登録日:2023/11/20 Mon 17:32:06
更新日:2024/11/25 Mon 05:59:24
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出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
誕生日:12月18日
身長:155cm
フィレネ王国の第一王女であり、王子アルフレッドの妹。
好きなものはお茶会、花、読書、お洒落、紅茶、小鳥、そして仲間の幸せ。
嫌いなものは辛いもの、武器と戦争、無理やり前向きになる事、そして大きすぎる幸せ。
地に届きそうなほど長くふわりと広がったロングヘアが特徴。
特徴的すぎて後ろ姿を見ると人間と判別できなかったり、泳いでいる時のモーションでも髪型が全然崩れないのはご愛嬌。
普段着は王族らしいドレス姿だが、よく見ると上半身の布はかなり少なく、肩は出ている上に胸元は黒の
リボンのようなものを巻いただけという大胆な姿でもある。
自国の民の幸せを願う心優しい性格で、ティータイムや読書などの平和な時間を好んでいる。
日々の小さな幸せを愛している一方で、大きすぎる幸せは「それを手に入れるために他の物を失わないか」「それ以上の幸せはもう来ないのではないか」という不安に襲われるため、苦手としている。
幸せに囲まれているからこそ、それを失う事を恐れているというネガティブな一面もあると言えよう。
他人に対しても思いやりを持って接しているが、兄アルフレッドに対しては「蛮族のようだ」と辛口なコメントを出す事もしばしば。
幼く可愛らしい顔立ちでありながら怒ると恐ろしいようで、戦闘前の戦力比較画面や
セリカのワープライナ使用時などで鋭い視線を見る事ができる。
争う事は嫌いで戦いに慣れることを恐れているが、戦う事自体への躊躇いはなく、民のために戦うことのできる強い意志を持っている。
一見人の良い印象を受けるが、王族として他国への警戒心は強く抱いており、穏やかな平和の国が付け入られないようにしている。
特に人懐っこさで懐に入ろうとするフォガートとの支援会話ではすぐに心を許す事はなかった。
ただ、明るく奔放な
オルテンシアに対しては「あんな妹がいれば」と羨むような事も言っている。
紅茶好きは支援会話でもよくピックアップされており、臣下のルイが淹れる紅茶が特にお気に入り。
ジャンの故郷の茶葉も好んでいたり、ラピスの野草で作った自家製紅茶も気に入ったりと、紅茶による交友関係は幅広い。
臣下のクロエとは幼い頃に助けられてから仲の良い友人のような関係となっている。
また、兄の臣下であるエーティエとは赤ん坊の頃からの幼馴染であり、彼女を鍛錬好きの道に引き込んだのは他ならぬセリーヌである。
アルフレッドやエーティエと違って特に鍛錬が好きであるという描写はないが、体力自体は人並み以上にある様子。
コミカライズ版では底の厚いブーツで壁から飛び降りたり小川を一飛びで渡ったりしながらもまるで息が乱れておらず、追っていた
リュールの方が息切れしていたほど。
前述の通り兄アルフレッドには「蛮族のようだ」と辛辣な言葉を浴びせる事もあるが、その一方で幼い頃から病弱であったアルフレッドを誰よりも心配している。
兄が倒れてしまうという悪夢も何度も見ており、いざという時には
自分がその身代わりになろうとする覚悟も持っていた。
残念ながらアルフレッドはリュールのパートナーとなっていない場合、早逝した事が明らかとなっており、彼女の最も危惧していた不幸が訪れる形となってしまう。
また、彼女自身は兄を支え、フィレネの為に生涯を捧げた事が語られている。
恐らくは兄の代わりに、王としてフィレネを守っていたのだろう。
悪人への厳しい制裁から反発を買う事もあったが、後世では真の王族として尊敬されているようだ。
「
邪竜の章」におけるエレオス大陸では、自国の民のために剣を取る強き王女という点では変わらない。
だが、そのためであれば隣国ブロディアを踏みつけにする事をなんとも思わない冷徹で傲慢な性格に変貌しており、
「幸せの総量は一定だが自国が不幸を被る必要はない」「他国を踏み躙る事に何の躊躇いもない」というシビアな考えの持ち主となっている。
また、戦い自体は苦手としていた元のセリーヌとは異なり非常に好戦的で、ブロディア侵攻に踏み切れないアルフレッドを臆病と糾弾し、独断で騎士団を結成して侵攻するよう催促をしていた。
更には敬愛する神竜リュールに対してすら「一度戦ってみたかった」「殺し合えばどちらが勝つか」という戦闘民族的な考えとなっている。
