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浦原喜助

登録日:2012/07/15 Sun 20:55:58
更新日:2025/01/08 Wed 12:56:41
所要時間:約 6 分で読めます






死ににいく理由に他人を使うなよ。



浦原 喜助  
うらはら きすけ

[職業]死神
    浦原商店店長

[肩書]元護廷十三隊二番隊第三席→元十二番隊隊長
    技術開発局初代局長

 [身長/体重]183cm/69kg
 [誕生日]12月31日
 [斬魄刀]紅姫(べにひめ)
  〔解号〕起きろ「紅姫」
 [卍解]観音開紅姫改メ(かんのんびらきべにひめあらため)
 [CV]三木眞一郎
 [演]田辺誠一



BLEACH』に初期から登場している人物。

深緑の下駄に甚平、目深に帽子をかぶり、扇子やステッキを持っていることが多い。

概要


飄々とした性格で真面目なのかふざけているのか全く分からない。こっそり悪さをするのが病的に上手い上にとにかく人をからかうのが大好き。真面目な場面でも軽々しい出方で他人のペースをかき乱す。
その一方でふざけてながらちゃんと話を進めることもある。何をしたいのかなんて誰にも読めない要は変人。

表向きは空座町の片隅にある駄菓子屋「浦原商店」のハンサムエロ店主(自称)として、現世駐在の死神相手に援助を行う商人。
3人の店員と共に店を営んでいる…と言うか、人を鍛えたりサポートしたりする場面が多いので、店番は殆ど店員の役目のような気もする。

その正体は藍染惣右介の策略により尸魂界を追われた死神であり、卓越した技術と独創的な発想を持ち、多種多様な研究開発によって隊を大胆に改革した元十二番隊隊長にして技術開発局初代局長。

人物


研究者の性か、本心が読めない(というより読ませない)性格か、(マユリほどではないが)手段を択ばない『浦原喜助という人物を良く知る者ほど信用せず、疑わしく思っている人物』である。

まず大前提として藍染のような悪人でも弟子1号(マユリ)のような外道でもない。
本人は自身の在り方に思うところがある*1のか、『結局、自分の本質も(自らの欲望の為に研究を行う)マユリと大差ない』と述べているが、(崩玉に関すること以外は)意図して悪事を働いたりはしていない。
彼なりに仲間や家族を大切にするし、死神という世界の守護者としても良心的だが、周囲が危機的状況に陥るまで味方に情報を全く共有しないという癖?があり、それが最大の問題点と言えるだろう。

尸魂界編では藍染と崩玉の情報を全て知っていたも関わらず、一護たちになにも知らせないまま戦わせ*2、藍染にまんまと崩玉を奪取されたばかりかルキアを殺される一歩手前まで追い詰められた*3
続く破面篇では藍染が狙うと予測していた井上織姫を後方に下がらせるために戦力外通告*4

あまり接点が無いと思われる曳舟すら「一護たちは浦原のせいで随分と疑心暗鬼になった」と述べるように、消失篇では一護は誰にも不可解な事件を相談できていない。

そんな彼を最終章でナックルヴァールが「ワルい奴」と評したが、正に彼に相応しい評価だろう。


しばしば行動を共にする夜一とは幼馴染であり、かつて浦原が尸魂界にて(冤罪で)罪人とされたときに一緒に現世へと逃げてきた仲。後述に書かれているが上司と部下であった時代もあった。
彼女の奥の手を引き出せる(そして御せる)のも浦原だけであり、ただの幼馴染というにはやや深すぎる関係にある。


【浦原商店の店員達】

  • 握菱 鉄裁(つかびし テッサイ)
三つ編みメガネで筋骨隆々としたオッサン。力仕事担当。戦闘では虚を素手で粉砕している。
実はお色気担当枠でもある。
浦原や夜一と共に尸魂界から現世へと逃げてきた身であり、かつては鬼道衆総帥・大鬼道長を務めていた鬼道の達人。

  • 紬屋 雨(つむぎや ウルル)
女の子。ジン太より2つ年上。内気でおっちょこちょいだが可愛くて優しい少女。
見かけによらず強く、対死神レベルの戦闘能力を持つ。
死神代行消失篇では成長しており、ジン太との力関係が逆転している。

