アニヲタWiki(仮)

登録日：2015/03/09 (月) 21:26:22
更新日：2024/03/09 Sat 23:38:31
所要時間：約 22 分で読めます

▽タグ一覧
MAPPA アニガロ ガロウソク ダメ親父 ヘルマン・ルイス 二刀流 全裸 全裸-FULL MONTY- 堀内賢雄 女たらし 尻 愛すべきバカ 炎の刻印 牙狼-GARO- 牙狼-GARO- 炎の刻印 真っ裸 絶倫騎士 絶倫騎士エロ 絶影騎士 胸毛 裸族 髭 魔戒騎士

ヘルマン・ルイスとは、牙狼シリーズ第５弾・『牙狼-GARO- 炎の刻印』の登場人物。
絶影騎士ゾロの称号を持つ魔戒騎士にして、主人公レオン・ルイス／黄金騎士ガロの父親であり、アルフォンソ・サン・ヴァリアンテの伯父にあたる。
声は堀内賢雄氏。

17年前、堕ちた魔戒法師メンドーサの策略による『魔女狩り』の影響で幾人もの同胞と妻のアンナを失いながらも、性悪ロリババア神官ガルムの指令を受け魔獣ホラーを討伐する日々を続けながら、一人息子のレオンを魔戒騎士として育て上げてきた。
白の紳士服(魔法衣)に首に巻いた緑色のスカーフ、獅子の鬣にも似た金髪と顎鬚が目を引く。
右腕の袖の下には魔導輪ジルヴァ(声:遠藤綾)を装備しているが、喋ることが判明するのは第18話『幻炎 -SCAR FLAME-』から。必要とする時のみにしか口を開かない性格のためか、ヘルマンもその存在を忘れかけていた。
かつてはロベルトと名乗っていたが、その過去を知る者は今やほとんどこの世には存在しない。

振るう魔戒剣は二振りの短剣状で、普段は袖の内側に仕込まれており携帯に困らない。

第1話『業火 -HELLFIRE-』や第8話『全裸 -FULL MONTY-』で見られたように、鎧を纏わずともホラーを倒せる腕前の持ち主。
また、『匂い』でホラーの気配を嗅ぎ分けたり、第5話『騎士 -BLACK KNIGHT-』のようにモノに手をかざすだけでゲートの反応を感知するほどの直感も持ち合わせている。

ボウガンの矢を素手で受け止める、第11話『絶影 -SHADOW SLASHER-』では暗黒騎士に堕ちた朋友ベルナルド・ディオンと対峙した際、ゼクスの鎧を纏ったベルナルドが天井を壊して作りだした十字架状のオブジェを受けても平然としたり、片手で長椅子を投げ飛ばしたり、頭突きで衝撃波を生み出すほど鍛え抜かれた肉体の持ち主でもある。

基本的には二振りの魔戒剣を得物とした二刀流で戦うが、第21話『父子 -KNIGHTS-』でメンドーサ側についてレオンと対峙する際、語り合い代わりの真剣勝負に挑む際はレオンの得物たる赤鞘の魔戒剣を一時的に振るったこともある。

自由奔放で社交性の高い性格で、飄々としたたたずまいで捉えどころがないのか、人によってはいい加減に見える。
特に、酒をたしなみ女に対しては滅法弱いため実の息子たるレオンは女癖の悪い彼のその姿を見て心底呆れ果てている。
しかし、魔戒騎士としての信念は本物であり、17年間レオンと二人で旅しながら男手ひとつで育て上げ、ガロの鎧を纏わせるほどの鍛え方と、「自ら戦う力のない人たちのために、剣となり楯となる」という守りし者の掟を重んじ、人間相手には暴徒だろうとチンピラだろうと山賊だろうと剣を振るわない主義の持ち主。

