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WindowsはそれなりだけどLinuxは初めてな私
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juria
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WindowsはそれなりだけどLinuxは初めてな私
データ救出編
例によって前置き
結局、Linux用の領域を確保してインストールするのが面倒とか、どうやって起動する
のだろうかという不安とか、うまくコマンドが使えず立ち往生したらどうしようという
恐怖(コマンドでしか使えないという誤った認識)とかで数年経ち、導入・利用が簡単な
パッケージ(ディストリビューション)で配布されており、GUIで普通に操作できること
を知り( Red Hat Linux 全盛の頃)、 Debian ていうヤツもあることを知り、CDから
起動( Live CD )できる KNOPPIX や Ubuntu を知り、それでも踏み出せなかった私を
決意させたのは、ご多分に漏れず、HDDのエラーでした。
のだろうかという不安とか、うまくコマンドが使えず立ち往生したらどうしようという
恐怖(コマンドでしか使えないという誤った認識)とかで数年経ち、導入・利用が簡単な
パッケージ(ディストリビューション)で配布されており、GUIで普通に操作できること
を知り( Red Hat Linux 全盛の頃)、 Debian ていうヤツもあることを知り、CDから
起動( Live CD )できる KNOPPIX や Ubuntu を知り、それでも踏み出せなかった私を
決意させたのは、ご多分に漏れず、HDDのエラーでした。
■症状
何の前触れも無く突然、外付けハードディスクの3つに分けたドライブの内の一つに
アクセスしようとすると、
「ドライブXのディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか」
と表示されるようになった。(私のHDじゃないけど、大事なデータが入ってるとの事)
別のPCに接続しても症状は同じ。他の2つのドライブは正常に読み込める。
アクセスしようとすると、
「ドライブXのディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか」
と表示されるようになった。(私のHDじゃないけど、大事なデータが入ってるとの事)
別のPCに接続しても症状は同じ。他の2つのドライブは正常に読み込める。
ネット情報によれば、Windowsの
マスターブートレコード(MBR)
に記録された
パーティションテーブルが損傷した可能性が高いとのこと。
パーティションテーブルが損傷した可能性が高いとのこと。
■原因は?
問題なく使える、との報告もあるので一概には言えないが、長年、Windows XPで使って
きた外付けHDをWinows 7(x64)で使い始めたことが関係するのかもしれない。
外付けHDメーカーの動作保障対象からは外れている。
おまけに、件のPC(Windows 7)は購入後2週間でBIOSの起動さえできなくなり修理に
出した経緯がある。今回のエラーはその約2週間後のこと。
きた外付けHDをWinows 7(x64)で使い始めたことが関係するのかもしれない。
外付けHDメーカーの動作保障対象からは外れている。
おまけに、件のPC(Windows 7)は購入後2週間でBIOSの起動さえできなくなり修理に
出した経緯がある。今回のエラーはその約2週間後のこと。
■データの救出は?
パーティションテーブルの損傷だけなら、中のデータは無事である可能性が高いこと、
データ救出のためには、フォーマットはもちろん、データを壊してしまうかもしれない
操作は一切しない方が良いのらしい。
データ救出のためには、フォーマットはもちろん、データを壊してしまうかもしれない
操作は一切しない方が良いのらしい。
なら、Windows用のソフトであれこれ不必要にアクセスするより、ここはシステムの違う
KNOPPIXでしょ、というわけで、初めてのLinux。
KNOPPIXでしょ、というわけで、初めてのLinux。
安全で安価(CD代ぐらい)、操作も簡単(エクスプローラでファイル操作ができる人なら
誰でもできる。Linuxに関する知識は不要。)Windowsが起動しなくなった場合でも、
BIOSが起動できれば使えるのでオススメ。
誰でもできる。Linuxに関する知識は不要。)Windowsが起動しなくなった場合でも、
BIOSが起動できれば使えるのでオススメ。
[2010-09-16]
Live CD を作る&bookmark_hatena(show=none)
■準備
(書籍付属のCD/DVDがあれば、新たにLive CDを作成する必要は無い。)
(書籍付属のCD/DVDがあれば、新たにLive CDを作成する必要は無い。)
LIVE CD作成用のISOイメージ・ファイル(.iso)をDLしておく。
KNOPPIX Japanese edition にはDVD版とCD版がある。
KNOPPIX Japanese edition にはDVD版とCD版がある。
Ubuntu
デスクトップCDなら
また、後日、書籍付属のKNOPPIX 5.3.1 日本語版CDを試してみたが、どれでもOK。
但し、メモリー上で動作させるので、非力なマシンでデータの救出(コピー)を目的に