  • 花刈 ジン太(はなかり ジンた)
バカでガキ。一護の妹の夏梨とよく張り合う。
ウルルなどをよくいじめていて、テッサイから毎回鉄拳制裁を喰らう。
死神代行消失篇では成長していたが、相変わらずバカでガキだった。

ウルルとジン太の正体は本編だと曖昧にされているが、成田良悟による後日談を描いた小説版や公式Q&Aによると浦原が生み出した被造魂魄であるとのこと。
ただし構造的には涅ネムとずいぶん違うものになるらしい。

 戦闘能力



自ら戦う場面は少ないが、七十~九十番台の鬼道を使いこなすほか、新たな鬼道を独自開発したり、冷や汗をかきながらも十刃の不意打ちを初見回避*5する等、斬拳走鬼が全て優秀なバランス型の戦闘能力を持つ。
二番隊第三席時代には「蛆虫の巣」に閉じ込められていた荒くれどもを素手で制圧していた。*6
刀がなくても戦闘力は高いが、発明品を駆使して敵を翻弄し、戦場の不測に備えて念入りにフォローするスタイル*7は、最終章で明かされた彼の信条、

『千の備えで一使えれば上等』

『死なないために死ぬほど準備すること』

によるもの。正に戦う研究者の極致である。

劇中で使用した鬼道、技


  • しびれ指
指で触れ、相手の身動きを封じる技。使用時には独自の構えをする。
死神代行篇でルキアに対して使用。

  • 褥返し
杖と威圧で相手を仰向けにさせて動きを封じる技。
一護に対して使用。

  • 封殺火刑
浦原が独自に開発した術。
死神の両手首にある霊圧排出口を塞ぎ止め、放出できなくなった霊圧は逆流して内側から焼き尽くす技。
藍染戦で使用。

  • 重撃白雷
こちらも浦原が開発した術。
斬魄刀の先端から鬼道の白雷と酷似した霊撃を放つ。

  • 六杖光牢
6つの光の板が対象者の胴体を突き刺して拘束させる縛道の一種。

  • 鎖条鎖縛
光の鎖で相手を巻きつけて身動きを封じる。

  • 九曜縛
対象者に九つの黒玉で拘束する*8
上の縛道の重ね合わせで使用。

  • 千手皎天汰炮
習得者が少ない高難易度の九十番台の鬼道。
術者の周りに複数の光の矢が形成され、対象に向けて放ち当たると広範囲の爆風を巻き起こす。
藍染戦で完全詠唱で使うも効果がなかったが…

  • 九十六京火架封滅
「封印架」と呼ばれる氷の結晶のようなもので相手を封じ込める封印鬼道。
千手皎天汰炮に乗せて藍染に当て、一護との激闘後に藍染の力が弱まったことで発動。

  • ビーム
浦原の手(または刀)から放ったビーム。
キルゲ・オピー戦でトドメとして使用したものでアニメでは金色の光線。

  • 五龍転滅
原作では藍染がユーハバッハとの戦いで使用した最上級の破道で小説版で浦原も披露。
本来は大地にある霊脈ではないと使えないが、大気を漂う道羽根アウラの霊圧を代わりに発動させた。


 斬魄刀





そう、我々に運命などない

無知と恐怖にのまれ

足を踏み外したものたちだけが

運命と呼ばれる濁流の中へと

堕ちてゆくのだ

BLEACH6 THE DEATH TRILOGY OVERTUNE



◇─ 始解「紅姫(べにひめ)


解号は「起きろ~。」
普段は仕込み杖の形状にして封印しているが、この状態でも悟魂手甲のように肉体から魂を抜いたり遠距離の敵に攻撃を放つことが出来る。
解放すると、柄の先だけが折れ曲がった直刀の形状に姿を変える。
本人が元隊長かつ技術者であることや鬼道にも長けていることを考慮すると、仕込み杖へ姿を変えたり悟魂手甲の効果を発揮できるのは浦原本人の多様な技能によるものも大きいだろう。