父親としてはともかく、ヘルマンの騎士としての背中と信念はレオンにも知らず知らずの内に受け継いではいるようだ。

普段は直情的なレオンがヘルマンのツッコミ担当だが、戦闘時にレオンが暴走した際には逆にヘルマンがそれを静止する役割となっている。
生真面目なアルフォンソからは冗談を真に受けることもあり、少々頭を抱えているが一時期はレオンに代わるガロの鎧の後継者として選ばれた彼の苦悩を諭すこともあった。
エマ・グスマンとはつかず離れずな大人の関係にあり、「下半身でモノを考える男」だの、食えない態度に「とんだ狸ね」だの呆れられるものの中は悪いものではない。
ふとしたきっかけでサンタ・バルドで出会った小さな宿の娘であるヒメナ・コロナードの明るさと献身さにはアンナの面影を感じることもあったのか、そこで長く居候することになったが、
第16話『医術 -CURE-』で彼女にヴァリアンテ国の王子でもあるアルフォンソとの関係から貴族だと勘違いされ、彼女が伝染病に侵された際にその関係は急接近。
ガルムの命令で死んだと思われていたメンドーサと組むよう命令された後、第18話でヒメナを巻き込むまいとサンタ・バルドの街を後にする。
その時、「ったく……戻ってくる気になってるとは、俺もまだまだ若いねぇ」と頭をかいて苦笑するが、ジルヴァに「うぬぼれだ。若くない」と突っ込まれるのだった。

ヘルマンが魔戒剣を左右に掲げ、光の環が放たれることでゾロの鎧を召還。
ヴァリアンテ国からは、13年前に刑場から魔女が産み落とした赤子を攫って逃げた悪魔として認識されている。
月光を浴びた金色の瞳と額に施された狼の紋章に大きな庇、腕輪から伸びる鎖で繋がった双剣、剣の鍔と腰部に施された(Ζ)マークが特徴で、ソウルメタルに反応し牙を剥き咆哮をあげるアニメならではの演出も目を引く。
二振りの魔戒剣は曲刀状の長剣に変化し、手首の鎖を用いた変幻自在の攻撃を得意とする。
鞭のように振りかざす、剣を突き刺して鎖を戻しながらその勢いを利用して膝蹴り、碇状に合体させて障害物を投げ飛ばす、多岐に渡る技は豪快にして華麗。

装着者のヘルマンが100体以上のホラーを送還しているのか銀の魔導馬ゲツエイを召還でき、鎧を纏わずとも口笛ひとつで現れて疾風の如く戦場を駆け抜ける。
また、蹄を蹴り上げて高速回転することで豪快な突貫攻撃を放つこともできる。
その銀の姿と二刀流の戦法から、銀牙騎士・絶狼や彼の兄弟子たる風雲騎士・波怒を思わせるものがある。

烈火炎装も使用可能。その炎の色は蒼だが滅多に使わず、第21話でレオンと真剣勝負する時のように本気を出したときにしか使われないようだ。

ゾロの名前が黒狐を意味するスペインの守護獣から由来しているのか、鎧を纏う際に流れるテーマ曲「ヘルマン・ゾロ召喚」はフラメンコ・スタイルにも似た情熱的なギターの旋律が染み渡る。

第21話でレオンと真剣勝負する最中、ガルムの仲裁およびヴァリアンテ国を犠牲にしてメンドーサの野望もろとも大勢のホラーを討滅するという言葉を聞き憤慨するアルフォンソに対し、
本心を押し殺して「すべての人を救う方法が他にあるのか？魔戒騎士の数も減った。俺達の手で守れる人数なんてたかが知れてる。誰だって犠牲なんか出したかねぇが、それによってより多くの人々を守れるのなら、それに従うのが守りし者の義務ってやつじゃないのか？」とレオンやアルフォンソらに問いかけるが、それを是としないレオンはヘルマンとの決闘に挑むが敗北。
後にメンドーサからヴァリアンテ国で地下深く眠る古のホラー・アニマの存在とそれを利用し永遠の存在になる野望を知り、その情報をジルヴァを介してレオンらに伝えさせるが、陰険なくらいに慎重なメンドーサに察知されて無数の素体ホラーを相手にし、瀕死の重傷を負う。