するなら最新のKNOPPIX CD版がオススメ。うたい文句どおり起動が速いのはもちろん、
その後の操作にもあまりストレスを感じない。
DVD版は、起動は速い方だが操作は無応答かと思うほど、Ubuntu CDは操作時のストレスは
そこそこだけど、起動中このまま起動できないんじゃないか、電源切ろうかと思うほど。
ちなみに、データの救出に使用したマシンは、Core2 Duo T5500/1.66GHz/512MB RAM
するなら最新のKNOPPIX CD版がオススメ。うたい文句どおり起動が速いのはもちろん、
その後の操作にもあまりストレスを感じない。
DVD版は、起動は速い方だが操作は無応答かと思うほど、Ubuntu CDは操作時のストレスは
そこそこだけど、起動中このまま起動できないんじゃないか、電源切ろうかと思うほど。
ちなみに、データの救出に使用したマシンは、Core2 Duo T5500/1.66GHz/512MB RAM
■CD/DVDライティング
当然ですが、ISOイメージを扱えるライティングソフトを使うこと。
当然ですが、ISOイメージを扱えるライティングソフトを使うこと。
- B's Recorder GOLD7
ポータブル版をUSBメモリーに入れておくと、いざという時に便利かも。
[Burn Image]をクリック→DiscImage.exeが起動される。
「セキュリティの警告」が出ても気にせず
CD/DVDドライブ・イメージファイル・書き込むメディアを指定して[Burn]
進行状況が表示され、[Burn process completed successfully]と出たら終了
「セキュリティの警告」が出ても気にせず
CD/DVDドライブ・イメージファイル・書き込むメディアを指定して[Burn]
進行状況が表示され、[Burn process completed successfully]と出たら終了
他にも色々ある。
CD/DVDからKNOPPIXを起動
CD/DVDから起動するためには、BIOSの設定でBoot順位をCD-ROMを最優先に変更しなければ
ならない。BIOSセットアップメニューの起動や設定変更方法はメーカーや機種によっても
違うので、説明書やネット情報を参照すること。
そして、データ救出が完了したら元に(HDD最優先に)戻しておくこと。
ならない。BIOSセットアップメニューの起動や設定変更方法はメーカーや機種によっても
違うので、説明書やネット情報を参照すること。
そして、データ救出が完了したら元に(HDD最優先に)戻しておくこと。
このPCでは、電源投入時に一時的に起動するドライブを選択するメニューを呼び出せる。
1.作成したCDをトレイにセットしてシャットダウン。
自分のUSB外付けHDや有線接続のルーターはいつも通り接続して電源を入れておく。
初めて接続する外付けHDの場合もWindowsに認識させておく必要は無いので、PCの
電源が切れてから接続すれば良い。つまり、人様のWindows PCを使う場合にも、
Windowsに影響を及ぼさずに済む。
2.F12キーを押しながらPCの電源を投入。
3.前回( SDカードからの起動 )と同様にして、CD-ROMからの起動を選択。
1.作成したCDをトレイにセットしてシャットダウン。
自分のUSB外付けHDや有線接続のルーターはいつも通り接続して電源を入れておく。
初めて接続する外付けHDの場合もWindowsに認識させておく必要は無いので、PCの
電源が切れてから接続すれば良い。つまり、人様のWindows PCを使う場合にも、
Windowsに影響を及ぼさずに済む。
2.F12キーを押しながらPCの電源を投入。
3.前回( SDカードからの起動 )と同様にして、CD-ROMからの起動を選択。
4.ロゴ表示、システムのセットアップ(#1)と進んで、KNOPPIXの起動が完了、
デスクトップが表示される(#2)。この時にはAutoConfig機能により各ハードウェアも
(USBハブもハブ経由の外付けHDも)自動認識され、インターネット接続も確立
している。(有線でブロードバンド・ルーター経由)
デスクトップが表示される(#2)。この時にはAutoConfig機能により各ハードウェアも
(USBハブもハブ経由の外付けHDも)自動認識され、インターネット接続も確立
している。(有線でブロードバンド・ルーター経由)
KNOPPIX 6.0.1 CD日本語版(LXDE) | KNOPPIX 6.2 DVD日本語版(LXDE) |
KNOPPIX 5.3.1 CD日本語版(KDE) | Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD(10.04 LTS)(GNOME) |
KNOPPIXもUbuntuも
Debian
ベースだけど、デスクトップ環境はKNOPPIX5.3.1が
KDE
で
6.xが LXDE 、Ubuntuが GNOME 、なんてことは知らなくても問題なし。どっちにしても
各操作を開始するためのメニューがあるところ(タスクバー)のことを「パネル」と
言うらしい。
KNOPPIXのパネルは下にあってUbuntuは上にあり、ここまで来てしまえば、後は、
見た目も操作もほとんどWindowsと同じ。
6.xが LXDE 、Ubuntuが GNOME 、なんてことは知らなくても問題なし。どっちにしても
各操作を開始するためのメニューがあるところ(タスクバー)のことを「パネル」と
言うらしい。
KNOPPIXのパネルは下にあってUbuntuは上にあり、ここまで来てしまえば、後は、
