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無人重機スマートクリーナー

登録日:2024/11/17 Sun 01:33:04
更新日:2024/11/22 Fri 20:21:01
所要時間:約 6 分で読めます





無人重機スマートクリーナーとは、ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONに登場する大型兵器。


【概要】


ビジター
あんたは向こう見ずだね

嫌いじゃないよ


でも、さよならだ




ドーザーの一派であるRaDが保有している大型兵器の一機。型式番号は「EC-0804」。
明言はされてないないが、そのある種笑える設計思想からほぼ間違いなくカーラが開発したものと思われる。

外観は…一言で言うなら「火山を背負った巨大なヤドカリ」といった感じの何とも珍妙なモノ。
機体正面部に出銑口、火山部分の火口に当たる所に溶鉱炉の投入口がある他、左右の両側面には巨大な破砕アームも装備。
これ1機で敵を破壊、スクラップにした上で溶鉱炉でドロドロに溶かし、精錬作業までこなせてしまうという物凄くお得な一品に仕上がっている。

攻撃方法も他の大型機械と比べると溶けた鉄やら噴火弾やらをぶちまけてくるというある種のコミカルさがあり、
「殺しの機械だからこそ笑いが必要」というカーラの設計思想が如実に表れていると言える。

…が、少なくとも初めて敵対することになる621=プレイヤーには全く笑えない変態兵器でもあり、
コミカルながらも非常に高火力且つ初見殺しに特化した数々の武装に、弱点以外の部分にはまるでダメージを通させない頑強な装甲、
その鈍重そうな見た目に反した機動力と瞬発力が合わさった、本作に数多くいる強豪ボスの1体なのも間違いない。

ゲーム内ではミッション「グリッド086侵入」において、RaDの本拠地で散々暴れ回った621に対してカーラが差し向けてくる虎の子の刺客として初登場。
オープニングの大型武装ヘリに始まり、ジャガーノートバルテウスといった変態兵器どもに散々手こずらされてようやく終わったチャプター1。
で、チャプター2のファーストミッションで間髪置かずにまたこんなのが登場するのだから、正直げんなりしたプレイヤーもいたかもしれない。
そして次のミッションがびっくりするくらいの肩透かし*1で、その次がチャプター2の最終ミッションになってしまう事に驚き、そしてまたこんなのと戦う羽目になるのは別の話


【基本性能】

上述の通り数々の奇抜な高火力武装、高い装甲に機動力を併せ持つ難敵。
特に機動力については似たようなポジションにあるジャガーノートに勝るとも劣らずで、
旋回性能こそやや大味なものの、凄まじいトップスピードと加速力を発揮するため、油断しているとそれこそ轢き殺されかねない。

そしてジャガーノートとは反対に弱点となるのが機体正面の出銑口と上部の火口部分。これ以外の場所に攻撃しても殆どダメージにならない。
しかし出銑口は主武装である破砕アームに覆われてしまうことが多いため狙いにくく、
上部火口部分も的がそんなに大きくないため常に敵の上を取れる機体構成でないと当て続けるのが難しい。

が、その全体的な性能の高さ故なのか、一度スタッガー状態に陥ると他の大型兵器に比べてかなりの時間沈黙してしまう。
どれ位かとざっと言えばチャージパイルを余裕を持って2回叩き込める程。
なので、この隙を逃さずに2つの弱点どちらかにありったけの攻撃をお見舞いすると体力をごっそり削ることができる。
他の大型兵器以上にスタッガーゲージを切らさずに敵を転ばせてチャンスを増やすかが重要となってくるだろう。


【各種武装及び攻撃方法】 

  • 破砕アーム
スマートクリーナーのメインウェポンとも言える、とにかくデカい1対2つの巨大アーム。
常に赤熱化及び高速回転している連装グラインダーが大量に取り付けられており、触れただけで大概の機体は簡単にスクラップと化す。
機体本体の高機動に物を言わせながら片方ずつぶん回したり両腕で挟み込もうとしたりする。
特に戦闘開始と同時に必ずやってくる高速突撃からの挟み込みは結構な初見殺しであり、直撃してしまうとAPを一気に削られるため、
まずはこれを確実に回避してから反撃に移ること。
また、敵の攻撃時以外でもこっちから触れるだけでダメージを受けてしまうため、
スタッガー中に機体正面を攻める際にうっかりぶつかったりしないようにも注意したい。

