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ほぼ日テレビガイドシリーズ

秋の連ドラチェック2015

あややとふたりのプロフェッショナル
全国の連ドラファンから
「まだですか」という声が届く季節は春と秋。
なぜなら「連ドラチェック」があるからさ!
さぁ、お待たせしました。
ほぼ日刊イトイ新聞が誇る、
超弩級テレビッ子、あややが
脚本家、森下佳子さんと
マンガ家、荒井清和さんといっしょに
今クールのドラマについてたっぷり語ります。
もう、ほんとに、たっぷり語ります。
例によって、ムダ話満載。脱線上等。
どうぞみなさんもこの場に
居合わせているようなつもりで
読んでくださいね。
進行は、テレビドラマついての造詣が
いっこうに深まらない
「ほぼ日」の永田が担当します。
味わい深いイラストと魂の漫画は、
「気仙沼のほぼ日」のサユミ作。
それでは、ぼちぼちはじめましょうか。
  • あやや

    ほぼ日刊イトイ新聞随一のテレビッ子。
    どんなに忙しくても
    録画したドラマは必ずチェック。
    毎週発表される
    視聴率なども無意味に把握。
    幼少期から蓄積された
    テレビの知識は無尽蔵。
  •  荒井清和

    漫画家・イラストレーター。
    ほぼ日刊イトイ新聞にて
    『TVウォッチャーの逆襲』を
    超不定期連載中。
    「写真より似てる」という
    高品質な似顔絵には定評が。
    ドラマ、スポーツ、
    バラエティー番組などが好き。
  • 森下佳子

    脚本家。
    『JIN-仁-』『世界の中心で、愛をさけぶ』
    『白夜行』『佐々木夫妻の仁義なき戦い』
    などを担当。
    NHK朝ドラ『ごちそうさん』で
    向田邦子賞を受賞。
    そして2017年の
    大河ドラマ『直虎 おんな城主』決定!



