[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/
Skip to main content

Tomoko Hasegawa

長谷川朋子

コンテンツビジネス・ジャーナリスト/コラムニスト。国内外のドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー番組の制作事情をテーマに、エンターテインメントコンテンツビジネスの仕組みについて独自の視点で解説した執筆記事が多数。フランス・カンヌで開催される世界最大規模の映像コンテンツ見本市MIPの現地取材を10年以上にわたって重ね、日本人ジャーナリストとしてはこの分野におけるオーソリティとして活動する。著書に「NETFLIX 戦略と流儀」(中公新書ラクレ)など。

AIによる監視社会を描いたドラマ「コンコルディア」で、製作総指揮のフランク・ドルジャーが伝えたかったメッセージ

監視カメラとAIに生活をモニタリングされた“完璧な社会”が舞台のドラマ「コンコルディア/Concordia」。現代社会に浸透する監視技術がもたらす問題も示唆するこのドラマの制作の裏側について、「ゲーム・オブ・スローンズ」でも知られるプロデューサーで製作総指揮のフランク・ドルジャーに訊いた。

SNS発で世界へ。imaseが語る“新しいシティポップ”のつくり方

代表曲「NIGHT DANCER」をはじめSNSでの全世界累計再生数が100億回を超えた新世代アーティストのimase。曲づくりを始めてわずか4年だが、日本のシティポップに影響を受けたサウンドが海外でも人気だ。そんなZ世代の彼は、いかなるビジョンをもって活動しているのか。

Netflix版『シティーハンター』、その世界的ヒットの必然

北条司原作の漫画「シティーハンター」がNetflixで実写映画化され、世界的に注目されている。グローバルでもNetflix公式TOP10首位を達成するなど好成績を収めたヒット作は、いかにつくられたのか。監督の佐藤祐市と主演の鈴木亮平に訊いた。

Netflix日本発のドラマ「忍びの家」、米国人監督が描いたアイデンティティと家族をめぐる物語の舞台裏

完全オリジナルのストーリーで世界的に注目されているNetflix日本発のドラマ「忍びの家 House of Ninjas」。原案は主演の賀来賢人、監督と脚本を米国人のデイヴ・ボイルが担当した異色の作品は、忍者という日本的で古風な題材ながら、現代の日本を舞台に普遍的かつ斬新な作品へといかに導いたのか。作品づくりの裏側を監督のボイルに訊いた。

Netflixで日本発の世界ヒットを連発した立役者、坂本和隆が考えるコンテンツづくりの現在とこれから

Netflixオリジナルで日本発の世界的ヒットが相次いでいる。その立役者が、ネットフリックスでコンテンツ部門のバイスプレジデントを務める坂本和隆だ。いかにNetflixにトップクラスの人材を集め、“勝利の方程式”をつくり出したのか、坂本に訊いた。

Netflixが強化するアジア発のバラエティ番組は、「世界でのヒット」がゴールではない

アジア各国でローカルコンテンツへの投資を加速させているネットフリックス。なかでも日本や韓国、インドではジャンルの幅を広げ、ゲームショーやリアリティショーといったバラエティ番組にも力を入れ始めている。そこにネットフリックスはどのような可能性を見出そうとしているのか。

星野源が語る“対話からの創造”と、Netflix「LIGHTHOUSE」で挑んだ新たな曲づくりのかたち

アーティストの星野源が、Netflixオリジナルのトークバラエティ番組「LIGHTHOUSE」で重ねた対話に基づく新曲をリリースした。日常生活や悩みについてオードリーの若林正恭と赤裸々に語ったことで生まれた曲の数々は、多忙な星野にとっていかなる挑戦になったのか。新たなクリエイションへの思いを星野が語った。

躍進する韓国ドラマの「次の一手」が、人気脚本家やプロダクションの動きから見えてきた

韓国ドラマが世界で躍進したのはなぜか。創造性と商業性のふたつを兼ね備えたバランス感覚のよさが理由のひとつであり、Netflixで世界ヒットを生み出した韓国の当事者たちの言葉もそれを証明している。そこからは「次の一手」も見えてきた。

アジア発のオリジナル映画で攻勢、Netflixが変えるコンテンツの勢力図

今後4年間で韓国のコンテンツに25億ドル(約3,400億円)を投資すると2023年4月に発表したNetflix。韓国発の世界ヒットを牽引力にアジア発のオリジナル映画の製作に重点を置く施策を打ち出すなど、アジアのクリエイターたちを主役に攻勢に出る。

巨大な撮影スタジオも自前で建設、Netflixで世界ヒット連発を目指すTBSの製作会社THE SEVENの野望

グローバルヒットを狙う作品を日本から生み出すべく、TBSが新たな製作会社THE SEVENを立ち上げた。世界的ヒットとなったドラマ「今際の国のアリス」を手掛けたメンバーなどの人材が揃い、Netflixと戦略的パートナーシップを組んだ同社は、世界とどう戦っていくのか。