やがて、自慢のかわいいそばかすとホクロと引き換えにメンドーサから魔獣装甲という力を得たオクタビアにこの言葉で見送り、更なる素体ホラーの増援を前に項目冒頭と同じセリフで迎え撃たんとするヘルマン。
しかし、奮戦空しく五体をズタズタにされてアニマ復活のためのテトリス血塊の一部にされてしまうがその魂は消えてはいなかった。

アニマを取り込み人やホラーをも超越したメンドーサに鎧を纏えず滅多打ちにされるレオン。
彼を救ったのは、ヘルマンが愛用していた魔戒剣であった。
エマとアルフォンソの援護を受け、その剣とガロの後継者の証たる赤鞘の魔戒剣を振るい、ガロの鎧とゾロの鎧を融合させ双烈融身・ガロとなりメンドーサを魔界に突き落とすレオン。
不滅の存在となったメンドーサを止める最大の切り札になったのは、レオンの身体に施されたアンナの刻印だった。
討滅する術が見つかるまで、メンドーサはかつて己自身が行った『魔女狩り』のごとく永劫の炎に焼かれるであろう。
アンナに見送られ、レオンはゾロの魔導馬を駆り地上へと脱出する。

レオンの傍らには英霊となり、緑の馬を駆って息子を見やるヘルマン。

魔戒の宿命で結ばれた親子が人間界を目指して駆け抜けていく。
生前、レオンが自身とほぼ同じ背丈に成長しガロの鎧に認められた時のように。

やがて、頭をひとなでした後、絶影騎士は息子に別れを告げ、妻と共に魔界へと残るのだった……。

ヘルマン死せども守りし者の系譜は終わらない。
それは血と志と絆を繋いでゆく者がいる限り、守るべき存在のいる世界がある限り、永遠に……。

※推奨BGM：神官ガルム

ここまで読むとヘルマンは従来の牙狼シリーズに登場してきた騎士と同じ魅力に溢れると感じることだろう。
だが、彼には大問題な面がある。それは、やたらと女癖が悪いこと。そして脱ぐことだ。
前者の場合はゾロの鎧を受け継ぐ者が不在のためその子作りが必要だ、と説くがやってることは亡き妻を忘れて女遊びに更けるダメ親父にしか見えない。
後者の場合は服を脱いだら磨き抜かれた肉体と胸毛が特徴的でワイルドなイメージがあり、
メインキャスト陣による忘年会特別回『饗応 -DAY BREAK-』でも、
堀内氏「今のお父さん像としては、今こういう人がいたら一番カッコいいんじゃないかな。ただひとつだけダメな所があるとすれば裸になりすぎ！」
朴女史「てゆうか、裸になることに対して何も抵抗感もないというのは素敵ですね」
堀内氏「う～ん、俺はちょっといけないなあ」
と評するほど。
その豪快なまでの脱ぎっぷりには一部のファンからは絶倫騎士エロとまで呼ばれているとか。

「古より神から人に課せられた聖なる営み」(早い話子作り)に励まんとベッドで情婦に化けたホラー・ハナムシを抱きながら初登場。
宿屋でヘルマンを呼びに来たレオンに「おい！愛する我が息子よ！営みに愛が足りないんだ！愛が♪(右手でお金のマークを作りながら)ちょっとばかし貸してほしいーっ！」と言った後剛速球で金貨袋を顔面に叩きつかれ、深夜のお茶の間に逞しい肉体と尻を見せつける。
また、項目冒頭の台詞と共に正体を現したホラーを二振りの魔戒剣で倒す際、
絶妙のタイミングで♂の部分に蝋燭がそそり立つのに強烈なインパクトを残した。
牙狼シリーズファンの一人たるニトロプラスのゆーぽんも炎をバックにしたSDガロ＆レオンの左隣で全裸で尻を向けドヤ顔を決めるヘルマンという提供バックイラストを描いている。
オヤジェ……。