解放状態では、刀身から吹き出した血のようなものを様々な形に組み替えて技を行使する。
赤い斬撃を飛ばしたり盾を張ったり、虚閃を相殺したりと攻防にかなり器用に立ち回ることが可能。
技を発動するには「啼け~」と名前を呼ぶ。

◇─ 血霞の盾(ちがすみのたて)
刀身から吹き出た血を盾のように固めて防御する。一護の月牙天衝を防ぐ程度の耐久力はある。

◇─ 切り裂き紅姫(きりさきべにひめ)
「血霞の盾」から無数の赤い刃を連続で発射する。

◇─ 剃刀紅姫(かみそりべにひめ)
血を「月牙天衝」のような赤い斬撃に変えて飛ばす。

◇─ 突ッ撥紅姫(つっぱねべにひめ)
「紅姫」の切っ先に相手の技をタイミングよく合わせ、相殺する。

◇─ 縛り紅姫(しばりべにひめ)
「紅姫」の切っ先から黒い鎖を繰り出して相手を拘束する。

◇─ 火遊紅姫(ひあそびべにひめ) 数珠繋(じゅずつなぎ)
「縛り紅姫」から繋がるコンボ技で、鎖の繋ぎ目が数珠のように膨らみ次々と爆発を起こす。


◇─ 卍解「観音開紅姫改メ(かんのんびらきべにひめあらため)

自身の開発した特殊霊具「転神体」により修得した卍解。
解放すると、身体中に継ぎ目のある巨大な仙女のような生物(?)を召喚する。
斬魄刀はそのまま残り、形状も変化しない。

能力は「触れたモノを造り変える」。
この能力の影響下(一定範囲に近づく)に置かれた対象はどんなものでもまるでフェルトのように裂け、次の瞬間縫い合わされるように修復され、造り変えられる。
修復する場合は死滅した臓器や細胞なども一瞬で新品同様のものに造り替えられ、復活してしまう。
他にも腕を造り変えることで筋力などを強化する、といったことも行っている。
もちろん修復や強化だけでなく、機能停止するように造り替えたりなどそのまま攻撃に転用出来るはずである。
さらに、地面を通じて範囲外のものを作り変えることも可能。
そのまま観音開き…もといさっくり割いたままでいられるのかは不明。

色々なものを作り出して様々な局面に対応する始解をさらに発展させ、造り変えることでその局面自体を大きく変えてしまう能力であると言える。
縫合に使っている糸っぽいものは恐らく血とかそういうものであり、血繋がりでもある。
ただし、ある一定の範囲から離れれば解除され、フェルトの様に裂けていても元に戻る。

多彩な戦術が可能な卍解だが、
本編未登場の時には本人いわく「人を鍛えるのに向いてない」とのことで、チャドの特訓にはちょうど居候していた恋次をあてがった(同時に雑用を押し付けた)。
多彩な戦術による「対応力」を積ませたり強化するだけなら出来ると思われるが、直接攻撃系の能力ではない(早い話殴りあえない)ので、パワーファイターのチャドの「基礎地力」を伸ばす用途には本人の気質も相まって最適とはいえないのだろう。


浦原が開発(作成)したモノ



戦いですよ 敗けたら死ぬんス
死なないために死ぬほど準備することなんて
みんなやってる事でしょう


様々なものを開発しているが、グロテスクなデザインを好む涅マユリとは異なり、デザイン自体は非常にシンプルなものが多い。
涅マユリが同種のものを開発している場合もあるが、性能は総じて浦原のほうが上である。

  • 義骸
作中では様々な種類の義骸を作っている。
尸魂界に捕捉されないもの、中に入った死神の霊力を分解するもの、変わり身として使用する「携帯用義骸」等々。

義骸技術は浦原の得意分野らしい。


  • 正義装甲ジャスティスハチマキ
両サイドそれぞれから3本の管が伸びたヘッドギア。装着するにはこれを額につけて

受けてみよ正義の力!
正義装甲ジャスティスハチマキ!!
装☆着っ!!