まずは、森下さんの大河ドラマの話を(再来年ですが)!
──
半年ぶりの連ドラチェックです。
どうぞ、よろしくお願いします。
あやや
よろしくお願いしますーー!
森下
はい、よろしくお願いします。
荒井
よろしくお願いします。
あやや
大河っ!!
──
うるさい。
あやや
大河ですよ、大河!!
たいぐゎ!
──
毎度、こんな感じですみません。
森下
いえいえ(笑)。
──
ちゃんと言ってください。
あやや
はい、なんとおめでたいことでしょう!
テレビのプロとして、この連ドラチェックに、
2008年の開始当初から登場してくださっている
われらの森下佳子さんが、なんと、
再来年のNHK大河ドラマの
脚本をご執筆なさいます。
(パチパチパチパチ!!)
──
おめでとうございます!
荒井
おめでとうございます!
森下
ありがとうございますー。
あやや
もうね、私の頭のなかは、
完全にあれですよ、紅白。
紅白の審査員。振り袖で。
──
以前、ご自身でもおっしゃってましたが。
森下
紅白歌合戦の審査員席に
40超えて振り袖着て座るというプレイ(笑)。
あやや
着ましょう、振り袖。
そして紅白の審査員席で
司会の女優に振られて、
無難なコメントを言いなさい。
あと、別荘を買いなさい。
──
何目線だよ、それは。
森下
でも、なんか最近、友だちからよく言われる、
「どうせお金もつかわないんだろうから、
 別荘買ってよ」って(笑)。
あやや
いや、失礼で勝手なことですが、
お友だちの気持ちはたいへんよくわかります。
買ってください、別荘。
那須とか。逆に熱海とか。
温泉はかならずひいてほしいですね。
なんなら、遊びに行きたいですね。
つまり、呼んでほしいですね。
──
こらこらこらこら。
荒井
あ、じゃあ、つぎの連ドラチェックは
その別荘で。
あやや
ひゃぁぁああ、最高!
熱海で温泉で別荘でドラマの話!
──
勝手なことを言うんじゃありません。
森下
買えませんよ〜。別荘なんてまだまだ!
まぁでも、大河のことも、
引き受けるだけなら簡単というか、
これからなんですよねー。
荒井
1年続けるというのは大変そうですね。
『ごちそうさん』より長いわけですから。
あやや
あとね、もう言っちゃいますけどね、
なにしろ、あれですよ、
三谷幸喜さんの『真田丸』の後!
森下
そぅなんですーよーねー。
あやや
これは、もうね、
むしろ森下さんの得意分野と
とらえたほうがいいんじゃないかと!
だって、ほら、『ごちそうさん』も
そうだったじゃないですか。
荒井
『あまちゃん』の後でしたね。
宮藤官九郎さん、初の朝ドラということで
かなり話題になりましたけど、
ああいうのって、やりづらいんですか、やっぱり。
森下
『あまちゃん』の後は、
正直に言いまして、しんどかったです。
私の当初の想定としては、
宮藤さんがやりたい放題やって
視聴者がちょっとポカーンとなったあとで、
わりと正統派の朝ドラをやって
みなさんがホッとする、という感じを
思い描いていたんですが、
実際は『あまちゃん』が大人気で
かなりハードルが上がってしまって。
あやや
あ、森下さん、申し訳ないんですけど、
『真田丸』の後も、その可能性ありますよ。
森下
そぅなんですーよーねー。
三谷さんって、歴史大好きですし、
そうとう濃いものが‥‥。
あやや
濃いですよー。
しかも、堺雅人さんですからね。
もう、こっっってりと、濃い大河に。
森下
じゃあ、こってりのあとで、
ちょっとさわやかに、
清涼剤的な大河を目指そう。
あやや
できます!
森下さんならできます!
大丈夫です!
──
ちょっと気が早いですが、
再来年の大河のことも聞いておきましょうか。
言える範囲でいいので。
あやや
そうしましょう、そうしましょう!
ええと、森下さんが手がける大河の
タイトルは『おんな城主 直虎』。
戦国時代に男の名前で家督を継いだ女城主、
井伊直虎を柴咲コウさんが演じます。
今回の大河も『ごちそうさん』同様、
プロデューサーは岡本幸江さんなんですね。
森下
はい。
荒井
こういうのって、題材が決まってから
オファーされるものなんですか?
それとも、森下さんのほうから
「これがやりたい」って提案するんですか?
森下
いろんなパターンがあるらしいんですけど、
私の場合は、すごいカジュアルで、
まずプロデューサーの岡本さんから
「書きたい人物いないですか?」って言われて。
あやや
へぇぇぇーー。
森下
ひとつ言われていたのが
「女の人で」ということだったので、
もそもそ探したりはしたんですが、
これだっていう感じの人もなかなか見つからなくて。
そしたら、岡本さんが
「これどうですか」って見つけてきたのが、
「直虎(なおとら)」という、
城主となった戦国時代の女性で。
──
正直、ぼくは知らない人でした。
森下
私も知らない人でした。
あやや
私は知ってると思ったら知らなくて。
荒井
ど、どういうことですか。
──
あやちゃんは、ニュースが流れた瞬間に
「森下さんが大河だ!
 主演は柴咲コウちゃんだ!
 井伊直弼だ! 井伊直弼だ!
 桜田門外の変だ!」と。
荒井
柴咲コウさんが井伊直弼をやるんですか(笑)。
あやや
変わった設定だな、とは思ったんですが‥‥。
森下
いや、でも、みんなまず
そっちを思いますよね。
あやや
ですよね? 
「井伊」といえば「直弼」ですよね?
──
森下さんが書くのは、
「井伊直弼」ではなく
「井伊直虎(いいなおとら)」です。