レオンにぶん殴られた後、馬を売って軍資金ついでにリディアという黒髪褐色ポニーテールの姉ちゃんをはべらせ、
右頬にできた無数のキスマークとセットでゾロの鎧を受け継ぐ者の重要性を説いた後、リディアちゃんをお姫様抱っこして子作りに向かった。

レオン「クソオヤジ！てめえの鎧なんざ……滅びろーっ！！」

この後、リディアちゃんとイチャイチャしながら魔女狩りの情報を聞き出し、捕らえられた魔戒法師(エマ)の情報も聞き出すことに成功している。

ある宿屋で「ダメだよ、そんなとこ～♪おおっ、大胆♪えへへ…大丈夫、金ならちゃんと…」と美女とイチャイチャする夢を見ているところを
レオンに「起きろクソオヤジ！！！」と飛び蹴り一発で起こされる。
シーツの下は全裸で、レオンがザルバとの契約で寿命を少し吸われ眠りにつく際、下半身にタオルを巻いた姿でレオンを気遣う。おい、服着ろよ。
ラスト間際で英霊牙狼と会話を交わしたレオンが目覚めると、ちゃっかり旅芸人一座の姉ちゃんを口説いてサンタ・バルドに向かう馬車に乗せてもらうことに気付くのだった。

濡れ場こそ少なかったが、Aパートでヴァリアンテ国のサンタ・バルド城の下町で愛人候補に会おうと張り切る。
「カルメンにアニータはいい感じに年を重ねているだろう。
　パオラなんか前は子供だったが、よ～うやく色気が出てきた年頃♪(両手でボインボインの仕草をしながら)
　まずは、現在の状況を把握しなければならない。(ﾄﾞﾔｧ)……ということで！二手に分かれて情報収集だーっ！」(意気揚々と歩き出す)
この後、レオンに小遣いを預かられて意気消沈としてしまうのだった。

アバンタイトルではサンタ・バルドの宿屋で城の情報を女たちから聞き込もうと張り切りながら手鏡片手に身だしなみを整え、
この手の場所にはホラーが集まると言いながらも、レオンにその手鏡は何かと問われたら…
「こういうものをやれば女は喜ぶ。色々とサービスが変わってくる。
　そういうもんだ！覚えとけ、息子よ」(ﾄﾞﾔｧ)
この後、レオンに「いい加減……真面目にやれクソオヤジ！！！」と顔面に蹴りを入れられてしまう。
この話のラスト、なぜか全裸でレオンと再会。

「見ての通り、俺は今ワケあって服を着ていない。金もない。すごく困っている」(ｷﾘｯ)

この後、札束ビンタならぬ金貨正拳を喰らってしまい息子の背中を見送るのだった。
（@TT@）<待っているぞ……レオン

前話のラストでなぜ全裸姿になったのかが明かされる。
アバンタイトルではレオンに蹴っ飛ばされた後ベッドの上で姉ちゃんとイチャイチャする中、『黒の騎士団』の声を聞いて「ヴァリアンテ国の魔女狩りってやあねえ」と乳繰り合う。
翌朝、チンピラ三人組(ドナート、ビガス、カピ)に追われる巨乳美女のイレーネをお姫様抱っこしてトンズラする中、彼女の案内でサンタ・バルドの町外れにある空家に逃げ込みやり過ごすことに。
イレーネから事情を聴いてほっぺにチューついでに命の恩人だと褒め殺しにされたのか、
「わかった！！男ヘルマン、そなたの覚悟遠慮なく頂こう！！こういう場合、男が先に心を開かねえとな！」
と、豪快に脱いでMAPPA(真っ裸)になるが、当のイレーネは三人組とグルだった。ちょっぴり甘くて切ないやり取りの代償として金貨袋はおろか衣服までも奪われて、三人組とやりあう中全裸のまま空家を逃げ出す。そして魔女の噂話をする娘さんのピンクの帽子に股間の紳士がまとわりついてしまい、そのまま褌をはいたような姿のままサンタ・バルドを駆け抜けていくのだった。
エマ「……いい趣味ね」
「変態野郎！！」と騎士団に追われる中偶然出会ったエマにこの台詞を言われた後、レオンがベルナルドに襲われた事を知るシーンがシュールで、エマ役の朴女史もお気に入りのシーンにあげている。