と思いっきり叫ばなければならない。
…というのは浦原が一護をからかうためのデタラメである。
作中の描写を見るに、ただのヘッドギアの模様。ただの一発ネタで終わった。

と思われたが、アニメオリジナルのバウント篇で再登場し、本当に上記のセリフを言わなければ作動しないようになっている…酷い。
この時の恥じらいながらセリフを言い切った一護は必見。

  • 転神体
斬魄刀を刺すことで斬魄刀を具象化させ、具象化と屈服に長い時間を費やす卍解の習得期間を縮めることができるアイテム。
ただ、具象化を維持できるのは3日が限度とされているため、必然的に3日以内で卍解に至らなければならない。
浦原は(おそらく)護廷十三隊時代に、一護は白哉との決戦前に卍解の会得に至った。

  • 崩玉
虚と死神の境を越えるというチートアイテム。この力を受けた者は強大な力を手に入れる。
あまりに危険な代物であったため浦原は破壊を試みるも失敗。特殊な義骸の中に崩玉を隠し存在を隠蔽しようとしたが、取り出す方法を調べた藍染惣右介により奪われてしまう。
また、藍染は先んじて崩玉を作っていたが藍染のものも浦原のものも完成はしていなかったらしい。そこで藍染は自作の崩玉に浦原の作った物を喰らわせれば完成すると考えた。
後に崩玉自体に意志があり、更に魂魄の境界を超えるではなく周囲の意志を取り込み具現化するものだと藍染が述べている。同化して初めて分かった模様。
なお、どの時点で把握したかは不明だが意志を持っていたことや境を超えるものではないことは浦原も把握していた模様。
前述の小説によると、浦原自身は元々これを非常時に備えてという大義名分を掲げつつも実際は自身の好奇心を理由に作り出すことを決意したらしく、そのことを今も苦々しく心に留めているのだという。

  • 穿界門
現世と尸魂界を繋ぐ門。
尸魂界にもあるがあちらは基本的に死神専用であり、こちらは人間でも通れるように調整されたもの。
浦原のものは行き先が固定されており、西流魂街以外には開かないようになっているらしい。
同時に現世の物質を霊子に変換する札も張り付けているため、生者も自由に通り抜けできるようになっている。

  • 温泉
双殛の丘の中にこっそり作った空間にある高い治癒力がある温泉。
零番隊の湯を真似て作ったようであちらには負けるもののその効果は抜群。

  • 黒腔
現世と虚圏を繋ぐ穴。
離反した藍染達を除き浦原喜助以外に黒腔を開く技術はないとのこと。
破面篇終盤でマユリ様が解析したので尸魂界・浦原商店地下のどちらからも行き来が可能になった。
更に千年血戦篇でネルやグリムジョーなどの一部破面が味方になったため、更に行き来しやすくなった。

  • 転界結柱
現世の特定の空間を尸魂界の特定の空間と入れ替える結界を作り出す。
4本の柱によって構成されており、1本でも破壊されるとそこから空間が元に戻り始めてしまう。
壊れても一本くらいなら応急処置をすることで侵食を止められるが直すことは出来ないため死活問題。

  • 九十六京火架封滅(きゅうじゅうろっけいかかふうめつ)
藍染を封印するために浦原が開発したオリジナルの鬼道。
藍染に気付かれないよう「破道の九十一 千手皎天汰炮(せんじゅこうてんたいほう)」に乗せて放ったらしく、その後一護との戦いで藍染が弱ったタイミングで発動し彼は封印された。
「新しい鬼道っス」と言えば、わかる人にはわかる。

  • 死神の力を復活させる刀
複数名の霊圧が込められたこれで死神の力を失った者を貫くことで、死神の力を復活させる効果がある。
後の描写から一護の中の虚や滅却師の力にも作用していると思われる。
恐らく仮面の軍勢や石田の力も借りているのだろう。

  • 侵影薬
浦原が卍解使用可能者の卍解を取り戻し奪われるのを防ぐために開発した薬。
破面の帰刃が奪われていない事実に着目し、卍解を僅かに虚化させることで滅却師に対抗した。