  • 銑鉄噴射
敵の弱点でもある機体正面の出銑口だが、ここからドロドロの銑鉄をマグマのように撒き散らす。
至近距離にばら撒くだけなので直撃こそ早々無いものの、厄介なのは撒かれた後。
戦闘エリアの地面に一定時間残り続けて、触れるだけでスリップダメージ+ACS異常を与えるトラップと化すのである。
ちょっと足を踏み入れただけでも結構な勢いでAPを削られてしまう上に、ACS異常を発症してしまうとスタッガーにとても陥りやすくなる為、破砕アーム等の攻撃の脅威度が跳ね上がるので地上戦よりも空中戦を主体にし、念の為ACS異常への対策としてシステム復元性能の高い頭部パーツを積んでおく等の準備を怠らないようにしたい。

  • 噴火
本体が背負っている背後の溶鉱炉=火山部分から噴火の火炎弾を発射して全方位を攻撃する。
こちらも1発でバカにならないダメージを被る他、攻撃数も範囲もなかなか広いため厄介。
特に出銑口でなく上の火口部分を狙って近づいてる時に直撃を貰いやすいため、アラームと同時に距離を離すのを忘れないこと。

  • 二連装グレネード
出銑口右側に装備されているグレネードの砲門。
他3つの攻撃があまりにも目立ちまくっているため恐ろしく地味だが、
正面側を狙ってる時に銑鉄や噴火、破砕アームに気を取られ過ぎてしれっと発射されたコイツに当たらないように注意。

  • 底部グラインダー
実は脚部に相当する部分の底もグラインダーとなっており、クリーナーの真正面に密着するか正面下側に位置取ると破砕アームで胴体を持ち上げ、プレスして擦り潰そうとしてくる。
ACを遥かに超える大質量で押し潰し+擦り潰しという迫力満点の見た目通り、例えガチガチにAPと防御力を高めた重量級だろうとターミナルアーマーでも装備してなければまずリペアも間に合わず即死する超危険攻撃…なのだが、初期レギュの頃はそれなりに披露していたが今では何故か条件を満たしていても殆ど見られない幻の攻撃方法。一応AC6のPVでも披露していた。
見てみたいという621は「動力ブロック破壊」でザイレムの外側でフワフワ滞空してみよう。

【第2形態】


やるねえ
聞いていた以上だ

だが、クリーナーが
笑えるのはこれからさ

HPを半分ほど削ると、カーラのセリフと共に一部攻撃パターンが変化・追加される。
必死こいて戦っている1周目の621からすれば全く笑えないのだが…

  • 噴火(強化)
第2形態に入ると上部から噴火される火炎弾の量がほぼほぼ倍になる上に二連射されるようになる。
純粋に攻撃の手数が爆増するため、火口部分を中心に攻撃していた場合は増した手数に更に気を付けないといけない。

  • 破砕アーム火炎弾散布
破砕アームを使った攻撃に新たなパターンが追加。
機体上部で停止させてその場で高速回転させると同時に、噴火よりもややサイズの小さい火炎弾をものすごい勢いでばら撒いてくる。

【攻略法】

  • 四脚で滞空しながら上を取る
恐らくこれが一番楽だと思われる。
四脚で常に空中にいるようにすれば破砕アームや銑鉄噴射などの攻撃を容易に回避できる上、弱点の一つである火口部分を簡単に狙える。
ただし、噴火や第2形態以降の破砕アーム上部ぶん回しなどには注意。