朴女史「なんていうか、股間丸出し？じゃなくても股間になんであんなピンクの帽子がふわふわついてる状態でこんなマジトークしちゃってるの？みたいな…なんか、それすべてがなんか…このシーンに牙狼の素晴らしさが集約されているような感じがして…」
浪川氏「確かに視聴者の皆さんも、こう…聞いてるセリフ？お互い喋ってる台詞がものすごく聴覚をね、研ぎ澄まされて聞いてるけど目線は絶対…(カメラ目線で<◎><◎>)」
朴女史「ずっとね、止まってなくて風でふわふわしてるんですよ。でね、ちょっと盛り上がってるんですよ。(中略)ヘルマンってこんな真面目な話しながらご立派なんだなみたいな…なんかすごい大人だと思いました」

以上、特別回『饗応 -DAY BREAK-』より。
朴女史の『このシーンに牙狼の素晴らしさが集約されているような感じがして…』には歴代魔戒騎士の皆さんが異を唱えるに違いない。

その夜、空き家でイレーネちゃんと鉢合わせ。チンピラ三人組の一人たるドナートが陰我ホラー・モネータに憑依され彼女に襲い掛かった際、服を質屋に入れられた状態にもかかわらず「女の前で、俺は負けん！！」とMAPPAで撃破！
この後、ヘルマンを騙し服を質に入れた張本人であるにもかかわらず、「悪さが過ぎると、イレーネちゃんもああなっちまうぞ？」とカッコよくキメてそのままイレーネちゃんとベッドイン！

「……大丈夫。今宵はこの私めが、側におりましょう。ま、さっきの怪物よりも怖いかもしれないけどな……」

さすがにこうまで男らしく振舞うとイレーネちゃんが惚れるのも納得といえよう。

＼ｱｵｰﾝ／

翌朝、第7話のラストにつながる。
この回がヒメナとヘルマンの初邂逅だと誰が予想しただろうか……

なお、この回の提供バックイラストを担当した宮繁之氏はバガボンド風味のタッチでカメラ目線でドヤ顔を決めるヘルマンのイラストを描いている。
勿論、ムッキムキの全裸姿で。

「待ちやがれー、この間男ーっ！！」
ヘルマン「待て待て待て！誤解だ、誤解だ！俺はただ、奥方の肩こりを治して差し上げようと…」
「じゃあなんでてめえが素っ裸になってやがるんだ！？」
ヘルマン「いや、これはその…あーっ！あんな所に魔女がおっぱい出しながらホウキで空を飛んでいる！！」

…と、第9話『師弟 -NEW HOPE-』で出番がなかった鬱憤を晴らさんかのごとくこっぱずかしく登場。
真っ昼間からサンタ・バルドの城下町を駆け抜けた後、レオンとエマ、そして自分の甥っ子にあたるアルフォンソとシーツ片手に全裸で邂逅。
レオン「こんのクッソオヤジ！！！」
と憤慨される後、アルフォンソを見て
「確かに、アンナの面影が！しかも、レオンにはない気品もある！
　まさかアンナが、俺に隠れて子どもを～！？(涙と鼻水をおろろんと流して)父親は？父親は誰だ！？いや、何も言わなくていい！」
と一人で勝手に解釈、落ち込んでしまう。
やがて、気を取り直し
「今日から、俺を『お義父さん』と呼んでくれ」(ｷﾘｯ)
と受け入れるが、アルフォンソの母にしてアンナの妹でもあるエスメラルダ王妃の存在を知り、今や自身がヴァリアンテ国王家の縁者に近い者だということを知るや否や、「ヴァリアンテ王の親戚なら、城の侍女たちは俺のものも同然！まさに酒池肉林！まさにハーレム！！」と鼻の下を伸ばしながら救出に張り切るのだった。
すぐさまレオンに蹴り入れられて川ポチャされたけどね！(*1)
……さすが、エマから「下半身でモノを考える男」と評価を受けるだけのことはある。