見た目も操作もほとんどWindowsと同じ。
メニュー(スタートメニュー)は、KNOPPIXではパネルの左端のボタン、Ubuntuでも
パネル左側の[アプリケーション]ボタンから(画像参照)、
終了メニューは、KNOPPIXはメニューの中に、Ubuntuはパネルの右端の電源ボタンから。
パネル左側の[アプリケーション]ボタンから(画像参照)、
終了メニューは、KNOPPIXはメニューの中に、Ubuntuはパネルの右端の電源ボタンから。
#2 この条件で、起動完了・デスクトップが表示されるまで
KNOPPIX 6.0.1 CD日本語版 | :約55秒 |
KNOPPIX 6.2 DVD日本語版 | :約125秒 |
KNOPPIX 5.3.1 CD日本語版 | :約145秒 |
Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD | :起動orインストール選択メニュー(#3)表示まで約355秒、起動を選択後さらに約245秒 |
#1 #3
起動中。KNOPPIX 5.3.1 CDの場合 | Windowsで自動実行の場合のメニュー |
[2010-09-18]
ファイルのレスキュー
KNOPPIXの場合は、ファイルマネージャはパネルの左から2番目のフォルダ型のボタンで
起動する。Ubuntuは[場所]ボタン。デスクトップに認識したデバイス(#4)のアイコンが
表示されるかどうかは、ディストリビューションによって異なる。
起動する。Ubuntuは[場所]ボタン。デスクトップに認識したデバイス(#4)のアイコンが
表示されるかどうかは、ディストリビューションによって異なる。
ファイルマネージャを起動、USB外付けHDの各デバイス(#4)も認識されいることを確認。
でもここで安心はできない。認識されたデバイスをポイント/選択しただけではマウント
されず、マウントしてみなければデータが存在しているかどうかが分からないので。
(マウントする前は右ペインは真っ白なので焦る^^;)
でもここで安心はできない。認識されたデバイスをポイント/選択しただけではマウント
されず、マウントしてみなければデータが存在しているかどうかが分からないので。
(マウントする前は右ペインは真っ白なので焦る^^;)
マウントは簡単、デバイスのアイコンをクリックするか、カーソルで選択して[Enter]
または右クリックメニューからマウント。普段からWindowsでダブルクリックしていると
マウント・アンマウントという概念にさえ気が付かないかもしれませんが。
または右クリックメニューからマウント。普段からWindowsでダブルクリックしていると
マウント・アンマウントという概念にさえ気が付かないかもしれませんが。
とにかく、これでデータも表示されることを確認、とりあえず、ほっと一息、いや感動。
下の画像中、「HD-PVRU2」と表示されているのが、データをコピーするために用意した
新しい外付けHD、「ボリューム」と表示されているデバイスがエラーが出る外付けHDの
各パーティション(ドライブ)。
下の画像中、「HD-PVRU2」と表示されているのが、データをコピーするために用意した
新しい外付けHD、「ボリューム」と表示されているデバイスがエラーが出る外付けHDの
各パーティション(ドライブ)。
ディレクトリ(フォルダ)の移動や新規作成もWindows同様にでき、ファイルマネージャを
デバイス・ディレクトリごとに複数表示させておいて(#5)、内蔵HDDでも外付けHDDでも
NTFS/FAT2を意識することなく、別のパーティション(ドライブ)にコピー&ペーストや
D&Dでファイルやフォルダのコピーができる。
デバイス・ディレクトリごとに複数表示させておいて(#5)、内蔵HDDでも外付けHDDでも
NTFS/FAT2を意識することなく、別のパーティション(ドライブ)にコピー&ペーストや
D&Dでファイルやフォルダのコピーができる。
KNOPPIX 6.0.1:ファイルのコンテキストメニュー | KNOPPIX 6.0.1:フォルダのコンテキストメニュー |
← KNOPPIX 5.3.1の場合 | |
Ubuntu:ファイルのコンテキストメニュー | Ubuntu:フォルダのコンテキストメニュー |
←D&D 画像はUbuntu、KNOPPIXでも同様 |
こうして必要なデータは全て救出、Windowsからデータに異常が無いことも確認。
めでたし、めでたし。
#4
#5
#5
エラーは拡大する?
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添付ファイル
- bootMenu.jpg
- BsISO.jpg
- BurnAwarePortable.jpg
- DiskImage.jpg
- fileContextMenu.jpg
- folderContextMenu.jpg
- format.jpg
- KNOPPIX_CD531_boot.jpg
- KNOPPIX_CD531_desktop.jpg
- KNOPPIX_CD531_Menu.jpg
- KNOPPIX_CDsetting.jpg
- KNOPPIX_DVDseting.jpg
- mount.jpg
- UbuntuDD.jpg
- UbuntuFileContextMenu.jpg
- UbuntuFolderContextMenu.jpg
- UbuntuSetting.jpg
- UbuntuWinMenu_s.jpg
- USB_HDD.jpg