  • 垂直ミサイルを使う
溶鉱炉の真上弱点を狙う場合は垂直ミサイルが有効。
動き回っているように見えて停止時間が意外と長いので適当に撃ってもかなり当たる。
ただし、地上から撃たないと天井に当たるギリギリの高さとなっている為、垂直ミサイル使用時は接地してから撃つことを心掛ける事。

  • グレネードで正面を攻撃する
もう一つの弱点である出銑口なのだが、火口部分と同じく的が小さい上に破砕アームに阻まれる関係もあって、慣れてないプレイヤーだと狙いにくい。
そんな時はグレネードの爆発で広範囲を巻き込めば多少狙いがズレてもダメージとスタッガーゲージを蓄積できるのでオススメ。

  • 上昇推力の高いブースターを装備する
スマートクリーナーは基本的に突進→腕攻撃をしてくるので突進が見えたらジャンプして頭の上を飛び越しながら上部の弱点に攻撃を繰り返すのが簡単な攻略方法になる。
この方法をとる場合はジャンプの上昇力が足りないとジャンプしてもひっかけられる可能性がある為、出来るだけ上昇推力の高いブースターを装備したい。
とにかく腕に当たらなければ何とかなるのでジャンプで腕を避けられる機体スペックを確保することが重要


【撃破後】


…ビジター
私たちは不幸な出会いだった
あんたとは仲良くした方が
賢明みたいだね

上層に行くんだろう?
案内しようじゃないか
この「灰かぶり」のカーラがね

スマートクリーナーの撃破を以てようやくカーラも敗北を認め、
セリフにあるようにビジターこと621とは仲良くした方が賢明だと判断。
以降、ゲーム内におけるメインキャラの一人としてカーラとは長い付き合いになっていく。

後のチャプター5のミッション「動力ブロック破壊」においてもスマートクリーナーが再登場。
ネタバレ含むため詳細は伏せるが、こちらでは中ボスのような扱いで侵攻ルート上で唐突に姿を現して面食らったプレイヤーもいたかもしれない。

とはいえ、1周目序盤と異なり数多の戦いを経てプレイヤー自身の腕も愛機の完成度も上がってるのは勿論、
こっちだと僚機も付いてくるため1回目の戦いよりは楽にこなせるはず。僚機がヘイトを集めてしまい正面の出銑口が狙いにくいのはご愛嬌


【余談】

他の特殊兵器と同じく、コイツはコイツで「ルビコニアンデスルンバ」なるあだ名で呼ばれている。
こんな物騒なルンバがあってたまるか。

確かに自分で敵機を破壊して精錬作業までこなせるのだからルンバらしくお掃除は得意かもしれないが…
でも、その過程で銑鉄やら火炎弾やらを好き放題ばら撒いてるから、自分が一番周囲を散らかしているともいえる。

有志の調査によると、その大きさは全高70m、アームを含む全長は180m。文字通り小さな山が動いているようなもの。
片腕だけで小さな貨物船ほどの大きさがあり、比較対象として戦艦*2や要塞が挙げられるレベルとなっている。
おそらく重量も相応の凄まじい値と思われるが、こんなものが大暴れしてもびくともしないグリッドやザイレムの頑丈さにも驚かされる。

発売前の体験会では『グリッド086侵入』が舞台となったため、多くのレイヴンがいきなりコイツと遭遇し文字通り粉砕されて行った。
そもそも初見かつ15分という僅かな制限時間に加え、体験会ではアセンは用意された三種類から一つを選ぶ形式である事とスマートクリーナーとの相性が良いアセンが少ない事もあって突破できたプレイヤーは少ない。
……が、「梅田の逆脚」を皮切りに突破できてしまった凄腕たちは何れも畏怖を込めた異名で呼ばれる事となった。





追記・修正は破砕アームで敵機体をスクラップにしながらお願いします。

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最終更新:2024年11月22日 20:21

*1 2周目以降だと展開が変わって肩透かしではなくなるが。

*2 大体軽巡洋艦クラスとほぼ同等。例えば第二次大戦中の米海軍の大型軽巡クリーブランド級が同じくらいのサイズ。