ちなみに、レオンがアルフォンソと共に隠れ家として使ってた空家は第8話でオヤジとイレーネちゃんがアレしてナニした場所です♥

全裸でいびきをかいて寝ているところをヒメナに見られる。
その様に赤面するヒメナだが、すぐさまベッドのシーツをテーブルクロス引き芸の応用で思いっきり引っ張ってたたき起こすのだった。
勢いが強かったのか、ヘルマンの額にはちょっとだけ赤い痣ができているが、骨に異常はなし。
その後、放浪の医者ファビアン(に化けたミケル／陰我ホラー・メディクルス)の診療を受けた後、第8話にも出たハナタレ小僧から「裸のおっちゃん」と言われる。この後、アルフォンソのおかげで暮らしやすくなるだろうという事、そして人間の強さと本当に醜いものは外見ではない事をかっこよく説こうとするが
夜遊び相手のアメリアちゃんとローラちゃんという女子らと鉢合わせ、「次いつ来るの～？」「またホクロ見つけゲームしようよ～♪」とせがまれて台無しに。
ヒメナ「醜いのは欲にまみれたナニかしら？」
ハナタレ小僧「おっちゃん、オレが母ちゃんにしかられた時と同じ顔してんぞ？」
……ごもっとも。

メンドーサと組むことになり、サンタ・バルドを離れなければならなくなったヘルマンはヒメナにたまった宿代を払い旅立たんとする。
「いままであちこち移り住んだが、ここほど自分の家のように感じたことはなかった」と名残惜しむかのように金貨袋を彼女に手渡すヘルマン。
しかし、涙ながらに引き止めようとする彼女の涙を拭い、熱い接吻を幾度も交わし…このあと滅茶苦茶セックスした。
ひとり去る際、花瓶に一輪の白い花を置いているが、これは第14話『武勲 -GESTA-』にてヒメナが婚礼祝いの花輪を作っている際、何色が好きかというヘルマンの問いに答えたのを受けたもの。
ここだけ見るとわりと格好いいのだが、レオンの近況とその相談でヘルマンを訪ねてきたアルフォンソにヒメナが「それが…急にいなくなってしまって…」と言われた際、アルフォンソが即座に(叔父上の事だ、どうせまた別の女の処に……)と当然の如くモノローグでのたまった方に視聴者の腹筋は持って行かれた(この後、入れ違うかのごとく階段の上に座り込むヘルマンが現れるあたり、居留守ではないことがうかがえる)。

レオンとヘルマンの真剣勝負の最中、レオンの少年時代の回想に突入。
Bパート冒頭でとある街に入る際、「商人や巡礼も多いようだし…これなら夜の方も期待できるか…♪」と泣きぼくろとマゼンダカラーのドレスの黒髪美人にヘルマンに色目でウインクする紫ドレスと褐色銀髪の姉ちゃんに鼻の下を伸ばし懐から金貨袋を取り出そうとすると、レオンに「しばらくオレが預かっとく。どーせヘンなことに使うつもりなんだろ、クソオヤジ！」と分捕られる。この頃から金銭管理のクセがついていた模様。
この後、「ヘンなこととはなんだ！神が人に与えたもうた聖なる営みである！それがなければ、俺もお前もこの世に生まれていなかったんだぞ！！」と豪語、金貨袋を返すまでここを動かんと道端に座り込む。
「あ～もう！こんな真っ昼間で道バタで言うことか～！？」

この後、ホラー討伐の場面の後酒場で姉ちゃんを引き止めようとする様をレオンに見られ呆れられる場面が映る。まったくこのクソオヤジは……

ゾロの魔導馬を駆りレオンが魔界から脱出するのを見送った際、
「あっ、そーだ！(ﾁﾗｯ)悪いけど、宿屋のヒメナちゃんって子、訪ねてやってくれ！頼むわ～♪」
と、アンナが聞いていないのを確認して小声でレオンにメンゴメンゴついでに頼むヘルマン。
「オ・ヤ・ジ……ッ！！お前、最期まで……」
別れの間際でそれを言うかよ……と泣き出しそうな顔をした後、しょうがないダメ親父だと感じ苦笑するレオンは、後にヘルマンの息子(兼レオンの腹違いの弟？)を身ごもったヒメナを守りし者として務めることになるのだった。

