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村野さやか

登録日:2025/01/13 Mon 16:32:51
更新日:2025/01/13 Mon 21:16:50
所要時間:約 36 分で、読めますよ。




今なら、すごいことができそうな気がしませんか?

村野(むらの)さやかは、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに所属するスクールアイドル。

CV. 野中ここな
メンバーアイコン 目覚まし時計
メンバーカラー 氷青色(ひょうじょういろ)
誕生日 1月13日
身長 157cm
趣味 お弁当作り、お弁当研究
(市販品や駅弁のチェック)
特技 計画を立てて物事を進める
好きな食べ物 味付け海苔、濃い目に淹れたお茶
好きな言葉 心堅石穿
好きな教科 現代文、数学
好きな動物 レッサーパンダ

人物像

103期生で、花帆とはクラスメート。
藍色の髪を水色のリボンでふたつに纏めたお下げ髪と水色の瞳が印象的な、「実直」という言葉がそのままカタチになったかのような人物で、親族を除いて誰に対しても敬語で話す。首元のほくろも特徴。
フィギュアスケートの経験者で、その実力も高い。しかし登場時点では表現性の問題を指摘されスランプに陥ってしまっており、蓮ノ空へはその打開の糸口を探しに入学したとのこと。
そんな折に綴理のダンスに衝撃を受け、彼女からの誘いもあって「この人についていけば理想に近づけるはず」と入部を決意する。

物腰丁寧な姿勢が印象的で、何事に対しても真摯に向き合う生真面目な性格。
フィギュアスケーターということもあって競技者精神も身についており、失敗・挫折に対してもある程度向き合い方を心得ている。……本人は「慣れてしまった」と自嘲してはいるが。
ただ、上記の通り初登場時点でスランプの渦中にいたという境遇に加え、身近な目標が揃って天才揃いという環境であることもあって自己評価は低め。
2年生になり後輩が入ってきた104期ではその傾向が顕著に出ており、「後輩目線ではなんでもこなせる『完璧な先輩』」として見られがちな一方で「さやか自身は『先輩達よりまだまだ未熟』」と感じている、という視線のギャップが克明に描かれている。
また普段はかなりしっかりした人柄を見せる一方で実は甘えん坊な側面もあり、特にプライベートで花帆といる時間はごく自然に膝枕していたりも。

その立ち居振る舞いに違わず真面目な常識人で、基本的にはツッコミ役。そして作中屈指の苦労人
どうも巻き込まれ体質のようで、花帆に初対面からウザ絡みされたり、後述のように惚れた弱みで私生活に問題がありすぎる綴理のお世話をする羽目になったりと何かと面倒な事態に付き合わされることが多い。
本人もその生真面目さゆえに投げ出すという選択が取れず抱え込んでしまいがちなのも、その苦労人ぶりに拍車をかけてしまっている……。

趣味に「お弁当作り」とある通り料理の腕に関してはメンバーの中でも随一に評判がよく、また料理をしている様子もかなり頻繁に描写されている。
いつもお弁当を作って貰っている綴理からは特に好評で、彼女がさやかのことを褒める際には大抵一言目か二言目には料理の腕が出てくるほど。
元々自己研鑽が好きということもあってかレシピの研究や調理用品に関しても興味を抱いているようで、合宿で梢の別荘に訪れた際にはキッチンの広さや設備の充実ぶりに感動してしばらくフリーズしていたなんて一幕も。

さやかとフィギュアと”表現力”


最初は、なんでダメなのかも分からなかったんです。
ある時から全然点数が伸びなくなって。

技に失敗したわけでもなくて、ちゃんとこなせたはずで、
なのに他の子よりも点数が低く出たんです。

それで───”表現力”の問題だと言われたんです。

演技構成……音楽表現……他の子にはあるものが、
わたしには無いんだって。


表現力……?

