指すという意味を込める。定期的に開催されるイベントでは各国の学生らとオンラインでつながり、曲を奏でる。世界から人が集まる万博は、目標に近づく大きな舞台だ。
「環境がより整っている」と研究者を志して昨年来日した。現在は京都大理学部で学ぶ。以前からアニメが好きで、日本語も独学で覚えた。1年間、大阪大で語学研修したことがきっかけで、サークルに参加するようになった。
充実した生活の中、ふとした時に故郷の家族の顔が浮かぶ。友人の通う大学も閉鎖され、情勢が落ち着いていた地元にも混乱の波が押し寄せる。追い打ちをかけるように届いた地上侵攻の報に「もう、安全な場所はない」
京都で生活しながら、合間を縫って練習に参加する。半年後に開幕する舞台に期待を込める。「国境を超えて理解し合えるような、平和な世界を願って演奏したい」
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