……後でヘルマンがアンナの手でメンドーサ共々焼かれないことを祈ろう。

第1話、絶妙なタイミングでヘルマンの股間を隠したこの蝋燭はEDテーマを歌う佐咲紗花はおろか、キャストからも公式に『ガロウソク』とまで呼ばれている。
2014年11月23日、ニコニコ生放送およびファミリー劇場で同時放送された『金狼感謝際2014』のアニメキャスト(浪川大輔、堀内賢雄、朴ロ美、野村勝人)らの座談会でも、
「『ガロウソク』をグッズとして売ろう！！」とベテラン陣がノリノリに盛り上がっており、それにタジタジな野村さんの絵図が見られた。

ガルム「野ぉ村ぁ～、もっとしっかりしろよぉ～？」

なお、この後下ネタトークで盛り上がり浪川さんもズボンから『ガロウソク！！』をやろうとしたが静止されてしまう、というハプニングも起こった。

ガルム「視聴者の皆様方、大変お見苦しいところをお見せしました……」

……これにはさしものナレーションことガルムも頭を抱えてしまうほどであった。
ちなみにプレゼントはお詫びのしるしとして主役声優四名のアドリブ音声の入ったサインつき目覚まし時計になりました♪(2014年11月30日24：00締め切り・現在応募不可)

「牙狼-炎の刻印- スペシャルドラマCD」では、映像がないため全裸重視というわけではないが、変態・クソ親父っぷりを本編以上に発揮。

トラック1「第1話『紳士 -Puzzled Prince-』」ではアルフォンソと共に主役のような役となる。
アルフォンソが自分の父であるフェルナンド王に、この変態の極みであるヘルマンを紹介したらどうなるか…そう考えていると、どういうわけか紹介する展開へ突入。

ヴァリアンテ王国に災厄を齎した宰相メンドーサは、ヘルマンにより倒され、国に平和が戻っていた。

ヘルマン「私のヘルマンパンチで1発でした。(ｷﾘｯ」

この功績を称え、フェルナンド王は下心が駄々洩れするヘルマンに宰相の座を譲ろうとし、ヘルマンもノリノリでこれを引き受ける。
困惑するアルフォンソをそっちのけにして宰相となったヘルマンは、ヴァリアンテ王国に「一夫多妻制」を設けるという政策を打ち出す。

ヘルマン「ビックリした？」
アルフォンソ「当たり前でしょ！！」

この直後、サンタ・バルド城中の数々の侍女が、胸元を大きく開いてアルフォンソ曰く「こぼれそうになっている」恰好をしてヘルマンの下へ集ってくる。
一夫多妻となった故、彼女らは全員ヘルマンの嫁となったわけだが、当然こんなことが認められないアルフォンソは怒ってしまう。
すると…

侍女A「ねえ、ヘルマソソ～。王子様がこわ～い顔してこっち見てるぅ～。」
侍女B「本当だ～。ねえねえ、ヘルマソソ～。アルフォソソ様、怒ってるみた～い。　なんでなんでだお～？」
アルフォンソ「アルフォソソ！？」
ヘルマソソ「ヘルマソソたんも怖いよ～。　なんでアルフォソソが睨むのか、ヘルマソソたん、ちっとも分かんないだお～！」
侍女C「怖がってるヘルマソソたそ、きゃわわ～！」
侍女D「も～う、ヘルマソソたそが可哀想だお～。私が、王子を怒ってあげるお～。　コラ、王子！プンスカ！」
アルフォソソ「どどどど、どこの国の言葉だ！？　…なんかすごく怖い…。」