はい。それで、どうにもならなくなって、なんの解決策もないまま
気がついたら高校生になっていました。

さやかは元々、フィギュアスケーターとして中学まで過ごしてきた。
そのきっかけは彼女の姉・村野つかさの影響。
さやかの語るところによれば、つかさは全国にも通じうるほどの実力を持っていたスケーターで、さやかも姉のそんな姿に憧れてフィギュアを始めたという。

しかし、さやかが高校に進学する2年前のこと。
つかさは怪我をして選手生命を絶たれてしまい、その事実にショックを受けた彼女はスケートリンクに行くこともできなくなってしまった。
そんな姉の姿を見ていたさやかは、彼女の夢も引き継いでフィギュアを続けることを決意する。

……だが、そこで壁に突き当たってしまった。
技に失敗したわけでもなく、プログラム通りに演技をこなせているのに点数が伸びない。
当然、さやかはその原因をコーチや仲間たちに訊いて回ったが……問題は「演技力」、他の子が持っているような”きらめき”がさやかにはない。そう言われただけで、具体的に何をどうすればいいのかは終ぞ得られなかった。

姉の夢を継ぐと誓った手前、当時のさやかがどれだけ必死だったか、どれだけ追い詰められていたかは察するに余りある。
事実、さやかは「藁にもすがる思いで」蓮ノ空にやってきたと後に語っている。
その果てに出逢えた綴理という”きらめき”は、さやかにとってはまさしく「最後の希望」だったのだ。

配信では


配信では初期こそ「固さ」が出てしまい花帆の助けを借りながら進行したこともあったが、回を重ねるごとに徐々に慣れていった。
基本的にはストーリーで見せる姿と同様に丁寧で落ち着いた進行がスタイルではあるものの、他メンバーとの共同企画では周囲のフリーダムさに振り回されたり、恥ずかしい役どころを回されて思いっきり照れることもしばしば。
特にDOLLCHESTRAとして行った「セリフ読み配信」は神回として評判

個人配信では、村野さやかのラジオという単独企画を不定期に行っている。
ラジオ内ではパーソナリティ(=さやか)は「村長」、リスナーは「村人」、ゲストは「旅人」と呼ばれる(ここから、さやかのファン自体を「村人」と称されることもある)。
ラジオとついてはいるが要はリスナーとの対話型の雑談枠で、村人達がスクコネのポスト機能から投稿したお便りの内容を基に話を進めていくというもの。

ちなみに、配信やストーリーで時折見せる部屋着姿が……その……独特。
「おやさいさんシリーズ」なる野菜になんとも言えない表情の目が付いたグッズを集めているようで、問題の部屋着もそのひとつ。配信内で語った所によれば、姉から誕生日プレゼントに貰ったものをキッカケにハマったのだとか。

活動記録



人間関係

呼び方に関しては、相手との距離感に応じて苗字呼び→名前呼びと変わるものの、先輩にはきちんと「先輩」呼びをする以外は全員さん付けで年下・年上に拘わらず敬語を使う(肉親であるつかさは例外)。
ちなみに、自分が名前を呼ばれた時には律儀に呼ばれた回数分返事を返す傾向がある。「さやかちゃんさやかちゃん!」「なんですかなんですか」

さやかの物語は全編通して応援・期待が大きなキーワードになっている。
そのためか、蓮ノ空内に限らず学外の人物……親族であるつかさはもちろん、特にれいかさんを代表に近江町市場の人々など、周囲の人物とのかかわりも多く描かれている。
入学当初こそその境遇ゆえに余裕がなく「人と仲良くなるつもりはない」とまで言い放っていたさやかが、いつの間にか周囲の誰より広い人脈を得るまでになったのはその真面目で実直な性格と、あらゆる物事に対し真摯に接してきた姿勢の賜物だろう。

……ただ、基本的には誰に対しても丁寧かつ誠実に応対するのだが、どういうわけか少々ナチュラルに失礼な節があり、時折しれっと毒を吐くことがある。誰が呼んだかジャックナイフ村野