Netflixの日本発オリジナルは、質に磨きをかけるべく「制作の密度」で勝負する

ネットフリックスが日本発のドラマシリーズで勝負に出る。数年かけて製作を進めた「First Love 初恋」を皮切りに、「今際の国のアリス」シーズン2に是枝裕和総合演出の「舞妓さんちのまかないさん」と立て続けに大型作品のラインナップが揃うなか、いかに世界ヒットを狙っていくのか。日本のクリエイティブを統括する坂本和隆に現状と戦略を訊いた。

Netflixのドラマ版「幽☆遊☆白書」の視覚効果は、日本のVFX人材の底上げにつながるか

マンガの世界観を、いかに違和感なく実写で映像化できるのか──。これまで多くの日本のマンガが実写化されてきたが、課題が残る事例も少なくない。そこで映像技術の品質向上が鍵を握ると考えたネットフリックスは、制作中のドラマシリーズ「幽☆遊☆白書」を通じてVFX人材の底上げに挑んでいる。

苦境のNetflixが日本のマンガ発コンテンツを次々に投入、反転攻勢の“起爆剤”になるか

このほどネットフリックスがNetflixファンが対象の公式オンラインイベント「Geeked Week」を開催し、実写版「ONE PIECE」や「今際の国のアリス」の新シーズン、ホラーマンガのアニメ化など、日本のマンガを原作とした新たなコンテンツ群を発表した。これらの個性的な日本発のコンテンツは、苦境にあるネットフリックスが反転攻勢をかける上で重要な意味をもっている。

Netflixは2022年、「日本発」で“爆速”のコンテンツ開発を目指す

これまでにNetflixは日本発で「全裸監督」や「今際の国のアリス」などの人気作を生み出しているが、2021年に全世界で1億4,000万世帯以上が視聴した韓国発「イカゲーム」を超えるようなヒット作はまだない。こうしたなかネットフリックスの日本法人は、攻めに転じたコンテンツ戦略をどのように打ち出していくのか。日本のクリエイティヴを統括する坂本和隆に、その具体策を訊いた。

Netflixのドラマ版「新聞記者」の監督が抱く「世界」への思いと、浮かび上がる日本の映像業界の課題

政治スキャンダルをテーマにした作品ながら異例のヒットとして知られる映画『新聞記者』が、Netflix作品として連続ドラマ化された。映画版に引き続き監督を務めた藤井道人は、全世界に独占配信される作品として「海外での評価を最も意識してつくった」と語る。そうした意識をもつようになった背景について語る藤井の言葉からは、日本の映像業界の課題が浮かび上がってくる。

札幌から世界へ。Netflixだから生まれたアニメ映画『ブライト:サムライソウル』の舞台裏

Netflixオリジナルの3DCGアニメ映画『ブライト:サムライソウル』が2021年10月12日に全世界に配信された。ハリウッド実写映画『ブライト』のスピンオフアニメ作品としてその世界観を継承しながら、舞台を幕末から明治にかけての日本に設定した本作。クリエイティヴ主導で妥協なしに、しかも札幌で制作するという独自性を貫いたスタイルは、なぜ成立したのか。監督のイシグロキョウヘイが答えた。

Netflixで「韓国発」がアジアを牽引する理由と、その先のエンタメ業界に起きること

ネットフリックスによる韓国オリジナル作品への年間投資額は、同社ではアジア最大規模の約5億ドル(約520億円)に上る。「ウェブトゥーン」と呼ばれる韓国独自のデジタルコミック発のドラマ「Sweet Home」に続き、国境を越えて支持されそうなストーリーが次々に全世界配信される予定だ。すでにNetflix日本オリジナルからも世界的な注目作が出ているが、実際のところ同社では韓国がアジアのリーディングポジションとみなされている。それはなぜなのか、Netflix作品の動向から理由を探った。

完結したドラマ「全裸監督」で、総監督の武正晴が伝えたかったこと

Netflixの日本オリジナル作品を代表する連続ドラマシリーズ「全裸監督」のシーズン2が公開され、全16話で完結した。アダルトヴィデオ業界を舞台に監督として一世を風靡した村西とおるの半生を描き切った本作。この挑戦的とも言える題材は、時代性を背景に日本人の魂に訴えかけることに主軸が置かれると同時に、世界にも通用する普遍性を追求していたのではないか──。そんな問いに、総監督を務めた武正晴が答えた。

Netflixがつくる日本発のドラマは、「新しいスタンダード」で世界市場を攻略する

内需志向が強い日本の製作環境下で、Netflixはオリジナルドラマ「全裸監督」のような世界的なヒット作を生みだしている。背景にあるのは、日本のコンテンツ制作の常識を打ち破るような取り組みの積み重ねだ。世界的なブランドであるNetflixにおいて、いかに日本の制作陣は“Netflix流”と日本らしさを融合しながら独自のスタンダードを確立してきたのか。ネットフリックスで日本のクリエイティヴを統括する坂本和隆に訊いた。

ソニーが買収するアニメ配信大手のクランチロール、熱狂的なファンを拡張するコミュニティの潜在力

コロナ禍を経てアニメファンの交流もオンラインへと移行した。この変化を世界規模のコミュニティの醸成につなげているのが、アニメ配信大手の「Crunchyroll(クランチロール)」である。そのファンコミュニティがもつ潜在力は、ソニーによる運営元の買収でさらに拡張していく可能性を秘めている。