カオスである。
ヘルマン曰く、一夫多妻制で国の若者を増やすということが目的だが当然これは建前で、本音は自分がウハウハするため。
フェルナンド王は彼の下心に全く気付くことなく、寧ろ彼の国に対する熱い思いに感動してしまっていた。
ここへ、見かねたレオンとエマが乱入。

レオン「クソ親父！いくらクソ親父でも、流石にクソ親父過ぎるぞ！クソ親父！！」
ヘルマン「お前、クソ親父って言いたいだけだろ。」

もはやどうすることもできないアルフォンソは、レオンたちに助けを請い、レオンたちはヘルマンと戦うことになるのだが…

※BGM ヘルマン、ゾロ召還

なんと、レオンはヘルマンのヘルマンパンチとヘルマンキックであっさり倒され、エマはヘルマンパンチとヘルマン投げキッスで落とされてしまった。

そして、ヴァリアンテ王国はヘルマンにより「ヘルマンテ」と改名されてしまう。そして、ヴァリアンテの名を持つアルフォンソの本名も「アルフォンソ・サン・ヘルマンテ」となってしまう。
更に、いつの間にか集まった国民の大歓声を浴びながらヘルマンは

「聴くのだ、国民よ！私は必ずや、このヘルマンテ国を平和な国にしてみせる！！」
「ヘルマンの、ヘルマンによる、ヘルマンのための国だァ～！！！」
「すべては、俺のためにィ～！！！」

＼ヘルマンテ！ヘルマンテ！ヘルマンテ！ヘルマンテ！ヘルマンテ！／

……という謎の幻覚から正気に戻ったアルフォンソ。
ヘルマンを見るなり「ヘルマソ！？」と口に出してしまうほどに悍ましい幻覚だった。

ちなみに、ヘルマンはアンナ、ベルナルドと共にラファエロ・バンデラスの下で修業をしていたことがあった様子。
彼らはラファエロのことを「鬼髭」と呼んでおり、修業は極めて過酷でヘルマンは逃げたこともあったという。
また、ヘルマンはラファエロの巨体がそこそこ怖かったらしい。

炎の刻印のメインキャストは『牙狼 紅蓮ノ月』にも出演、前年同様ニコニコ生放送とファミリー劇場で2015年11月23日に同時放送された『金狼感謝祭2015』では野村さんに代わって声優業界でも屈指の下ネタ好きで有名な蘆屋道満役の関智一さんを迎えて座談会を展開。
当作でヘルマンと180度異なるキャラクターである藤原道長を演じる堀内さんは元・冴島雷牙でもあり雷吼役で声優初主演となる中山麻聖さんの真摯な姿勢を評価。昭和趣味を持っていたり、イベントで声優陣が演じるキャラクターのイメージに合ったお箸をチョイスしてきたりする様に「座長としての気の振るまいがすごい。彼は何でもできる」と褒めている。
しかし、朴さん演じる星命の後ろ姿から隠せないお尻の話題で盛り上がり(しかもナレーターを務める金時役の矢島晶子さんまで巻き込んでいる。下ネタは慎んでください By番組プロデューサー・鷹木純一)、苦手なものの話題で堀内さんが「便所コオロギ」、朴さんが「(星命と同じ)蝶」、ときて関さんがこらえきれずに便所コオロギの話でうっかり「S○○」と言ってしまった時に会場内は苦笑(放送できる範囲でお願いします By番組プロデューサー・鷹木純一)。慌てて「女性と上からおしくらまんじゅうする」と訂正するものの火が付いた勢いは止まらず。ついには朴さんまで抱き着かんかのごとき勢いで下ネタ話に花が咲き誇ってしまうのだった…(大変申し訳ありませんでした。 By番組プロデューサー・鷹木純一)。
プレゼントは例によってお詫びの印代わりの前年度と同じく主役声優六名の完全アドリブ音声入りサインつき目覚まし時計(2015年11月30日24：00締め切り・現在応募不可)。なお、中山さんは会場内で前半は雷吼、後半は雷牙のイメージで目覚まし音声を録り下ろしている。後半はマユリの声もついてるよ！