さやが居ないと、
ボクはお昼ご飯食べるの忘れがちだから。


まあ、はい。
だから作るようにしたんですけれども。


さやが居ないと、
ボクは起きるのも忘れがちだから。


まあ、はい。
それは別名お寝坊というんですけれども。


……さやが居ない時どうしてたっけ。

さあ……仰る通り居なかったのでわかりません……。

上記の通り、さやかがはじめて出逢った「スクールアイドル」にして、その"きらめき"にはじめて触れて以来ずっと憧れ続けている存在。

綴理のことは心から慕っており、彼女の独特な指導に苦労させられながらも真摯についていっている。
花帆との「先輩自慢大会」にも真っ向から受けて立つほどには綴理を慕う気持ちは篤い。
が、良くも悪くもマイペースが過ぎる彼女に振り回されてばかりなため、その振る舞いには愚痴りたくなってしまうこともしばしば。

まったくもう!
今度は教室でずっと寝てるんですか。
補習で先生に捕まってるんですか。
お弁当渡したのに食べるの忘れて倒れてるんですか。
カワウソがおなかに乗っちゃって動けないんですか。

二年生の廊下も慣れちゃいました!
もう珍しいとも思われません!
逆に恥ずかしい……。

そもそも綴理が昼食を食べることすら忘れてしまうのでお弁当を作って届けるようになり、一人ではまともに起きられないので毎朝起こしに行くようになり、時折姿を消す(その上放っておくとそのまま行き倒れかねない)ので捜索する羽目にもなったり……と彼女のせいで学生生活が一変してしまったので無理もない。
一応これでも本人曰く「好きでやっていること」なのだそうだが、さすがにずっと綴理のペースに付き合い続けるのは疲れるとも思っているようで、クラブメンバーで合宿がしたいという綴理の要望には賛成するも「24時間付きっきりで綴理のお世話をする」ことになるという事実にもすぐに気づき頭を抱えていた。
が、全くお世話をしていないとそれはそれで不安になり「養育義務の放棄?」と言い出す始末。後輩に養育義務を感じさせる先輩って……。
ただ常にツッコミ一辺倒というわけでもなく、案外ノリの良い一面も見せている。

そんなさやかだったが、103期の1年間一緒に日常を重ねていったことで彼女の人となりを理解し「信頼」することができるようになってきたこと、そして幾度も自分に課されてきた数々の「試練」を乗り越え精神的にも成長できたこともあって、秋頃からは綴理との接し方にもいくらか余裕ができ始める。
特に104期ではもはや熟年夫婦のそれと言えるくらいに信頼関係が完成しており、よほどのことがない限り綴理の言動にもほとんど狼狽えなくなってもいる。

  • 徒町小鈴

へたっぴだって、良いんです。
だって……伝わりましたから。あなたの気持ちが。

104期になり新たにできた後輩で、それまでずっと「憧れの人」を追い続けてきたさやかにとっては初めてともいえる「自分を慕ってくれる存在」。

「今まですごいことを一つもできてこれなかったから、『がんばれる何か』を全力で頑張りたい」というその姿勢には追い詰められていた時期の自分に重なるものを感じており、それゆえに彼女のチャレンジ精神には心から共感し応援している。

ただ、これまで「自分より凄い人に憧れる」ばかりであったさやかには「成功してきた」という自覚・自信が今までなかったため、そんな自分を心から慕ってくれる彼女に対しては当初うまく接することができずにいた。
特に「周囲から憧れられる自分」という構図には慣れておらず、その筆頭たる小鈴との接し方、指導の仕方について思い悩むこともあった。
しかし敦賀での一件を通して「自分がこれまで抱いてきた『あこがれ』」を見つめ直したことで「小鈴さんが憧れる自分で居続ける」ことへの決心がつき、「先輩」としてさらなる成長を果たすことにも繋がっている。