こちらの世界においてのフィレネは武力の国で間違いないようだ。
この変貌ぶりはプレイヤーにも大きな衝撃を与え、邪竜の章のPV公開時にはスタルークと並んで界隈をザワつかせた。
ただ、元々は本編のセリーヌ同様の優しい性格だったようであり、愛する臣下を何度も失ったり、
豊かな国の資源が無くなっていくのを目の当たりにして、精神をすり減らしていた事がうかがえる。リュールと戦いたがってた件に関しては言い訳できないが。
戦いの後に過ちを認め、元の世界と同様の心優しい性格へと戻ってエルとイルに謝罪をするが……
名前の由来はファッションブランドの「セリーヌ(CELINE)」から。
■性能
LV5
初期クラス:
ノーブル
HP:22(50%)
力:7(35%)
魔力:9(25%)
技:9(30%)
速さ:10(45%)
守備:5(30%)
魔防:7(40%)
幸運:11(50%)
体格:4(5%)
個人スキル:平和の花(周囲2マスの味方の使用するHP回復アイテムの回復量を150%にする。)
4章開始時に、紋章士セリカの指輪と共に参入。
扱いとしてはロード系統だが、能力としてはセリカのようにも剣も使える
魔法使いというイメージ。
というより、初期値では力より魔力が高いものの、むしろ力の成長率の方が高く、なんと体格を除けば魔力の成長率が一番低い。
魔法を使える
剣士という方が正しいか。
とはいえ序盤は魔法を扱えるキャラは貴重なため、素直に魔導書で魔法を使わせていったほうが無難。
物理への転向や転職を考えている場合は、
シトリニカの加入や
アンナの転職を待ってからのほうが良いだろう。
そのまま専用職で進めると両刀運用が出来るキャラとなるが、通常両刀使いキャラは器用貧乏になりやすく今ひとつ活躍しきれない事が多い。
だがセリーヌの専用上級職であるフロラージュのスキル「華炎」は、『技%で発動、力か魔力の半分をダメージに加算する』というもので、使っていない方のステータスも無駄になる事はない。
守備か魔防、どちらが高い相手に対しても安定して戦えるオールラウンダーとなれる素質を持ったアタッカーと言えよう。
更には杖の資質も持っているため、いざという時の回復役としても申し分ない。
欠点は守備関係であり、物理攻撃の直撃だけは避けて戦わせたいところ。
また、剣が得意と言ってもやはり体格で劣る華奢な少女である為、無理に重い剣を持たせると攻速も回避も下がってしまうので要注意。
紋章士に関しては魔道書を使うならやはりセリカが適任で、エンジェルによる異形兵狩りやワープライナによるいざという時の一撃が強力。
剣を使うのであれば、技を伸ばせる
マルスや
エイリーク/
エフラム等を使う事で、華炎の発動率を少しでも伸ばしていきたい。
また
ベレトは、魔道キャラでは両刀運用が可能なセリーヌならばエンゲージ武器の
テュルソスの杖・ヴァジュラ・天帝の剣を余すことなく使うことが出来る。
ステータス補正も魔力&速さが伸び、本人の高い幸運で『天刻の拍動』が発動しやすいので相性は抜群に良い。
お茶会好きとしても見逃せないだろう。
どころか、フロラージュの幸運の上限値は50を超えるため、『天刻の拍動+』を継承させることで
全ての攻撃が必ず命中するようになる。
晩成型で後半でないと強みを見出しにくいが
リーフも候補に入る。もともといかづちの剣(魔法武器)がメインウェポンとなりやすい関係上、他の物理キャラではいまいち使いにくい光の剣を有効活用でき、力が伸びやすいことから
先手を取ればキラーアクスやマスターランスも使える部類。
また、エンゲージ技のテトラトリックは多段ヒットの攻撃であり一発ごとに「華炎」の判定があるため総合ダメージは高確率で上ブレする。
体格やHPの補強もセリーヌにとっては嬉しい。
■台詞
- 王子の皮を被った蛮族…それがお兄様です。
- 思えば、私は幸せを願いつつ…不幸せばかり見ている。
- これからも御伽噺の続きを紡いでいきましょう。あなたと私の物語を。
- ぷにぷに。
- 私もこの機会にフォガート王子の処世術を学ばなくては。他国の王族に取り入りいかにして情報を引き出すか、を。
- 花は…いつか散るものよ…どうか伝えて…わたしは…幸せだったと…
- 平和の国は付け入られたら終わり。それ故、私は他国の人間には警戒を怠らない心算だったのだけれど…迷惑でなければ、以後あなたのことを、特別な友人と思っても構わないかしら。…ふふ、ありがとう。とても幸せだわ。
- ブロディアが擁する紋章士は幼い皇女よ。我が猛将に敵うはずがない!