  • ネルの腕輪(仮名)
正式名称は不明。ネルを大人と子供の姿に自由に戻れるようにした腕輪。
これによりネルは「ネリエル」として戦力となることができるようになった。恐らく子供に戻っても記憶は維持されると思われる。

  • 限定霊印
小説版にて判明。現世に行く隊長格の霊力を大幅に制限するための代物。これによって常に力の八割が制限される状態になる。
強敵との戦闘時は伝令神機の信号を介して解除するものだが、開発者の浦原は構造を把握しているため、特殊な鍼を刺すだけで解除できる。

  • 霊圧を完全に遮断する外套
浦原喜助が隠密時に着る黒い外套。
そこにほんの少し鬼道を練り込むだけで姿すらも景色に紛れてほぼ見えなくなる。

  • 魂魄自殺を防ぐワクチン
藍染惣右介の実験によって虚化した者達の命を助けるために開発した物。
虚化した魂魄は、症状が進行すると元の魂魄と虚が混在した状態になり理性を失う怪物となる。そして、最終的には魂魄間の境界のみならず魂魄自身と外界との境界までもを破壊し自らの意志とは無関係に自滅する。これを魂魄自殺という。
浦原喜助は百年の研究の中でこの魂魄自殺を防ぐ方法を発見した。それは、「虚化」と相反するものを魂魄に直接注ぎ込む事。虚化の鍵である「境界線の破壊」は魂魄のバランスを崩す事によって引き起こされる。つまり、相反する存在によって逆側にバランスを引き戻すことによってそれを防ぐ事ができる。
死神と相反するものは滅却師。
虚と相反するものは人間。
仮面の軍勢は滅却師の神聖滅矢と人間の魂魄から作ったワクチンによって魂魄自殺を防ぐ事ができた。
後にこれと同じ理論を使って(やり方は少し違うが)とある滅却師も救っている。

  • 被造魂魄
早い話がウルルとジン太のこと。
小学生程度の外見年齢でも恋次の描写からすると霊圧20%制限時の副隊長よりは強く、副隊長本来の実力と比べると劣る実力。
(※比較対象の恋次は卍解使用中だったので副隊長の中では強い方と思われる。且つウルルが暴走した時の話であって普段はこれより弱い)
耐久力も人間と比べれば段違いだが、周囲の反応からすると涅ネムとは異なり死神などと比べれば大差ないらしく危なかった模様。

ネムとは異なり成長に関する問題も抱えていないようだが(現在のネムも克服済み)、
製造目的が同じか異なるのかも不明なので、これらをもって優劣の判断はつけられない。



 本編での活躍


・過去

110年前に夜一の元で二番隊の第三席として危険人物用の監獄である「蛆虫の巣」を管理していたが、当時の十二番隊隊長だった曳舟桐生*9零番隊に異動したため、夜一の推薦で十二番隊長に就任。
就任直後に護廷十三隊直属の研究開発機関「技術開発局」を創設し、蛆虫の巣に収監されていたマユリを解放して彼を副局長兼三席の地位に就かせ、自身は局長として研究に明け暮れていた。
101年前に尸魂界で魂魄消失事件が発生し、平子らが虚化してしまった所に鬼道衆・大鬼道長のテッサイと共に駆けつける。
彼らを戻そうと崩玉を使用するも、完全に治すことはできなかった。

真の黒幕である藍染によって藍染一味の非道な研究や魂魄消失事件の罪を被せられてしまい、中央四十六室に「霊力全剥奪した上での現世永久追放」の極刑を言い渡される。
夜一によって救出された事で霊力全剥奪はされなかったが尸魂界へ出入りが禁じられてテッサイ、夜一、虚化状態の平子達と共に現世に身を潜めることになってしまう。
余談だが、この時現世に逃げ延びたのは(当時の)二、三、五、七、九、十二番隊の隊長と八、九、十二番隊の副隊長、鬼道衆の隊長と副隊長、計11人もの優秀な人材であり、結構な大惨事だったりする。