自分だけでは得られない……きらめきが欲しい。

花咲きたい、ですね。

梢からは当初より「自分と似ているタイプ」だと思われていたようで、花帆の指導に悩んでいた頃は「綴理と後輩を交換した方が良かったのでは」と思いかけたこともあったほど。
実際、直感より理論を重視するタイプであることや「相手に合わせる」ことを重視するスタイル、そしてその生真面目な姿勢など共通点はかなり多く、臨時ユニット「蓮ノ休日」として活動した際は姉妹のように息ピッタリな様子を見せていた。
本編で描写されることこそ少ないながらもプライベートでの仲の良さも示唆させており、梢の得意なお茶菓子作りを学んでいる様子も見られている。

103期竜胆祭の折に部長代理を受け持って貰って以来、明言こそしていないが梢はさやかを次期部長として見ている模様。
平時でも部長としての業務を時折手伝って貰っているほか、3年生が活動から離れる際は基本的にさやかに諸々の引き継ぎを任せていることからもそれが窺える。

  • 日野下花帆

もう、行ってしまいました。
オンとオフしかない蛍光灯みたいな人ですね……。

蓮ノ空で最初にできた友達で、ほぼ同時にスクールアイドルクラブと出逢って以来ずっと一緒の仲。
所属するユニットこそ違えど、お互いに背中を押し合う関係であり、また何か悩みがあれば真っ先に相談しあっている相手。
普段は面倒見の良いさやかが花帆の相談を受けたり自由奔放な彼女にツッコミを入れたり……といったところなのだが、逆にさやかが本当に困った時には花帆が「長女」らしい包容力でその悩みを受け止めることも。
また二人とも初めて目撃したスクールアイドルの姿に憧れ、彼女たちに強いあこがれを抱いてクラブに入ったためにそれぞれを受け持ってくれる先輩を慕う気持ちはどちらも勝るとも劣らず、時折「先輩自慢大会」が始まることもある。

そんな彼女だが、一方で色々と「尖っていた」初対面の印象は鮮明に覚えており、後々定期的にこのネタで彼女をイジり倒してもいる。

  • 百生吟子

104期生の中では、特にその生真面目な雰囲気がさやかと似ている人物。
その縁もあってか、104期になって初めて「村野さやかのラジオ」に招いた"村人"でもある。
実際和菓子についてなど共有できる話題も多く、件の初コラボでも息の合った様子を見せていた。
また花帆とのかかわりが深い者同士でもある……のだが、同年代ということもあり親友同士として接しているさやかと、先輩後輩という間柄ではあるが今まであまり見なかったタイプゆえに困惑させられることも多い吟子と、それぞれから見た印象は若干違うところもある様子……?

また、やはりさやかにとっても「吟子といえば"伝統"」という認識であるようで、吟子の口から真っ先に振られた話題がラーメンであったことには少々意外そうなそぶりを見せていた。

  • 藤島慈

ま、がんばってると思うよ私も。
さやかちゃんは漢字も書けるしね……。


めぐちゃんさあ……。

初対面当初こそ幼馴染である瑠璃乃に対する態度の冷たさを目の当たりにした花帆ともども、友達である瑠璃乃を案じる気持ちもあって慈を警戒する向きが強かった。
しかしゆのくに天祥での一件を経て慈が本当は仲間想いであること、綴理や梢にも負けず劣らず「スクールアイドル」にかける想いが真剣であることを知り、彼女に向けていた誤解は花帆とともに解いている。
とはいえ花帆ほどには彼女への警戒心は強くなかったものの、その第一印象と普段の人柄のせいか、他の先輩よりも言動に容赦がない節もちらほら……。

ただ、「怪我を追って以降イップスに陥り、活動復帰にできなくなっていた」というその境遇は姉と重なるものがあり、それゆえに彼女を活動復帰させたいと願う瑠璃乃にも大いに協力している。

  • 大沢瑠璃乃

昔のさやかちゃんはとんがってたからね!
この学校で人と仲良くする気はありません!って。


誰だそのひと。

いつの話をしてるんですか!ほぼ最初じゃないですか!