時代も幕末ではなく、戦国時代です。
荒井
その、「直虎」さんという人は、
女の人なんですよね?
森下
はい。井伊直虎という「おんな城主」なんです。
教科書に出てくるような人ではないんですが、
『戦国BASARA』という戦国のゲームでは、
女武将キャラっていうか、
おっぱいおっきい系の女の子として
出てくるみたいなんですけど。
あやや
え、おっぱいおっきい方だったんですか。
森下
おっぱいがおっきかったかどうかは、
史実的にはわかりません。
荒井
NHKの時代考証の力を持ってしても‥‥。
森下
おっぱいがおっきかったかどうかは、
わかりません。
あやや
でもやっぱり、おっぱいは‥‥。
──
いいから。おっぱいの話は、もう。
荒井
キャスティングは、題材が決まった後で?
森下
今回はそうでしたね。
あやや
柴咲コウさんが主演っていうのは、いいですね!
かなり重要なところだと思います。
森下
よかったです。
柴咲さんがいま乗馬にこっていたり、
お茶をはじめていたりして、
タイミングがよかったみたいです。
あやや
なにかのニュースで読みましたけど、
柴咲さん、
「30分ぐらいで決めた」って
おっしゃってましたよ。
森下
たしかに「早かった」って言ってました。
プロデューサーがお願いに行って、
帰りの電車にいるときに「やります」って、
電話でお返事いただいたとか言ってたような。
荒井
やはりプロデューサーが
直接お願いに行くもんなんですね。
森下
そうだったみたいですよ。
あやや
やっぱ、メールとか電話じゃないですよね!
だって、大河の主役ですもんね!
でもその場面を想像すると興奮しますね。
面と向かって切り出すわけですね。
あーー、私も切り出したい!
それか、切り出されてもいい!
──
なにを言ってるんだ、なにを。
あやや
でも、しみじみ思いますけど、
まさか、森下さんとはじめて出会った2008年、
失礼ながら、のちに大河の脚本家に
おなりになるとはまったく意識せず、
こんな、ドラマ好き素人のおしゃべりに
ずっとつき合っていただいて‥‥。
荒井先生ももちろんですけど。
荒井
いえいえ、やっぱり大河はすごいですよ。
朝ドラ、向田邦子賞、大河、ですから。
──
ちょっとあれですね、
ドラマ好きの雑談コンテンツとか
言ってらんなくなるかもしれませんね。
あやや
そうそうそう。
荒井
権威がつき過ぎる。
森下
いやいやいや(笑)。
いま過大評価がマックスで、あと下り坂だから。
あやや
いやいやいや!
なにをおっしゃられますのやし!
──
あやちゃん、敬語おかしい。
荒井
キャリアがマックスのときに
やめちゃうという手もありますね。スパッと。
森下
あ、なるほど。
山口百恵方式、みたいな。
──
ていうか、
脚本家に「引退」って、あるんですか。
森下
わざわざ「引退」なんて言わないんじゃないかなぁ。
そんなの、誰も注目しないでしょうし。
あやや
あの、すみません、
森下さんにひとつうかがっていいですか。
森下
はいはい。
あやや
あの、ぐふふ、森下さんがどぅふふ、
脚本家として、うふふふふふふ、
なにかを書こうというふふふのは、
ひゃふふふ!
荒井
‥‥これは、例の現象ですね?
──
そうです。
あやちゃんは、子どものころから
テレビが大好きだったので、
じぶんがテレビについて正式に取材ができる、
というような立場になると、
突然舞い上がって挙動不審になってしまうのです。
あやや
(両の手で両の頬をパンパンとはたく)
ふぃーーー! はい、すみません!
あの、森下さんが書くのは、
書きたいという、情熱というか、
衝動みたいなものがあるんですか?
森下
え、どうなんだろう。
あやや
ほら、あるじゃないですか。
「書かざるをえない衝動が!」みたいな。
「私の中のリトル本田が!」みたいな。
荒井
それはサッカーの本田選手のコメントですね。
──
なんで森下さんの中にリトル本田がいるんだよ。
森下
ええとね、
そういうことじゃないです、私の場合は。
あやや
じゃあ、森下さんにとっての脚本は、
あくまでも、お仕事的なこと?
森下
そう言ってしまうと、ちょっと悲しいんだけど。
でも、なんというか、
そんな立派なことではないんです。
「世に訴えるために!」とか、
そういうものではなくて‥‥。
どっちかというと、そうですね、
たとえば職人さんが箸をつくるとしたら、
「ちょっとでもいい箸をつくりたい」
と思うような、
心持ちとしてはそんな感じですかねぇ。
あやや
あーー、なるほど。
森下
だから、大河ドラマでだったら、
50本の箸の木が並んでるみたいな感じで。
いまは「箸を削らねば!」みたいな感じですよね。
あやや
森下さんの中の「リトル森下」が
目の前の箸を削っていくわけですね!
いや、それ、すばらしいです。
私、ちょっと感動しました。
私の中の「リトルあやや」が感動しました。
──
いいから、リトルは。
荒井
いま、作業としてはどういう感じなんですか。
森下
いまは、プロットを練っているところです。
基本的に、史実に基づいてはいるんですが、
直虎のような女性の場合、
一生がきちんと把握できるほどの
史実は残ってないんですね。
だから、空白のあいだに彼女が
なにしてたかというあたりを、
思いを巡らせて埋めていったり。
あやや
はーー、じっくり進めるんですね。
じゃあ、これからは、
再来年の大河に向かって
ずっと注力して‥‥。
森下
あ、でも、私、間に
別の連ドラ1本やるんですよ。
あやや
えっ!
森下