20年前には藍染が創り出した人造虚「ホワイト」が原因で虚化してしまった滅却師の黒崎真咲を助けようにも解決法が見つけれずにいた志波一心と石田竜弦の元に現れ、素性を明かして彼らに真咲を救う方法を教える。
「黒崎真咲の中にいる虚を一心の死神の力で封じ込める代わりに一心自身は死神の力を失ってただの人間になる」という重すぎる話だったが、一心は「わかったやってくれ」と即答したのに驚きつつも直ぐに手配をして真咲を救った。

時期は不明だが、崩玉の隠し場所の魂魄として朽木ルキアの魂魄に埋め込んだ。


・死神代行篇

怪しげな商人として初登場。時々突如現れちょっとだけ助けてくれる謎の人物だった。
ルキアの便利アイテムはここで購入……しかし非合法なのに退治した虚の指定(報奨金の有る場合)でも購入できる辺りどうなってるんだ?とも思う。

テッサイ共々滅却師のことを知っていたり、後の展開を予測したり、尸魂界からのカメラにも気付いている様子がうかがえるなど、
この時点で一介の商人とは思えない様子がうかがえる。


・尸魂界篇

一護を鍛えて尸魂界に送り出す。一護たちを尸魂界に送った後は穿界門に触れるも前述の通りに追放処分で弾き返された。
夜一によるネタバレで尸魂界における過去の役職が判明した。
なぜか一角も彼のことをよく知っている風だった。


  • 破面篇(VS死神篇まで)
他の連中が戦えない時何度か出撃。初遭遇したヤミーの虚閃を弾いたり、二度目の交戦には義骸による変わり身と虚弾を解析&模倣で翻弄したりと高い実力を見せつけた。
恋次と仮面の軍勢に頼み込んで、チャドと一護の新たな力を引き出す修行をさせるが、織姫には本心を告げずに足手まといになるという理由で戦力外通告するが最終的に藍染によって攫われてしまう。
密かに虚圏に行く方法を開発して織姫を助けに行く一護、チャド、石田を送り出し、後に恋次とルキア、十刃との戦い辺りで隊長格7名を増援に送っている。


・破面篇(空座町決戦篇以降)

藍染によって隊長格と仮面の軍勢が破れた後に一心と夜一と共に参戦。
高位鬼道や斬魄刀の技で駆使して、他2人の連携で藍染を追い詰めるも崩玉の融合で更なる力を得た形態になった事で敗北してしまう。
実は封印の鬼道を最初のうちに密かに仕込んでおき、一護との戦いで藍染が弱り崩玉に見放されたためにようやく発動した。
(一護の見立てでは崩玉に見放されたのではなく、藍染が望んだからかもしれないとしている)


・死神代行消失篇

一護の力を復活させる為に暗躍し、最終決戦では月島さんにやられたチャドと織姫を治療した。
ルキアと現世の連中に迷惑をかけまくった*10自覚はあるようで、
一護が頼むまでもなく彼の為に尽力し、一護並の霊媒体質で虚退治もしている夏梨に対しては無料で商品を渡している。


・千年血戦篇

第一次侵攻

ネルの要請を受けた一護の前に現れ、ともに虚圏に向かう。
そこで滅却師のキルゲ・オピーが一護の言葉で激昂していた隙をついてトドメを与えた。
阿近の連絡から一護を尸魂界へ向かわせるも、死んだと思われていたキルゲが辛うじて息をふきかえし、乱装天傀で不意打ちしたことで負傷させられる。
絶体絶命の状況下だったが、何者かがキルゲを真っ二つにし事なきを得た…と思いきやその人物に刃を向けられる。
一体何GJJJなんだ…。

一回目の瀞霊廷侵攻終了後、生存していたことが判明し、コンを通じて映像で一護らに。
前述の人物に協力を取り付けることに成功し、同時に織姫たちに「修行」をさせた。
自身はキルゲが遺した「メダリオン」を解析して卍解奪掠の対策手段を模索していた。

第二次侵攻(アニメでのサブタイトルは訣別譚)

瀞霊廷が見えざる帝国に浸食されたときに、卍解使用可能者の卍解を取り戻し、奪うのを防ぐ対策「侵影薬」を開発し、戦局の立て直しに貢献。
マユリが滅却師の影対策で浸食されてなかった研究室で彼と共にサポートにあたっていた。
その後は一護たちを模造の天柱輦で霊王宮に向かわせる。