夏から編入してきたこともあって花帆ほど一緒にいる時間は多くはないものの、それでもクラスメートにして同じ部の同期ということもあって3人で過ごしている様子はよく見られる。
瑠璃乃の「充電切れ」には当初かなり驚いていたものの、そんな状態になるまで気を遣おうとする姿勢には理解を示していた。
それから徐々にその人柄にも慣れていくものの……充電が切れた瑠璃乃がダンボールに篭っていく光景に慣れつつあることに関しては微妙な心境である模様。

一方の瑠璃乃は花帆と仲良くなって以降のさやかしか知らないため、上記のように出会う前の「尖っていた」さやかの話を花帆から聞いた際は意外……というか、あまりに今の姿と違いすぎて半信半疑というようなリアクションを見せていた。

  • 安養寺姫芽

確かに、さやかせんぱいって完璧なイメージはありますけどね〜。

さやかは姫芽が普段遊ぶようなPCゲームにはあまり縁がないようではあるものの、ナンプレなどのパズルゲームが好きという話を聞いて姫芽から何作か紹介して貰っている。
お互い「ゲーム」と「フィギュア」、形こそ違えど「スクールアイドル以外に頑張っていることがある」という共通点もあり、また「競技者」でもあるという点で二人の意識には通じるものもある。


ん、実際凄く……そう。きらめいていた。
時間を取らせたね。綴理たちのところへ帰るといい。

さやかの成長のため、彼女に「特訓」を課した張本人。
とはいえ、なぜそんなことをしたのかについては同時に特訓を科された103期生の誰より早く理解を示そうとしており、またその真相も概ね言い当てている。
そんな事もあって沙知の考えに対しては理解を示しており、その後に綴理が沙知との軋轢からトラブルを起こしかけた際には和解のための橋渡し役となっている。

  • 村野つかさ

むしろ、花帆さんと似ているかもしれません。
元気で、明るくて、気づいたらとんでもないところまで行ってしまうような。

さやかの姉で、綴理と並ぶ憧れの存在。
「姉がいる」と聞いた花帆からはさやかのようなしっかりした人を想像されたが、一方のさやかからは上記の通り「どちらかというと花帆に近い」という人物評。
おっとりとした立ち居振る舞いやそのマイペースぶりには綴理と似た雰囲気も感じさせ、実際さやかにも「同系統の感覚派」と見なされている模様。

上記の通り彼女の挫折がきっかけでさやかはより真剣にフィギュアに取り組むようになっていったのだが、その結果スランプに陥って苦しんでいた様子もやはり見ており、つかさもそんな姿には心を痛めていた。
しかしスクールアイドルとしての活動を通してスランプから脱却しつつあることを偶然ながら知ることとなり、そんな彼女に勇気づけられたつかさも自身のフィギュア人生と改めて向き合うことを決意。
当初は「きちんとけじめをつける」ために引退宣言を出すつもりでいたのだが……その送別会がわりに開いてもらったアイスショーで見せた綴理とさやかのパフォーマンスに感化され、引退を撤回。アイスダンスに転向することを決めた。

関連楽曲

▶Sparkly Spot


ボクにとって、キミが一番のきらめきだから。
どんな翳りも、さしてほしくなかった。それだけなんだ。


っ……。
じゃあ……特等席、空いてます。


隣……でいいのかな。

ほかに、席はありません。

「活動記録」103期第6話挿入歌。
DOLLCHESTRA 1stシングル『Sparkly Spot』表題曲。

フィギュアスケートとスクールアイドル、つかさのアイスショーと綴理のライブ。
唐突に突きつけられた二択を前に、悩んだ末さやかが選び取ったのは───そのどちらでもない、「両方を取る」というわがままだった。
板挟みの中で揺れ動く気持ちと、その隙間で芽生えた激情をそのまま叩きつけるかのように、疾走感のあるピアノ・ストリングスと共に歌い上げる。まさに「オーバードライブ」な一曲である。

衣装は黒に金の刺繍がシックな魅力を放つ、ドレス調でありつつもフィギュアスケートの衣装のようなテイストも感じさせるものになっている。

……失敗なんて、全然平気!
徒町は失敗ばっかりだけど……。

でも───届いて……徒町の気持ち!!