- このまま留まれば心が死んでしまうわ!ならば剣を取ることを選ぶ!
- 嬉しい。それでこそお兄様だわ!先の戦で「散り花の王子」と称えられたその腕で、奴等の花を赤く染めて差し上げましょう!
- 本気の殺し合いをしたら勝つのはどちらかしらなんて、味方であれば考える事すら許されなかった。それが今叶うのですもの。ああ、幸せだわ…!
- クロエは偵察任務に行って帰ってこなかった。生きていると信じて待ったけれど無駄だった!バカみたい、邪竜の子に死を知らされるなんて。クロエに、こんな風になんて会いたくなかったわ…!
- ルイ。いつも淹れてくれた紅茶を覚えている?わたしはあなたが死んで以来…それが飲めないの。どんなに幸せだったかもう思い出せないの。もう一度眠る前に、わたしに教えてくれない?
- 信じられないわ…こんなの嘘よ。私が幸せでないなんて…認めない…!
■余談
コミカライズ1巻の発売特典で、主要キャラのスーツ姿が描かれたペーパーが一部書店で付属したが、セリーヌもドレスではなくパンツスーツ姿で描かれていた。
可愛らしく凛々しい姿に心を奪われたファンは多く、ペーパーを求めて多くの書店をハシゴする者も多かったとか。
攻略本のイヴ女王にページに記載された人間関係の欄で「娘/第二王子」と記載されていた為、男の娘疑惑もある。
勿論単なる誤植であり、セリーヌはれっきとした少女である。
だが、その強い自己犠牲の精神は童話でもお馴染みの「幸せの王子」と呼んでも差し支えないのではなかろうか。
フィレネ王国第一王女、セリーヌよ。
平和のために戦うというのなら、幸運をもたらせるよう力を尽くすわ。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
エンゲージ発売直前に2023年1月にリュールやアルフレッドなどと共に参戦。イラストははねこと氏。
またエーティエもミッション報酬+星4以下として追加された。
緑属性の魔法・歩行ユニット。
『想いを集めて』ではエクラに、エレオス大陸の紋章士について語った。
そしてエクラの計らいにより、幼い頃より支えとなっていた本物のセリカに出会う事が叶った。
武器スキルは『幸福の良書』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲3マスに味方がいれば自身と味方のHP7回復。周囲3マス以内の味方は、戦闘後HP7回復。
範囲奥義及び攻撃を受けた時のダメージを、周囲3マスのHP50%以上の味方の数×15%軽減(最大45%)
周囲3マスに味方がいれば、攻撃、速さ、守備、魔防+5、ダメージが周囲3マスのHP50%以上の味方の数×5追加(最大15)、戦闘後HP7回復。
Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが100%または【有利な状態】を受けている時、戦闘中、速さ、魔防+7、戦闘開始時、自身のHPが100%かつ【有利な状態】を受けている時、戦闘中、さらに自分の速さ、魔防+2の『速さ魔防の万全4』
Cスキルは自分の周囲4マス以内で、再移動を発動した敵に【再移動制限】を付与する『再移動制限3』。
(この状態異常を受けている敵の射程が1の時、直後に移動できる距離を最大1に制限。この状態異常を受けている敵の射程が2の時、再移動発動直後、行動を終了する)
自分味方共に回復を行う効果を多く用いたヒーラースキルが特徴。
祈り効果を持つ英雄には勿論の事、護り手やHP条件下のある英雄と組むと杖いらずに場を残せる。再移動制限で相手の機動力を奪える。
ただHPは当然だが味方にも依存になりがちとなってしまうのが欠点。少なくなる(または範囲外にいる)と弱まり、誰もいないとほぼ無力。
死の吐息や範囲奥義のように広範囲へのダメージをばら撒く効果や、不治の幻煙のように回復そのものを封じるスキルが天敵となる。
魔防こそ高いが自身のHPは低く、守備に至っては当てにできないレベルである為、弓や暗器のような射程の長い敵には要注意。
友好的にお茶に誘って、情報を聞き出す……そんな諜報のやり方もあると思わない?