実作業的には、いま、そっちにかかってます。
あと、ほかにももうひとつ抱えていて‥‥。
荒井
いや、お忙しいというか、
ワーカホリックというか‥‥。
あやや
もっと、デーンと構えてればいいのに。
大御所っぽく。
森下
いえいえ、もう、
粛々と目の前の箸を削らせていただきます。
──
さて、そろそろ、秋のドラマの話に‥‥。
あやや
今クールのドラマの話に入るそのまえに!
前のクールのドラマについて、
ちょっとだけ、しゃべりたい!
──
いや、もう、ほら、
まだ1本もしゃべってないんだから、
この秋のドラマについて‥‥。
あやや
今クールのドラマの話に入るそのまえに!
前のクールのドラマについて、
ちょっとだけ、しゃべりたい!
荒井
二度目ですね。
森下
駄々っ子か。
あやや
いや、あの、すみません、
ずばり言うと、最近のドラマが‥‥。
荒井
ああーー。
森下
うーーん、そうねぇ。
──
いまひとつなの?
あやや
正直、ちょっと‥‥。
いや、でもね! 
でも、わはひはね、おうへんひふふへまふ。
森下
なんて言ってる?
──
お菓子を食べながら
しゃべるんじゃありません。
あやや
私はね、応援し続けますよ!
でもねぇ、とくにこの夏は、
当たりのドラマが少なくて、
なんていうか、その悲しい気持ちだけ、
みなさんと共有したくて。
荒井
まぁ、たしかに、夏のドラマは、
ちょっと残念な感じでしたね。
あやや
でしたよねー。
あの、おもしろいのもあるんですよ。
『ど根性ガエル』は
岡田惠和さんやキャストのみなさんが
がんばってらっしゃるし。
『リスクの神様』なんかも、たのしめた。
森下
私、前クールの心のよりどころは
『民王』でしたよ。
あやや
そう! 私も『民王』!
森下
おもしろすぎて録画じゃなくて
リアルタイムで観ちゃう、みたいな。
あやや
遠藤憲一さんと菅田将暉くん、いいですよね!
荒井
うん、よかったですね。
予想外な話でしたけど、
反応も評判もかなりよかった。
森下
エンケンさんと菅田くんの
総理とバカ息子、絶品でした。
あやや
お父さんとダメ息子の中身が
入れ替わっちゃうっていう設定もよかった。
──
へーー。
あやや
要するに、『転校生』ですよ。
「オレがオイラでオイラがオレで」。
──
「おれがあいつであいつがおれで」。
あやや
そういうやつですよ。
いやぁ、おもしろかったなぁ。
荒井
原作は池井戸潤さんですよね、
『半沢直樹』の。
あやや
そうです、そうです。
森下
ドラマにするに当たって
かなり思い切って変えてたと思うんだけど、
おもしろかったなあ。
あやや
脚本は西荻弓絵さんですね。
私、西荻さんのドラマ、
けっこう好きなんですよね。
森下
『SPEC』とか。
あやや
そうそうそう。
いやぁ、ほんと、前クールは
『民王』があってよかったですよ。
森下
うん。心のよりどころだった。
娘がエンディングのダンス
踊れるようになっちゃったからね。
荒井
あの特徴的な声とサビのメロディ、
残りますよね。
あやや
miwaさんが歌うエンディング曲。
♪あわな、あわな、あわな、あわっ、
たーりらった、たーりらった。
森下
♪たーりらった、たーりらった。
すっかり覚えちゃった。
いやぁ、『民王』に依存してたなぁ。
もう2本くらい、
このテンションで観られるものがあれば、
わたし的には一週間が締まるんですが‥‥。
あやや
ちょっときびしかったですね、全体に。
視聴率的にも、けっこう‥‥。
荒井
うん、全体的に低かった。
森下
いまのドラマって、放送後1週間限定で
ネットで無料配信してるじゃないですか。
──
え? そうなの?
あやや
やってるんですよ。
森下
その無料配信の再生回数が
けっこうな数字になってるんです。
人気ドラマの場合、
それだけで3パーセントくらい
上乗せになるんじゃないかと言われてて。
あやや
私もバリバリ観てますよ、無料配信。
荒井
観てる人、多いですよ。
そりゃ、本放送の数字下がりますよね。
森下
こんなこと言っちゃなんだけど、
CMとか入らなくて観やすいですよね、無料配信。
あやや
スマホでも観られるのが大きい。
『民王』とか『リスクの神様』とか、
「ちゃんと観たいドラマ」はテレビで観るんだけど、
「いま、どんな感じかな?」みたいなのは、
私、だいたいスマホで無料配信観てます。
『HEAT(ヒート)』とか。
森下
‥‥わ‥‥『HEAT(ヒート)』‥‥。
荒井
‥‥『HEAT(ヒート)』ですか‥‥。
あやや
あ‥‥すみません‥‥。
──
なんでみんな小声になるの?
あやや
ええと‥‥その‥‥数字が‥‥。
荒井
ゴールデンで2.8パーセント、
出したんですよね。
森下
ひーー。
あやや
あ、当事者意識の高い
森下さんの血の気が引いた。
森下
2.8パーセントは大火事だよー。
荒井
数字的には「今世紀最低」とか言われてますよね。
たぶん前世紀でも最低なんじゃないかな。
森下
いえ! 前世紀には、
『ピーマン白書』の
2.2パーセントという金字塔があります!
──
数字、暗記してる(笑)。
あやや
やっぱり、当事者意識が。
荒井
ですね(笑)。
森下
ひーー、数字、怖いよぅ。
あやや
じゃぁ、ぼちぼち、この秋のドラマを
語っていきましょうか。
──
ていうか、まだ1本も語ってない!


(もちろん、まだまだ続きます)
2015-10-06-TUE
 
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