───決めるのはっっ!!自分だ!!!!

104期では小鈴が加入したことに合わせ、104期 NEW Ver.としてアップデート。
こちらはDOLLCHESTRA 4thシングル『Proof』に収録されている。

パート割りや振り付けの再調整だけではなく曲調もフラメンコ調へと大幅なリニューアルを果たし、疾走感を意識したオリジナルから一気にイメージチェンジ。より情熱的な一曲へと進化を遂げた。

そして───小鈴に引き継がれたパートは、ストーリー上で重要な意味を持つことになる……。

▶Runway


改めて、言葉にしますね。
わたしは、声援を頂くことが好きです。
わたしは、「期待」されることが好きです。
頂く想いに、全部全部、必ず応えてみせるぞって、
何よりも強い気持ちが、たくさん湧いてきます。

それがきっと、わたしがスクールアイドルをやる理由。
ステージに立てる、理由です!

だから、皆さん!
”村野さやか”に、たくさん、期待してください!
そして、その気持ちに、応えさせてください!

103期10月度Fes × LIVEにて初披露となった、村野さやかのソロ曲。
沙知に課された「試練」を通して自らがスクールアイドルをやる「理由」を見つけたさやかが、その覚悟を示すためにオープニングアクトの時間を借りて披露。

103期に披露された楽曲中でも唯一のソロ曲であり、そして初披露から1年以上が経っても尚音源化が発表されていないレア曲でもある。
初版時点で本楽曲を聴くことができる公式の手段は、当該のFes × LIVEアーカイブを収録した同時視聴会動画か、リアルライブのみとなっている。

そのリアルライブでは、2ndライブツアー「Blooming with ◯◯◯」千葉公演にて初披露。
歌い出しで野中氏がミスをしてしまうが、それを誤魔化して続けるのではなく初めからやり直すことをその場で決断。
プログラム中唯一のソロステージというプレッシャーもあってか2度目もミスをしてしまうものの、3度目の正直で見事やり遂げる。
そして続く兵庫公演では元々のセットリストにはなかったそうなのだが、野中氏の依頼もあり披露が決定。今度こそ見事一発でやり遂げた姿は大きな話題になった。

▶レディバグ


本来は別のライブ用に作ったものなのですが……
今この気持ちのままに皆さんに伝えたい。


はい!さっきできた曲です!!
それは言わなくていいんです……。

「活動記録」104期第2話挿入歌。
2ndミニアルバム『Dream Believers(104期 Ver.)』に収録。

「小鈴の加わった、新しいDOLLCHESTRAが始まる曲」を求めた綴理が、さやかに作詞を依頼して制作した曲。
しかし敦賀のライブフェスタ本番直前まで執筆は難航していたが……小鈴の姿を見て、抱いた「憧れ」だけは間違いではないと思い直せたことで完成を見た。
中でも【[レディバグ]村野さやか】の特訓後セリフによれば、最後の2フレーズは披露直前にどうしても入れたくなって急遽挿入したものであるという。


……んむ。みんなに期待されている限り、それを成したい。
だからキミは、追記・修正をやっている。


はい。わたしは誰かが期待してくれるから、
追記・修正をやりたいと思えるし、やりたいと思うんです。


……その気持ちは伝わったよ。十分にね。

でしたら……わたしからは、それだけです。

なるほど、なるほどねぃ。

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最終更新:2025年01月13日 21:16