新世界城侵入(アニメでのサブタイトルは相剋譚)

自身は霊王宮の門を創るために隊長格や現世に残ることしていた仮面の軍勢、隊士らを集めて門を創った。

霊王宮(真世界城)侵攻後はしばらく隊長達と行動を共にしていたが、夜一姉弟が神赦親衛隊の一員アスキン・ナックルヴァールに苦戦しているときに再登場。

ナックルヴァールの台詞でユーハバッハの特記戦力の一人と判明した(警戒していたのは未知数の “手段” )。

こっそり能力に対抗する抗体(時間制限あり)を作り、さらに夜一を「瞬鬨・雷獣戦形 “瞬霳黒猫戦妃”」に無理やりさせることで、
ようやくナックルヴァールを圧倒させるも、抗体の時間がすぎ、さらにナックルヴァールが完聖体を発動させて脱出できない猛毒の結界内に閉じ込められる。
彼の攻撃で片目を潰されたので卍解を発動。
卍解の能力を活かして目を改造(なお)したり手を改造したり、相手を寄せ付けなくしてナックルヴァールを圧倒。
その後ナックルヴァールが能力を強化しようとしたところで、彼の言葉から「猛毒結界は脱出は出来ないが侵入は可能」と見抜いて夜一と同様に抗体で動けるようになった帰刃したグリムジョーを呼び寄せ、卍解で最短ルートを作り上げてナックルヴァールに致命傷を与えることに成功する。

そしてナックルヴァールは死亡と同時に無意識で加減していた能力(自爆が怖かった模様)が強化される性質だったために、ここで体が倒れる。
こうなる予測もしていたためにネリエルに外で待機させておき、仲間の霊圧は全部残っていたことと入口を開けていたために全員助かったものと思われる。
(これ以降は本編では描写がない)

小説では全員生存しているのが描写されており、尸魂界に協力していたり、相変わらずこっそり悪さをしていたりする。


  • 劇場版
ポジション的にマユリと同じく説明役につく事が多い。
自分は鬼道が苦手だと語っているが、原作の描写と食い違うので、当時まだ設定が固まっていなかったか、劇場版スタッフのミスか、単に謙遜しているだけかのいずれかだろう。
第三作では敵の能力の影響でルキアの存在を忘れていたが、帳簿にはちゃんと記載されていた為、一護の言葉を信用した。
不自然に記憶が欠落した事から敵の能力は自分が過去に研究していたモノが原因であるとわかり夜一と共に参戦。
何気に隊長羽織を久々に着た姿での貴重な戦闘シーンを拝見できる(ちなみに十二番隊だったので恐らくマユリの物を借りたと思われる)。



黒崎サ~ン、追記・修正お願いしま~す。

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最終更新:2025年01月08日 12:56

*1 一護やルキアが浦原の計略で死にかけたのは一度や二度ではない。更に以前部下だったひよりですら浦原の手段を選ばずに仲間の犠牲もある程度容認するやり方を熟知し「(そのやり方に関しては)大嫌いだった」と述べている

*2 これに関しては一心や夜一がこの時点の一護に自分の過去やのことを教えてもどうしようもなかったかもしれないが

*3 崩玉の奪取を妨害するための刺客と思い込んでいた藍染次第では全滅していた可能性も高い

*4 この時の井上は力の一端を失っていて一線級とは言えない状態だったので、浦原の考え自体は間違ってないのだが、言い方があまりにも悪かった

*5 浮竹十四郎は後に全く同じ攻撃で瀕死に陥った。

*6 蛆虫の巣の管理を任される条件が「囚人たちを素手で制圧できる」というもの

*7 徹底的な情報収集で準備を整え、発明品で自己の能力不足を補うのがマユリ

*8 対象の周りに8つで残り1つは対象の胸辺りに出現

*9 義魂技術のプロフェッショナル。浦原が披露した研究成果も義魂や義骸に関するものが多い。

*10 読者からは人気もあると同時にこいつ本当にどうしようもないゲスだな…という意見もあった