できれば、多用はしたくないけれど。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2024年11月の忍者のお祭りに参戦。イラストはうなみや氏。
魔法・歩行ユニットはそのままだが青属性へ。
王女としてお茶会と紅茶を嗜むセリーヌであるが、忍者になった今は茶道と緑茶に興味を持っている。
武器スキルに『花と茶の忍法帳』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
2回攻撃(敵から攻撃された時も、2回攻撃可能)
周囲2マス以内の味方の、周囲2マス以内に移動可能。
敵軍ターン開始時、自分と周囲3マス以内にいる味方を10回復
敵軍のターン開始時スキル発動後、自分と周囲3マス以内にいる味方の弱化を解除し、さらに、弱化を除く【不利な状態異常】を2個解除
周囲3マス以内の味方は、戦闘中、速さ、魔防+4、戦闘後、10回復
自分から攻撃した時、または、周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が戦闘開始時の自分の速さの15%+5だけ増加
ダメージ+マップ上のHPが50%以上の味方数×6(最大18、範囲奥義を除く))、戦闘後、10回復。
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、魔防-4、かつ戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効、自分の奥義発動カウント変動量-を無効
敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効『速さ魔防の拍節4』
Cスキルには自軍ターン開始時、および、敵軍ターン開始時、自分を中心とした縦3列と横3列にいる魔防が「自分の魔防+5」より低い敵の速さ、魔防-7、【謀策】、【弱点露呈】を付与『速さ魔防の謀策3』
通常版のヒーラー性能がさらに磨きを掛けてパワーアップ。
回復量が増えたのはもちろんだが機動力も獲得して回復機会も増えた。
しかも状態異常を治してくれるので不利になる展開も減った。
戦闘面も忍者超英雄恒例の二回攻撃武器と謀策、拍節と申し分ないのでここぞという時には戦いたい。
しかし弱点は通常版と同じ。
味方、HP依存は据え置きで少なくなる(または範囲外にいる)と弱まり、誰もいないとほぼ無力なのもそのまま。
死の吐息や範囲奥義のように広範囲へのダメージをばら撒く効果や不治の幻煙のように回復そのものを封じるスキルが天敵も一緒。
一応通常版みたいに弱くなる機会は減っているが軽減効果が失ったのでむしろ物理の耐久面は弱くなっている。
追記・修正は小さな幸せを噛み締めながらお願いします。
- 愛国過ぎて漆黒の意志が垣間見える子 -- 名無しさん (2023-11-20 18:14:33)
- 邪竜セリーヌの蔑む顔見ているとゾクゾクする -- 名無しさん (2023-11-20 21:32:00)
- 中の人的にアルムと組ませたかった -- 名無しさん (2023-11-20 22:44:18)
- ↑一応セリカ(の中の人)とも結構仲良いから… -- 名無しさん (2023-11-21 00:25:06)
- ユニットとしては体格が低めなのを何とか出来ればオールラウンダー、出来なければ器用貧乏系? -- 名無しさん (2023-11-21 15:26:36)
- ↑最終的にはセネリオと組んで必中のサンダーストームを撃ちまくり、敵が近づいてきたら倭刀あたりで切り捨てる誘い受け王女になる。体格は期待値で7まで伸びて中堅クラスの武器ならペナルティは受けないから、自然とオールラウンダーに育つと思う。 -- 名無しさん (2023-11-22 22:28:59)
- オールラウンダー過ぎて相性の悪い紋章士がそういないのが嬉しい。というか癖のあるリーフをまともに使いこなせる1人 -- 名無しさん (2023-11-23 08:44:26)
- このキャラがきっかけで演者の鬼頭明里氏を知ってファンになったのは邪道? -- 名無しさん (2023-11-23 15:14:43)
- 父親を早くに失い、兄も病弱…親しい人が亡くなることを恐れるのも当然か… -- 名無しさん (2023-11-24 04:47:07)
- 国に害を為す相手には容赦しない・手段を選ばないのは他の王族も同じだとは思うけどこの子に関してはそういう態度を表に出すのを躊躇わないというかそういう面を出した時の普段との差にゾッとするというか -- 名無しさん (2024-02-03 09:53:28)
- 基本的に優しいし人当たりも良い善人だけど自国に手を出す敵は徹底的に叩き潰すとかシャンクスかよ。 -- 名無しさん (2024-04-10 14:04:28)
最終更新:2024年11月25日 05:59